2月25日・26日
「卒業公演に向けてGH」

2月25日

始めて、全員参加し、通し稽古をしました。
子どもには全員に自分のセリフを言う場面があります。
それまでみんなが、すらすらと出来てきた流れを崩したくない、
みんなが自分を見ている、
そのような重圧に、何人もの人が、声が小さくなってしまったり
セリフが飛んでしまったりしてしまいます。

そんなに誰でも、始めは完璧にいくわけはありません。

演出家の先生方が、3人がかりで1つの場面を
演出してくださいました。
前にやった通し稽古では見えにくかった、
人間関係や心境の変化が瞬く間に
分かりやすく、見やすくなっていきます。
体の向きや、立ち位置など少しの変更だけで
場面が、整理されていくのを、子どもたちは感じました。
また、稽古で繰り返す場面は、自分達で、こうしようかな、
次はこう直そうかな、と考えているのでしょうか、
回を重ねるたび、「現実味」が増していきます。

2月26日

本番まで、あと2日です。
衣装も舞台も、小道具も本番に向けてそろいました。
この日の通し稽古では、
セリフがない人はどんなことを考え、行動し、
どんな風に他の人のセリフを聞くのかを考えよう、
という目標で臨みました。

淋しそうな顔で聞いている人、驚いて聞いている人、
色々いました。
セリフを言っていない人がどう動くか、それを考えられるのは
今まで、演劇の授業で学習してきたからです。
富士見丘の演劇公演で六年生が見せてくれる素晴らしい劇の秘密は
セリフのない人も全員で場を支えることにあるのでした。
伝統にしていきたいですね。
この日の通し稽古は、今までで一番集中してできました。
「まだやれる、直せるところがある」
と様々な意見がでてきました。

明日はいよいよリハーサルです。