杉並区中学生留学事業発表会

8年生の加藤朱紗さんがウィロビーでの豊かな体験や研究を発表しました。11月23日土曜日、杉並区久我山会館で令和元年度杉並区中学生海外留学(第7期)成果報告会が実施され、8月13日から8月25日までの13日間と合計8回事前事後学習で学んだ成果を発表しました。舞台上での全プログラムの報告では、事前事後学習の様子や現地での様々な体験や学習の内容が発表されました。その中では、本学園が姉妹校提携を結ぶウィロビーガールズハイスクールでの体験の様子も触れられていました。その後、全派遣生徒が4つのグループに分かれ、それぞれが研究課題として据えた内容について、プレゼンテーションを行いました。加藤さんの研究テーマは、「日本とオーストラリアの教師の働き方の違いについて」でした。自分自身が目指す「教師」という職をテーマに選び、杉並和泉学園の先生方とウィロビーガールズハイスクールの先生方にアンケート調査を実施して、その違い等から自分なりの分析を行い改善策等の提案をしました。発表態度も緊張しているようには見えず堂々としていましたが、その内容も明確で私たち教師にとっても示唆に富むものでした。今度、学園の先生方にも提案してもらいたくなりました。現地のフェアウェルパーティーで歌った江戸木遣りや合唱を披露した後、参加した生徒全員が一人ずつ学んだこと、これから生かしていきたいことを一言ずつ発表しました。「将来、国際派ジャーナリストになるために今回の貴重な経験を生かしていきたい。」「コミュニケーションに自信がもてるようになりました。」「以前にも増して英語を好きになりました。」「世界で活躍するサッカー選手になりたい。」などの夢や思いが語られました。中には、「老後、海外に永住したい。」など、クスッと笑ってしまうものもありました。加藤さんは、「将来、教師になった時にオーストラリアの学校で学んだことを生かしていきたい。」と力強く発表していました。結びに杉並区教育委員会の井出隆安教育長からは、今期の留学生の学びの姿こそ、杉並区の次世代育成基金活用事業の目指すものであること、杉並区の親善大使としてウィロビー市との友好関係を進めてくれたこと、今回の経験や学びが大学生・社会人となった時に生きていくために必要な「自信」となっていくこと等についてご講評いただきました。第7期派遣生である加藤さんは、まだ学園での発表が残っています。皆でその発表を楽しみにしています。
最後に、本学園の生徒にこのような貴重な機会を与えてくださいました杉並区教育委員会、事業にご賛同いただき寄付をいただきました区民の皆様に心からお礼を申し上げます。そして引率者として同行し、全生徒をまとめた本学園英語科の阿部真子主幹教諭の頑張りを讃えたいと思います。

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