平成23年度 授業改善推進プラン(一単位時間の配慮点)
   杉並区立和泉中学校   教科名:社会    
指導技術 観点別の授業改善の視点
教師の指導
(授業規律・指導技術・発問・板書・個別指導・ノート指導等)
関心・意欲・態度を向上させるための手だて 思考・判断・表現能力向上のための手だて 資料活用の能力を向上させるための手だて 知識・理解を向上させるための手だて
導入 1学期までの状況と問題点、今後に向けて
 どの学年も忘れ物をする生徒がおり、彼らは授業に引き込む導入段階からつまずいてしまい、授業に積極的に参加できない様子が見られる。道具を忘れないよう、指導を繰り返しながら授業に参加させたい。しかし全体には、授業に対して前向きな姿勢で取り組んでおり、授業の展開にのせていくことができている。
前回の授業内容の確認をする方法として、「本時のねらい」を生徒に明示することや、最後に説明した事項を簡単にもう一度説明することで記憶がよみがえり、次の内容に入りやすくなる。 導入としては、関心意欲が主たるポイントと考える。 導入としては、関心意欲が主たるポイントと考える。 導入としては、関心意欲が主たるポイントと考える。
展開 1学期まででの状況と問題点、今後に向けて
 2,3年生は昨年度と比べてノートを書きとる力が向上し、情報量が豊富なノートを多くの生徒が作り上げている。また資料からわかることを意見として書いたり述べたりできる生徒が増えてきた。全体にはよいのだが、まだノートを注意しないととれない生徒や、集中力にかけていて見るべき資料に正対できないために力がつかない生徒もいる。声をかけ続けて授業の中に取り込んでいきたい。1年生は知的好奇心が強く、積極的に発言したり意見を述べたりできるので、活気のある授業が展開されている。
難しい説明をする場面で話についてこられず、意欲が減退してしまうことがあるので、平易に、また例え話を使いながら、生徒の目の表情に注意しながら授業を進めていくことが重要である。 思考判断の基本には、当然社会科としての基本的な知識がなければ空論に終わってしまう。多角的多面的な知識を伝えたうえで、自分の考えをまとめることや他の人にわかりやすく伝えることに力を入れる。 資料活用の力をつけるためにも、教科書や資料集にある地図や統計、図表などからわかることを生徒各自に考察させていく指導を、これからも積極的にとりいれて行っていく。 ノートをたくさん書きとっていくことでノートの情報量が多くなり、それが定期考査の学習につながっていく。そのためにも特に重要な話は繰り返したり、ひときわ大きな声で話すなど工夫を続けていく。
まとめ 授業の終わりにもう一度、本時の学習事項をおさらいし、確認することで、あいまいな理解だったことを自覚して補ったり、知識の定着と確認ができる。授業の展開上、まとめの時間がうまくとれないこともあるが、極力時間を生み出して取り組んでいきたい。 関心意欲の根本には、もっと知りたいという知的好奇心の強さがある。上記のような基礎的な力の定着とともに、社会科に力のある生徒が満足できるような高度な知識情報にもどんどん触れていくことが大切である。 いま「考える力」が重視されている。社会科としてもこの観点は最重要点であると考える。基本的な知識理解に力を入れながら進めながらも、他の人の意見を評価し、自分の視野を広げて考察することを目指す。 長い休み中に必ずレポートを作成させている。生徒各自が自分のペースで、資料を収集して構成を決め、わかりやすく表現に工夫をしながらまとめあげていく。この経験はとても大きいので、今後も継続していく。 社会科はどうしても必死に暗記しなければならないことが多い。自分が作ったノートの情報をもとに、テスト前に十分時間を割いてしっかり覚える習慣を早く生徒個々に定着させていきたい。