10月19日  山本健翔さんによる授業
「言葉から発想する即興劇」
谷川俊太郎さんの「すいっち」と「生きる」という詩を使って即興劇を作る授業です。
ただし、「詩の言葉を変えない」といいうことがルールでした。
2つの詩は、当日の朝に配られたので、子どもたちはあらかじめじっくり読んで、考えるということはせずに授業に望んでいます。
「すいっち」その1
まず、大きな円になり、順番1行ずつ読んでいきます。
次に、詩の中から1〜3行選んで覚えました。
選ぶ行は、続いていなくてもよいと言うことで選んでいました。
「すいっち」その2
自分の選んだ詩の1〜3行からイメージされることを考えて、その文を台詞として入れて即興劇を考えました。それぞれの選んだ詩の文を入れた即興劇を考えるので、2人で2つの即興劇ができました。
「すいっち」その2 発表
夜遅く池袋から帰ってきて家の人に「危ないでしょ」と責められる設定。
「どうしてこんなに遅くまで池袋なんかに行っているの」
と言われ、最後に詩の中の台詞から
「じぶんのからだでかんじたいんだ
 じぶんのこころでかんじたいんだ
 まちがえたってこわくない」
と、しめくくりました。
「すいっち」その2 発表
いつまでもテレビを見続けている子どもに、お母さんが注意するという設定。
「いつまでもこんなくだらないテレビばかり見てないで、さっさと勉強しなさい」
とお母さんに言われ、詩の中の台詞から。
「けしちゃいたいけどすいっちがない」
「生きる」
生きる気力をなくしている大人(劇作協の方々や教員)を元気づけるように読もうということで、グループに分かれて読みの分担をしたり、どのように読むかを相談したりしました。
「生きる」 発表
大人はそれぞれ
「 生きているということ
 いま生きているということ」
という部分だけを読むことになっています。
子どもたちは、自分の好きな一文を読むことにして発表したり、語りかけるような動作を入れて発表したりしていました。
最後に山本さんから……
「言葉にはどんな力があるか感じてください。「それはプラネタリウム」と言っただけで、生きようと思う力が出る人もいるのです。笑ったり、泣いたりという単純な言葉でも、「生きている」ということを表現できるのです。でも心には、言葉にならない思いがあるということに気づいてほしいと思います。言葉にならない思い、言葉の奥にある思いを感じ取れる人になってほしいです。そうすれば、互いに分かり合うことができると思うからです。そのためにも、たくさん本を読んでほしいと思います。」