杉並和泉学園中学部「第三回卒業式」が挙行されました。(3/20)

3月16日金曜日、中学部第3回卒業式が挙行され、55名の生徒が本学園を巣立ちました。

当日は、ご来賓である杉並区子ども家庭支援部長 鈴木雄一様から「学ぶということの本質、学び続けることの大切さ」等についてお話しをいただいた他、斎藤中学部PTA会長からも「友の大切さ、人と人の支え合うことの大切さ」等のお話しをしていただきました。

生徒会長の赤城蓮さんも在校生代表として、卒業生から学んだ事等について話した後、卒業生が築いた学園の伝統の土台を自分たちが引き続き、守り、高めていく決意を堂々と述べていました。

卒業生からは、代表の岡村啓汰君、松崎朱夏さん、チャルディーニ・パスクァーレ君の3名が、3年間の様々な思い出とともに、旅立つ決意、仲間や先生方への感謝の気持ちを語ってくれました。9年生の歌も感動的で心に響きました。

今年度の卒業生は、行動は比較的控えめでしたが、心の中に何事にも全力を尽くそうとする熱い情熱とチャレンジ精神をもち、皆が仲の良い優しく、素敵な生徒たちでした。

卒業生の残してくれた「何事にも全力を尽くす。」「失敗を恐れずチャレンジする。」「誰に対しても優しく接する」こと等は、これからの杉並和泉学園の児童・生徒の気質として継承すべきことであると思います。そして、来年度の卒業生、再来年度の卒業生がその気質を受け継ぐ中で、やがて伝統となっていくことを心から願っています。

今年度から実施した、小学部の1年生から中学部の8年生までの全員で、花道を作り、卒業生を拍手で送りだす「歓送式」も心温まるもので、卒業生もとても感激していたようです。

小学部の児童たちも、涙で「花道」を歩く中学部9年生の姿から、何かを学び取ったものと信じています。

以下、私の卒業式で話した式辞の原稿を紹介します。

「式辞」

神田川沿いの桜も、その蕾を膨らませ、開花の時を今か今かと待ちわびています。

そして、和泉の町のいたるところで春の息吹を感じる、この良き日に、杉並区保健福祉部子ども家庭担当部長 鈴木雄一様、区議会議員 横山えみ様、新城せつ子様、大泉やすまさ様をはじめ、多くのご来賓やご家族の方々のご臨席を賜り、杉並和泉学園中学部第3回卒業式を挙行できますことは、この上もない喜びであり、学園を代表いたしまして、心からお礼を申し上げます。

さて、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

ただいま、皆さんには、中学部の課程を全て修了したことを認めた卒業証書をお渡しいたしました。皆さんは、国が定める9年間の義務教育を立派に終えることができたのです。

本学園は小中一貫教育校であるため、9年前の皆さんの姿を現在の小学部の可愛らしい一年生から思い出すことができます。この9年間で驚くほど、心身ともに大きく成長していることを一人一人が実感していることと思います。

特に中学部の3年間は、その心と体の成長スピードが一生の中で最も大きな時でありました。先ほどの卒業証書を受け取る皆さんの表情、姿からも、中学部での逞しく豊かな成長を実感することができました。

皆さんは、本学園が新たに小中一貫教育校として開園した平成27年4月に中学部に入学し、この新しい学び舎で3年間全部を過ごした、はじめての卒業生になります。まさに、本学園の伝統の基礎を力強く築き上げた学年であります。

今、ここに集う下級生がどの学校の児童・生徒よりも思いやりの心をもち、規律正しく、何事にも前向きであるのは、皆さんが新たに作り上げた校風によるものであります。日々の学校生活は勿論、「運動会」「合唱コンクール」「特別支援学級連合行事」「部活動」「社会貢献活動」「小学部との交流活動」などにおいて頑張る姿や仲間たちと協力する姿を良い手本として下級生に見せてくださいました。

その行動・活躍などにより、本学園の素晴らしい校風・文化の土台を築き上げてくれましたことに、心より感謝したいと思います。

それでは、本学園を卒業するにあたり、卒業生の皆さんに私から2つのメッセージをお伝えしたいと思います。

1点目は、「夢や理想を胸に抱き、その実現に向けて、失敗を恐れることなく挑戦することの大切さ」についてお伝えします。

昨年12月、高校入試に向けた面接練習を学園長室で行いました。その中で将来の夢、高校卒業後の進路等について尋ねた時、多くの生徒が将来の夢を力強く語る一方、なかなか定めることができず、高校進学後に考えるという、慎重派の生徒も少なからずいました。

夢は生きる喜びであり、生きるエネルギーです。また、理想として生きる目標や計画を立てることは、その人の生き方を広げ、心をたくましいものにしてくれます。

その夢を実現することについて、ディズニーランドを作ったアメリカの実業家、ウォルト・ディズニー氏は、「夢を実現する秘訣は、四つの「C」の付く英単語に集約される。」と語っています。その四つの英単語とは、「CURIOSITY=好奇心」「CONFIDENCE=自信」「COURAGE=勇気」「CONSTANCY=変わらぬ強い意志」であるとしています。

ディズニー氏は、この「好奇心・自信・勇気・変わらぬ意志」を大切に、くじけず挑戦を続け、子供も大人も一緒に幸せな気持ちを味わうことのできる「ディズニーランド」を作るという自らの夢を実現したのだと思います。

皆さんは、この3年、日々の学習を通して、将来の為に必要な「3つのC」と呼ぶ力、クリエイト=創造する力・コミュニケート=かかわる力、チャレンジ=挑戦する力に磨きをかけてきました。

これら、本学園で磨いた「3つのC」と呼ぶ力に加え、ディズニー氏の語る「4つのC」を心の中に準備できた時、夢・理想の実現を信じ、失敗を恐れず挑戦を続ける逞しい姿を実現するものと確信しています。

2点目は、「将来、自立できる心と力に磨きをかける。」ということです。

義務教育を終え、中学部を卒業するということは、自立に向けた一歩を踏み出すということです。今までは、ご家族や周囲の人たちの温かい援助などに支えられて、皆さんは大きく育ちました。しかし、今回、進路を選択する際には、周囲のアドバイスをもとに自分自身がじっくり考え、納得して受験する学校等を決めたのだと思います。

経済的な自立はまだ少し先の事かもしれませんが、自らの夢の実現や日本・地域の未来を担うため、どのような人生を歩んでいくのか、その為に何をしなければならないのかなどを、自ら考え、良き大人に学び、責任をもった決定と行動のできる自立心をもつ大人に成長しなければなりません。

今、卒業証書をもつその手に、たった3年後には、国民として選挙権を握ることになります。選挙権を握るという事は、大人になる、日本の未来の担い手になるということです。皆さんの教室に掲示されていた四つの「学園教育目標」の中の「社会に役立つ人」だけに、二重丸が付き、社会貢献活動等を実施していたのも、このことに繋がります。

4月から始まる上級学校での生活においても、近い将来、大人の仲間入りをしなければならないという事をしっかりと肝に銘じて、自立心を育んでいただきたいと思います。

そして、その生活の中で、迷いや悩みなどが生じた時には、これまでかかわってきた本学園の教員にいつでも相談にいらしてください。

本学園は、これからも皆さんのもう一つの「ふるさと」として、温かく迎えたいと思っています。

さて、今日までお子様を温かく見守り育ててこられた保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。

本年度の卒業生は、表現が控えめな生徒たちではありましたが、心の内に熱い情熱を秘め、素直な心、優しい心をもつ、素晴らしい生徒たちでした。

私たち教職員にとっては、忘れがたい、離れがたい生徒たちではありますが、遂に最後の日を迎えることとなりました。これまで、中学部3年間の本学園に対するご協力やご支援に心からお礼申し上げます。

結びになりますが、ここにご参列いただいた、皆様に、これまで以上に、本日、本学園を旅立つ、55名の卒業生の今後のさらなる成長と活躍を期待し、応援してくださいますことを、お願いいたしますとともに、皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、式辞といたします。

平成三十年三月十六日 杉並和泉学園長 和泉中学校長   田 中  稔

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