小学部5年生が中学部英語科の工藤先生から英語の楽しさを学びました。

2月15日、土曜日授業の1校時、中学部で英語を教える工藤先生が、5年4組の外国語活動に参加しました。
この授業は、4年生の児童による、趣味、好きなスポーツ・色、起きる時間などを英語で工藤先生に質問し、工藤先生が英語で答えるということから始まりました。その後、工藤先生と英語専科の竹内先生がティームティーチングで英語活動を進めていきました。児童たちの様子を見ていると一生懸命に、また、とても楽しそうに一時間、英語によるコミュニケーションを行っていました。参加した児童からは「中学の先生が来てくれて嬉しい!」「もっと来てほしい!またやりたいです。」「英語が簡単に覚えられた!」「テンポが速くて分かりやすかった。」などの感想を聞くことができました。この後、他の学級においても、中学部の英語の先生と小学部の英語専科教員との協働した授業が行われます。
  

先日実施した子供たちへのアンケート調査では、小中の交流への肯定率が以前よりずっと上昇しているものの、CSの行っている保護者へのアンケート調査では、「小中一貫教育に期待している」という設問における肯定率が、本年は大きく下がっていました。
私自身の見解としは、これまでの「行事を中心としたイベント型の小中の交流」から、「日常の授業でのペア学年での交流や中学部教員の乗り入れ指導」などにシフトしていることが、小中の交流を見え辛くしていることに原因があると考えています。
東京都屈指の文教地区の杉並区にある本学園は、小学部卒業後、3割程度の児童が国・都・私立中学校に進学します。それ故に「うちの子は中学受験をして他校に進学するので小中一貫教育・小仲交流にはあまり感心が無い。」と率直に話される保護者の方がいることは事実です。
しかし、中学部教員の授業を受けたり、心身ともに逞しい中学生の先輩の頑張る姿、凛々しい姿等を間近で触れたりすることのできる小中一貫教育校での毎日は、小学部の児童は勿論、カッコいい姿を見せようと努力する中学部の生徒の成長に繋がっていくことは間違いありません。
学園としては、次年度もこのような小中学部の児童・生徒、教職員間の日常的な交流をさらに充実させていきたいと思います。また、小学部の児童が中学部の授業や部活動等に参加することのできる新しい仕組みづくりを進めていきたいと思います。

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