11月9日  篠原久美子さん、関根信一さん、田中信也さんによる授業
「みんなでお話を作る」
めあてを確認する。
篠原さんから、
「前回考えたテーマを元に、それぞれが考えたお話はとてもすばらしいものでした。今日は、その中で『放課後の卒業式』と『未来の友情』を元にみんなでお話を作り上げていきましょう。」
ウォームアップゲームその1
2人一組で、相手の人と10数える間に、相談なしで2つで一組になるようなものを作りました。例えば、「ナイフとフォーク」「えんぴつと消しゴム」「花とジョーロ」など。写真は、「カップとソーサー」を作っているところです。
田中さんから、
「ゲームだから正解はない、みんなが違うということを楽しみましょう。」
といわれ、安心して楽しんでいました。
ウォームアップゲームその2
次に、2人で1つのものを作りました。「はさみ」や「おでん」など。写真は、2人で「めがね」を作っているところです。
ウォームアップゲームその3
次は、人間を作りました。「歯医者と患者」では、まずそれぞれが歯医者と患者になった後、「初めての治療でどきどきしている歯医者と、心配している患者」とか「間違った歯を抜いてまった歯医者と、激痛を感じる患者」(右の写真)など、次々場面が与えられ、考えて演じていきます。他に、「犬と飼い主」も演じてみました。
「放課後の卒業式」場面1
お話の一部分を篠原さん、関根さんが台本にしてくださったものを元に演じます。まずは、台本通り演じる組の子どもたちが演じました。
「放課後の卒業式」場面2
「何で先生なのに、卒業式をやってほしいと言うのか」
ということを考えながら、台本の続きを即興で演じてみました。それぞれの役の人柄を考えた台詞のやりとりがあり、一人一人がお話の中に入り込んで真剣に考えていました。
「未来の友情」
「放課後の卒業式」同様、台本通りに演じた後、その続きも即興で演じてみました。台本の中には登場しないけれども、お話の中での中心的な役割を担っている「氷(ひょう)」という人について考えながらお話を作り上げていきました。
演じる側、観る側
子どもたちは、この日取り上げた2つのお話のもと(子どもが書いたもの)をあらかじめ読んでこの授業に臨んでいます。お話を元に作られた台本は、この日の朝に配られました。おおかたの話の筋は分かっていますが、即興でどのような話の展開になるのか自分なりに考えながら、友だちが演じるのを真剣に観ていました。
これからに向けて
篠原さんから、
「演劇は、今日やってみたように、すぐに思いついてみんなで同時にやらなければならないものです。だけど、それが演劇のおもしろさなのです。これからみんなでいいお芝居を作っていきましょう。」