12月13日 場面毎の立ち稽古
自分の役に近づくために工夫しよう。
6年生全員が特活室に集まって演劇の授業が始まりました。今回の特別講師、かわせみ座の山本由也さんと益村泉さんが、いたちと女の子の人形を操って見せてくれました。生きているような動きにみんなびっくりです。
犬を操作する人と犬の声役の子は視聴覚室に移動し、篠原久美子さん・山本由也さん・益村泉さんの指導を受けました。犬の声役は、丸くなって集まり、役を確認した後、読み合わせをしました。
犬を操作する子は、益村泉さんの指導でコントローラーの調整を最初にしました。コントローラーが水平になっているとき、犬も水平になるように糸の長さを調整しました。コントローラーの調整が終わったら、犬の操作の練習です。丸くなって、歩く練習もしました。
後半は、犬の操作役と犬の声役が一緒に立ち稽古をしました。益村さんから、犬のどこに立ったらいいのか、どのように動かすとよいのか指導を受けました。段々、声と動きが一体化していきます。
特活室では、山本健翔さんの指導で未来へ出かける現代人役の子が練習しました。役作りのために実際の動きを考えていくことにしました。

現代人である杉浦博士の家の間取り図を具体的に考えていきます。博士はどこで研究するのでしょうか。博士のインタビューを聞いた家族はどのような反応をしたのでしょうか。電話をするときは、どのような動きをするのでしょうか。一つ一つ考えていきます。

自分たちの考えた間取りの部屋で、動きを入れながら練習していきます。「そんな時、実際にはどう動くのかな。」山本さんの声がかかります。実際にはない家具や家の様子が浮かんでくるようです。
体育館では、関根信一さんと鈴木里沙さんの指導で、未来人と警備員役の子が練習しました。最初にせりふの読み合わせをしました。
「せりふを言うとき、誰に言うのか考えながら言うといいね。」関根さんのアドバイスで、顔の向きや仕草が変わっていきました。立場の違いを意識するために、現代人は舞台の下、警備員は舞台の上にいます。
思い出のシーンの練習です。「おばあちゃん役でも、無理におばあちゃんらしくなくていいです。優しさが表れるように。」関根さんから声がかかると、子どもたちの動きが変化します。そこに毛布はないけれど、見えない毛布が掛けられました。
再び、6年生全員が特活室に集合しました。それぞれの場所での練習について報告し、感想を発表しました。最後に、校長先生の講評を聞いて演劇の授業が終わりました。次の授業が待ち遠しい6年生です。

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