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             つぶやき


  つぶやき  ここだけの話だけど

  つぶやき  あまり大きな声では 言えないけれど

  つぶやき  そっと誰かに 聞いてもらいたくて

  つぶやき  今だから 言えることもあるけれど

  つぶやき  分かってもらいたい 本音の気持ち

  つぶやき  もしかしたら 一番大切な話なのかも


                     詩奈津 羽何処



 週初めの朝会での話は、毎回どんなことを話そうかと考えます。

1年生から6年生のみなさんに話す内容として、分かるだろうか?

簡単すぎても難しすぎても、いけません。

 でも、自分の思いを自分の言葉で伝えていきたい。

 すると、難しく考えすぎないで、日々感じたことを話せばいいのかな。

 そんな心のスケッチを描いていきたいなと決めました。

 

 「月曜朝会」の話

 結構、その場限りで忘れられそうです。

 でも、こどもたちに伝えたいことはいっぱいです。

 そんな気持ちを何かで残せればと、思い出してみました。

 

 読んでみて、何か感じていただければ幸いです。

 平成2256()

  すぎなみくりつ くがやましょうがっこう

                こうちょう  こどう つなし

 

                                            6・7月へ >>

 4月6日  「私の名前について」 〜新年度出発〜     始業式


 全校のみなさん、進級おめでとうございます。

 そして、はじめまして。私は、このたび校長としてこの久我山小に参りました小堂と申します。

 今日は、初めてということもあるので、私の名前について説明します。先生の苗字の「こ」は、小学校の「小」の字を書きます。続いて「どう」は、卒業式でもよく使われる「威風堂々」の「堂」を使います。分かりますか?こんな感じのメロディーです。(ちょっと歌う。)

 下の名前は、こう書きます。(と言って、紙に大きく書いた「十」の字を見せる。)何だか、分かりますか。「じゅう」でも「テン」でも「とお」でもありません。でも「とお」と言う読み方は、ヒントになるかな?

 一緒に数を数えてみましょう。「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「いつつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」「とお」。分かりましたか。気がついた人もいるみたいですが、まだほとんどの人が分からないようですね。数え方の最後の言葉に注目してください。

 「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「いつつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」「とお」。分かりましたか。最後の「とお」だけは数え方の最後に「つ」が付きません。「つ」がない。「つ」がなし。だから、私の名前は「十」と書いて「つなし」と呼びます。

 子供の頃は、特に何とも感じていませんでしたが、いろいろな人と出会うたびに名前の由来について聞かれました。最初の頃は、もっとかっこいい名前が良かったのになんて思いましたが、時を経ていく中で、自分はこの名前によってたくさん得していることに気付きました。

 みなさんにも、一人一人に名前があります。先生のように独特な読み方の人は少ないかも知れませんが、お家の方々からの深い願いを込められた名前。是非、大切にしていって欲しいなと願っています。

 とにかく、今日は始業式。全員が新しい学年になりました。新しい気持ちで、この1年、がんばっていきましょう。

 4月12日 「交通安全週間によせて」〜自分の命は自分で守る〜

 先週から、交通安全週間が始まりました。朝、道路にお巡りさんや地域の方々が見守って頂いているのに気付きましたか?

交通安全週間は、春と秋の始まる頃に行われます。新しい季節、新しい学年になるこの時期、気持ちもうきうきします。そんな時、起こりやすいのが交通事故ということで、この時期に行われます。

 実は、私も交通事故にあったことがあります。ちょうど、小学校入学式の前日でした。オートバイとの接触事故でしたが、幸い入学式には参加できました。原因は、道路に出ようとしたときに左右の安全を確認しなかったためです。やっぱり、気持ちがうきうきしていたのでしょうね。みなさんの中にも交通事故に遭った人はいませんか。(4〜5人の手が挙がる)

 「自分の命は自分で守る」という言葉があります。ご家庭や地域の方、そして学校の先生や主事さん方、安全誘導員の方々、たくさんの見守っていただいている方がいらっしゃいますが最後は自分の判断で行動しています。「自分の命は自分で守る」姿勢を育てていってください。

 4月19日 「人にやさしさ」 〜優先席から考えたこと〜
 
 今日は、1年生が一緒に並んでの初めての朝会ですね。1年生のみなさん、よろしくお願いします。私が久我山小学校に来て、3週間たちました。その中で私が感動しているのは、皆さんの元気なあいさつです。今日の天気のように気持ちまでさわやかになってきます。

 さて、今日は学校の教育目標である「人にやさしさ」についてお話しさせていただきます。

 私は、学校に来るまでに4本の電車に乗り換えてきます。電車好きにはたまりませんが、乗る側としては、結構面倒なものです。そんな電車の中に「優先席」「シルバーシート」等があります。

どんな場合に使うか知っていますか。

 「お年寄りの人」「体の調子が悪い人」「赤ちゃんがお腹の中にいる人」などが、座るために設けられたものです。「優先席」の「優」という字、音読みでは「ゆう」ですが訓読みでは何と読むか分かる人はいますか?(高学年の児童から「やさしい」との返事)その通り、「やさしい」と読みます。つまり、「優先席」とは、「ま(先)ずは、やさしさを!」「やさしいきもちをたいせつに!」と伝えているように感じました。

 しかし、優しい気持ちを伝えるのは結構難しいもので、みなさんも座席を譲れなかった経験はないでしょうか。学校生活の中でも、ちょっとした言葉が人を傷つけたり嫌な思いをさせたりすることがあります。できそうでできないのが「人にやさしさ」かも知れません。

 最初に伝えた「あいさつ」という言葉がけは、「やさしさ」への第一歩の行動です。素敵なあいさつで「やさしさ」の溢れる久我山小をみんなでつくっていきましょう。

 4月26日 「当たり前」の不思議 〜スペースシャトル〜
 
 みなさんは“山崎直子さん”を知っていますか。なかなかピンと来ない人もいるようですが、つい先日スペースシャトルに乗って、宇宙で仕事を終え、無事地球に還ってきた宇宙飛行士です。(こう話すと、子どもたちは「あっ、そうか。」と頷きました。)

 私も興味をもってテレビを観ていました。すると、あることに気が付きました。山崎さんが地球にいた時の顔と、宇宙で活動している時の顔が違うのです。皆さんも気が付いた人はいますか?

比べてみると、山崎さんの顔は地球にいるときよりむくんで見えました。しかし、決して体調を崩したということではありませんでした。

 その理由がこれです。(と言って、ドッヂボールと人形を出す。)このボールのように地球は丸い星です。今、地球の上にこの人形は立っています。(ボールの上に人形を置く。)それでは、これではどうでしょうか?(ドッジボールの下に逆さにした人形を置く。)「あーっ。」なんて落ちることはありませんね。これは、地球には重力とか引力が有るからだそうです。だから、地球の中心に引っ張られるため人間は地球の下にきても立っていることができる訳です。

 宇宙には、この重力がありません。そのため、人体の中の約1.5リットルの血液が地球にいるときより頭の方にいき、頭部がむくんでいくということになるそうです。山崎さんも地球に戻ってきた時のインタビューで「地球の重力というものを感じました。」と答えていました。

 立てること、物が落ちること、生きているということ、私たちが普段「当たり前」と思っていることに疑問を抱いてみるとたくさんの発見があります。是非、普段の学習の中でそんな「当たり前」から発見をしてみてください。勉強はもっとおもしろくなるはずです。

5月6日 「離任式によせて」 〜出会いと別れのシーンから〜

 
 ゴールデンウイークが終わりました。あまりに久しぶりなので、今日はみなさんの顔が見られるのか心配していましたが、元気な顔を見られてほっとしています。

約1週間前は、昨年度まで久我山小学校にいらっしゃった先生・主事さん方との離任式がありました。同じ日の朝、私も前任の渋谷区立臨川小学校の離任式に行ってきました。私は副校長の立場ですから、直接学級をもって授業をすることはありませんでしたが、時々子どもたちと会います。その時々とは、挨拶をする瞬間だったり、担任の先生が休まれて学級に入ったり授業をしたりする時です。そんなほんのわずかな出会いですが、子どもたちが覚えていてくれて、とっても嬉しいお手紙を書いてくれたので、今日はそれを紹介します。手前味噌になりますが、聞いてください。

「2年間、お世話になり、ありがとうございました。この2年間で、月の勉強やいろいろなことを教えていただいて、ものすごく理科の勉強が好きになりました。私が友達関係で悩んでいたあの時。お金のことでいじけたことだってありました。でも、校長先生と一緒に考え導いてくれた小堂先生のおかげで、大変助かりました。

運動会や盛り上がるところでは必ず嬉しそうにしていましたね。その笑顔が2年の間、いっぱいあふれていました。輝いて見える笑顔。さみしい時、悲しい時はいつでも励ましてくれましたね。でも、その笑顔がいつでもこの臨川小学校全校児童を笑顔にしていました。小堂先生は、元副校長先生として大変でしたね!いつも横を通ると笑顔で挨拶をしていただき、とっても元気になりました。でも、次は校長先生として久我山小です。みんなに笑顔をあげる先生になりますね!私は、その笑顔と元気を忘れず、今、最高学年、6年生としてがんばっています。小堂先生も新しい生活、学校で私たちのことを忘れずがんばってください。これからも応援してます。」

こんなお手紙です。胸にジーンときました。皆さんも先日、離任式で先生や主事さん方にお手紙を渡しました。一人一人の方々が皆さんからの手紙を読みながら感動されていることと思います。出会いと別れ、一つ一つを大切にしていきたいですね。

さあ、新しい月、五月が始まりました。天気もさわやか、新しい気持ちで出発しましょう。


5月10日 「新聞紙を半分にすると」〜小さな積み重ねを大切に〜


 今日から、夏休みまでは祝日がありません。しっかり、学校生活を楽しんでいきましょう。さて、今日は、これを用意しました。(と言って新聞紙を見せる。)

低学年の皆さんには難しい言葉かもしれませんが、長さを表す単位にミリメートルがあります。今日は、それよりも小さい数で表す小数を使います。この新聞紙を厚さ0.1ミリメートルとして、どんどん半分に折っていきます。これで1回、これで2回というふうにどんどん折ります。もちろん紙だから限界があって、きれいに折るには8回ぐらいまでと言われますが、仮にこれが、何回でも折れると考えます。

ここで問題です。これを、どんどん折っていくと何回目かで富士山の高さを超えます。さて、何回目ぐらいでしょうか?(といって、10回、20回、30回・・・50回以上と、子どもたちに挙手してもらう。)

なんと正解は26回だそうです。思った以上に少ないので、私は驚いてしまいました。富士山の高さは「みななろうの3776メートル」です。26回折るだけで、それをこえてしまうんですね。

2問、さらにこれを続けていくと、なんと地球から月の距離まで達するそうです。さて、何回で達するでしょうか?(といって、30回、40回、50回・・・100回以上と、子どもたちに挙手してもらう。)

なんと42回で達してしまうそうです。これも、あまりの少なさにびっくりしてしまいます。みなさんは挑戦しないでくださいね。宇宙には、空気もありませんから。

今朝、学校に行く時に2年生の子が隣に歩いていたので、「学校まで何分ぐらいかかるの?」と聞きました。答えは「10分ぐらい。」でした。そうすると、低学年くらいの足なら往復で1キロメートルくらい歩いていることになります。これを1年間毎日続けると、東京から名古屋まで以上の距離になります。

0.1ミリメートルの新聞紙の積み重ね、毎日歩く距離積み重ね、数え方は違いますが、小さな努力の積み重ねが大きなことを成し遂げていくことが分かります。

みなさんの日々の一歩一歩を大切にしていってください。

5月17日 「スーザン・ボイルに学ぶ」 〜夢に向かって〜


 今日は強い日差し、紫外線も強いそうです。今週の金曜日は、全校遠足がありますね。1年生にとっては、初めての遠足です。楽しみにしてください。

 

毎朝、私はこの音楽で起きています。(と言って、携帯から音楽を流す。)

聞いたことがある人はいますか?(2〜3人が手を挙げる。)これは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」(ああ無情)の中の「夢やぶれて」という曲で、1年ぐらい前から「スーザン・ボイル」という人の歌声で世界中の話題になりました。48歳という年齢での挑戦でした。

スーザン・ボイルは、もともと「学習障害」という病気をもち勉強はあまりできませんでした。そのため、クラスの人からのいじめにあいました。だけど、歌うことは大好きで、夢は歌手になることでした。しかし、年を経る中で、たくさんいた家族も結婚したり亡くなったりして、スーザン・ボイルは独りぼっちになってしまいました。

特に最愛のお母さんが亡くなった時は、声も出ないくらいの大きなショックを受けましたが、“自分が夢に挑戦することが母に応えること”と信じ、オーディションに挑戦しました。

歌手というと、テレビに出てくるアイドルのように「かわいい」とか「きれい」なことが当たり前のように思われていますが、中年女性のスーザン・ボイルはそれとは程遠いものでした。しかし、オーディション会場で彼女が歌うやいなや場内の雰囲気は一変しました。

その模様を伝えるインターネット(You Tube)では全世界から3億回を超えるアクセス、デビューCDは史上最高の予約数を記録し、女性アーティストのデビュー作セールス記録を塗り替えてしまいました。

みなさんにも夢があると思います。学習障害やいじめにも負けず、最愛の母親の死を乗り越え、自分の夢に生きようとするスーザン・ボイルの姿、すばらしいなと思いました。みなさんのこれからにも、いろんなことがあるかと思いますが、夢に向かって生きることを大切にしてください。

5月24日  「全校遠足」 〜みんな大好き久我山っ子〜


 3日前に全校遠足がありましたが、ずいぶん前の出来事のように感じます。今日はそのときの感想を話させていただきます。あの全校遠足を通し、私はみなさんのことをさらに好きになりました。その理由をお話します。

 

一つ目は、全員とまではいきませんがほとんどの子が「手をつないで歩いていた。」ことです。出発間際、私は皆さんに「3つの『あ』」(あいさつ、あんぜん、あとしまつ)の話をしました。手をつなぐのは、安全のための「あ」に当たります。1〜3年生と4〜6年生が手をつなぐことになっていましたが、それぞれが目的を意識して行動している姿にうれしく思いました。

二つ目は、公園に到着した後の「なかよし班での仲良く遊ぶ姿」です。実は、世の中のほとんどの集団は縦割り班です。学校も同じです。先生方で同じ年の人はほとんどいません。それぞれの経験やできる事を生かしながら、みなさんが楽しく学校生活ができるように工夫しています。みなさんも、全校遠足ではそれぞれの役割を果たしながら楽しく過ごしていました。感心しました。中には「男子が勝手なことばかり」とか「女子が言うことを聞いてくれません」とか言う言葉も耳にしました。それも、社会では起こりうること。勉強です。生かしていってください。

三つ目は、昼食後の「クラス遊びの姿」です。先ほどの縦割り班とは違い、同じ年齢で同じ学校に通い同じクラスになることは、なかなか稀なことです。そういうのを『縁』とも言います。そんな縁深き人たちが集まったクラスが、それぞれの学級でいろんな遊びを一緒になって楽しんでいる姿は、とても素敵でした。

この3つの理由から、私は、みなさんのことがますます好きになりました。

 

さて、6月には「久我山小まつり」があります。各クラスで工夫してお店を出すことになりますが、それぞれが自分のクラスこそ一番になるつもりで、がんばってください。期待しています。

 

5月29日(土)  「校章について」 〜一人一人が主人公〜


 今日は、曇り空ですっきりしませんが、学校公開日です。普段通りにがんばりましょう。さて、皆さんは、この学校の正門を知っていますか。あそこは北門です。そう、先生の背中側、西にあるのが正門です。そこに、二本の大きな木があります。何と言う名前か知っていますか。(「シイの木」という声が聞こえる。)そう、シイの木です。この木は、学校が生まれる前から、立っています。何歳ぐらいだと、思いますか。何と200歳以上です。人間の寿命も遥かに超えています。だから、このあたりの事や学校ができた時の様子など、いろんなことを知っています。

久我山小の校章を思い出してみてください。上に「久我山」の文字があります。下に葉っぱがいっぱいの木の絵があります。この木の名前を知っている人はいますか。(手を挙げた子がいたので、答えてもらうと「カナメモチ」との返答。)よく知っていますね。「カナメモチ」と言います。どうして、久我山小学校の校章は、200年以上も生きている「シイの木」ではなく、学校の周りを囲って垣根を作っている「カナメモチ」なのでしょうか。不思議に思い、私は周年記念誌で調べてみました。すると、こんな風に書いてありました。「緑に囲まれた久我山小の中で、シンボルとして扱われていくシイの木よりも、むしろあまり目立たないかもしれないけれど、見事な垣根となってがんばっているカナメモチをモチーフに、久我山小の子どもたち一人一人が主役になるような学校という願いをこめて校章が作られました。」このように、一人一人が主人公、みんなのがんばりで久我山小を創っていきましょう。

保護者のみなさん、本日は学校公開においでいただき、ありがとうございます。今日、私はこのネクタイを締めてきました。ミッキーマウスのネクタイです。このネクタイ、近くでじっくり見るとかくれミッキーやかくれミニーが見えます。参観ということで、今日はご自分のお子さんを見ることが中心になるかもしれませんが、是非クラスの他のお子さんの様子もご覧ください。日々の生活の中、けんかをする姿もあります。仲良く過ごす姿もあります。遠くから見ると緑のネクタイ、よく見るといろんなものが見えてくるように、我が子と共にクラスの子どもたちも見てあげてください。よろしくお願いします。

児童のみなさん。さあ、今日の学校公開。いつもと変わらずに普段通りの姿でいきましょう。

 

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