永福小学校の校内研究(平成22年度/23年度)

数学的思考力・表現力を育てる指導の工夫

本校の児童は算数の区学力テストによると、区平均よりやや正答率が高いという結果が出ています。しかし、学習内容を十分に習得していない児童も何人かいる現状があります。内容領域でみると、計算や知識理解の分野は正答率が高いですが、数学的思考力は正答率がやや低くなっています。授業の様子をみても、答えは求めることができるのに、考え方を説明することには苦手意識をもつ児童も多く見られます。

そこで、算数の中でも問題解決的な学習を中心にしながら、次のような力を育てたいと考えます。

  • @ 言葉、数、式、図、表、グラフを用いて自分の考えを分かりやすくまとめたり、
    説明したりする力
  • A 自分や友達の考えを根拠を明らかにしながら筋道を立てて説明したり、
    体系的に考えたりできる力

また、今年度本校は、済美教育センターの学力向上委員会の算数の研究発表校に指定されており、1月には、研究授業を全クラスにおいて実施することになっています。この機会を生かし、上記のようなテーマを設定し研究を進めることにしました。

とくに、問題解決型の授業において児童が意欲的に学習に取り組み、より深く考えることができるように次の点を工夫しています。

  • @ 子供の興味関心を喚起する発問、問題提示の仕方
  • A 子供の思考過程の把握と整理の仕方
  • B 問題解決の過程が分かる板書計画
  • C 子供の思考が整理されるようなノート指導

このような取り組みによって、児童が今まで学習したことを生かしながら問題解決にあたり、筋道を立てて考えたり説明したり、友達の説明を聞いたりすることで「わかった」「できた」「算数がおもしろい」と感じられるようにと願っています。

 

研究授業の紹介

研究授業の報告「校内研究だより」です。実施された授業の順にご紹介していきます。

(pdfファイルが開きます。数字はpdfファイルのデータ量です。)

平成23年度

平成23年9月21日実施
「面積」(4年)(173KB)

複合図形の面積を、今まで学習した長方形や正方形に帰着して考えることを捉えさせることがねらいです。子どもたちは自分の考えをお互いに発表検討しながら、数学的な思考力の基礎を学びました。

平成23年9月28日実施
「体積」(5年)(193KB)

複合図形の面積を、今まで学習した直方体や立方体に帰着して考えることを捉えさせることがねらいです。子どもたちは自分の考えをお互いに発表検討しながら、数学的な思考力の基礎を学びました。

平成23年10月12日実施
「円の面積」(6年)(223KB)

円の面積が計算で求められることを理解させるとともに、円がある複雑な図形の面積を求める能力を伸ばすことがねらいです。子どもたちは自分の考えを小グループで話し合ったり、クラス全体で発表検討して、多様な考え方の共通点を見つけていきました。

平成23年11月2日実施
「かけ算九九づくり」(2年)(163KB)

6×4の答えを今まで学んだ方法で求めることがねらいです。授業では課題を提示し、既習事項を想起させることにより、解決の見通しをもたせました。

平成23年11月30日実施
「くらべかた」(1年)(224KB)

長さ、かさ、広さなどの大小について比べ方を理解することがねらいです。既に学習した方法を用いて、自分なりに比べ方を考えたり、実際に操作して様々な比較方法を学びました。

平成22年度

平成22年5月26日実施
「異分母分数の加減の意味と計算の仕方」(6年)(205KB)

分母の違う分数の計算の方法を、既習事項を生かして考えることがねらいです。分母の違う分数も分母をそろえることでこれまでのように計算できることを学習させます。

平成22年6月2日実施
「少数どうしのたし算」(4年)(221KB)

少数どうしのたし算の計算方法を、既習事項を生かして考えることがねらいです。数の相対的な見方(0.1のいくつ分)を基にして整数の計算の仕方と同じように計算することができることを学習します。

平成22年7月7日実施
「単位量あたりの大きさ」(5年)(211KB)

平均の考えを使って混み具合を考えることがねらいです。どちらかの量をそろえることによって、混み具合を比べられることにきづかせながら学習します。

平成22年9月22日実施
「あまりのある割り算」(3年)(159KB)

あまりのある割り算の計算の仕方を学習させます。授業では、飴を同じ数ずつわける(余りの出る場合)課題を提示し、どのようにしたらあまりのある割り算ができるかについて自力解決を試みました。

平成22年10月20日実施
『掛け算(1)』(2年)(203KB)

かけ算の学習の前段階として、物の数を一つ一つ数えるのではなく、同じ数の固まりをつくり、「基準量のいくつ分」という見方について考え、理解することをねらいとしています。

平成20・21年度の校内研究はこちら

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