学園に子供たちの明るい声が戻ってきました。

5月28日木曜日、6月からの学園再開をスムーズなものとする為に全学年、学級の臨時登校日が行われました。

臨時登校は、児童・生徒の教室内での人数を少なくしたり、手洗い場・昇降口等に固まってしまったりすることを防ぐ為に、学級集団を半分に分け、時間を違えて登校させました。勿論、健康のチェックやマスク着用、手洗いの徹底等を行った上での登校です。先生たちも児童・生徒と接する時は、教員からの飛沫を防いだり、児童・生徒のマスク着用などの意識等を高めたりするために「フェイスシールド」をかぶることにしました。

朝から先生たちは、久し振りに児童・生徒に会えるということからとても明るく元気に見えました。私も昇降口で児童・生徒が登校してくることを「首を長くして」待っていました。

登校してくる児童・生徒に「元気だった」と挨拶をすると、大部分の児童・生徒は、「元気だったよ」と答えを返してくれました。かぶっている「フェイスシールド」に「それ何」と興味を抱いている様子も見えました。

各教室では、6月1日以降のスケジュール説明や学園再開に向けての健康管理、新型コロナウイルス対策等についての説明が行われました。

登校してきた児童・生徒の中でも、入学式前の第7学年の生徒たちは、初めて入る自分の教室や始めて会う学級担任に多少、戸惑っている様子でした。でも、卒業式以来、久しぶりに接した7年生は、「少しお兄さん・お姉さん」になっているように見えました。6月1日の入学式が楽しみです。

 

さて、4年4組の学級だよりに書かれていた高田先生のメッセージがとても素敵だったので紹介します。

ぼくの大好きな小説家の伊坂幸太郎さんが書いたお話の中に、『動物園のエンジン』というものがあります。とても不思議なお話で、動物園の職員“永沢さん”という人が動物園内にいると動物たちの雰囲気が明らかに変わるというのです。

「うまく言えないんだけど、動物たちの活気というか、生命力と言うのとも違って。動物園全体にエンジンがかかった感じになるんだよ。空気が震えて。嬉しそうで」

彼(永沢さん)の足が動物園の敷地から離れる。その瞬間だ。あたりが、暗くなった。あるはずのない照明の、その明るさを調整するつまみを、誰かが左にひねったのではないか、と私はそう思った。周囲の音にボリュームのようなものがあるとすれば、それも下がった。もちろん思い込みによる錯覚に違いはないが、面白いことに河原崎さん(登場人物の一人)もぽかんと口を開けたまま、「エンジンが切れた」と私の顔を見た。(伊坂幸太郎『動物園のエンジン』より部分的に抜粋)

まさに、先週の28日。みんなが登校してきた杉並和泉学園は、動物園のエンジンを取り戻したかのように、明らかに雰囲気がちがいました。校門から教室までの間に立つ先生たちの生き生きとしたうれしそうな顔を見たでしょう。ぼくは今年この学校に来たので、杉並和泉学園の先生たちがどういう先生たちなのか、まだわかっていませんでした。でも、みんなに明るく元気に声をかけている姿を見て、すてきな学校に来られてよかったなと感じました。みんながいるから、先生たちも楽しいのです。みんなと遊んだり、お話したり、学んだりすることが、先生たちの最高の楽しみなのです。学校での新しい生活様式が求められています。その中でも先生たちは「エンジン全開!」でみんなとの時間を一緒に作り上げていきたいと思っています。

(「4年4組学級だより」より抜粋)

 

6月1日月曜日から段階的ではありますが、学園の教育活動が再開されます。約1,000名の児童・生徒の元気な笑顔に囲まれる毎日がいよいよ始まります。

当分の間は、徹底的な手洗い、できる範囲でのソーシャルディスタンスの確保、教育活動の制限など、新型コロナウイルス感染防止対策を第一に考えた学園生活となります。久しぶりに会えた児童・生徒が不安等を抱えぬよう、教職員全員で力を尽くしていきたいと思います。

  

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