第2回 けんかの台本を演じる 
 7月20日(水)

来年2月24日の卒業公演までご指導をいただく
関根信一さんは、俳優・演出家として活躍なさっています。
劇作家の篠原久美子さんには、夏休みの宿題として
6年生が思い思いに書いてきた台本を
毎年一つにまとめ上げていただいています。

まずはじめにウォーミングアップです。
大きなのびをします。
ねこの気持ちになって、ニャーーーーー。

 
 

にゃーーーーーーーーーー。
息が続くまでのばします。

ランダムウォーク

 
 
この線からこちらが舞台です。

 
 
見知らぬ人とのけんか。
うっかり自転車を倒してしまった。
 
自転車を元にもどしあやまる。

 

ちょっと待ちなさいよ。
私がそれで許したと思ってんの? 
 
「ずっと友達だと思っていたのに・・・。
こんなの本当の友達じゃないよ。」
「どうしてそんなこと言うの?
今、そんなこと関係ないじゃない。」
 
  
父、母、子。
同じ台本でも演じる人によって伝わり方も変わります。
  
2人で分けて食べようと約束したケーキ。
弟が兄に気が付かれないように、そっと冷蔵庫から出します。
 
かくれて食べていたのがばれて、
「お兄ちゃんのバカ!」
 
丸くなって今日のワークショップのふりかえりをしました。

 
  子どもたちの感想 
 最初、少し難しいかな?って思っていたけど、だんだんやっているうちに演劇が楽しくなってきた。

自分が自分ではない人になるのは難しいなと
思う。でも、どんどんやっていくうちに、
はずかしかったのが楽しくなりました
。 

ぶたいに出る時はきんちょうしたけど、
やってみると意外に楽しくできたので良かった。

いつも音読とかではあまり声を出さない人が
演劇で大きな声を出していたので、
やればできると思いました。

 関根さんの言っていた通り、演劇は性別、年れい、
人種もこえることができると思いました。
これからも積極的にがんばりたいです。

関根さんの声の大きさが迫力があり
真似してみたいと思い、またはずかしがらずに
自信をもってやることが大事だと思いました。

即興劇とはちがって台本があって簡単そうに
みえるけど、書いていない部分を動作などで
あらわしたりするのが少し難しかったです。

同じ台本でも演じる人が変わると
感じ方も変わることが分かった。

演じる人、見ている人、
どちらもいっしょうけんめいに演じたり
見たりしないといけないことが分かりました。
 

「演じる」ということで、
人の新しい部分を見つけられたり、演劇で
「人との関わりや、つながり」は大事なんだなと
思えたので、すごく楽しかったです。

演劇にはまちがいはなく、一人一人ちがう演劇を
持っているのだと分かりました。
失敗なんてなく、やったものそのものが
成功なのだと分かりました。

無いものが有るように見えておもしろかった。
卒業公演に向けてもがんばりたいです。

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