新しい形で中学部入学式が挙行されました。―歓迎の言葉、誓いの言葉、学園長式辞―

4月7日水曜日、中学部第7回入学式が挙行され、学園史上、最も多い95名の新入生を中学部の仲間として迎えました。(このことにより、通常学級の1学年の学級数が初めて3学級となりました。特別支援学級のA組も9名と1学年の最高人数となっています。)
今年の入学式も、新型コロナウイルス感染症の感染防止の為、国歌、学園歌などをCDで流したり、保護者人数を制限したりするなど、いつもとは違う形式等で行われました。

それ以外にも、今回の入学式では大きく変更した事として、これまで最後に入場してきた特別支援学級(「A組」と学級名を変更)を最初にしたり、男女混合名簿に基づく、整列としたりするなど、これまでの入学式と違う形で行いました。これは、本年度からこれから本学園の目指すべき方向性を整理し、多様性「Diversity」を認め合う学園風土づくりを目指すカリキュラム等に変更したことによるものです。実際、A組の入場に続き、「B組」「C組」「D組」が男女混ざり、堂々と入場してくる光景は、これからの目指す姿そのもので、私自身、とても感激しました。

新入生の式に臨む態度・表情もしっかりしており、つい1週間前まで小学部生であったことが信じられないくらい、中学部生になったという自覚が見て取れる凛々しい姿でした。そのことは、単に制服を着ているということが理由なのではなく、きっと、一人一人がこれまでの小学部・小学校での学びを生かして、「自分をもっと成長させたい。」という、固い決意と大きな希望を胸に抱いているからなのだと思います。私にとって新入生は、小学部3年生の時に立川の昭和記念公園にも一緒に遠足に行った生徒たちです。この4年間の成長に驚くとともに、中学部3年間でどのように成長していくのか楽しみで仕方ありません。

小学部で手塩にかけて育ててきた小学部教職員から、今日、中学部教職員がそのバトンを引き継ぎました。全力をかけて95名の新入生に人生を逞しく生きる為に必要な力と心を育てていきたいと思います。

生徒代表、兼田理乃さんの歓迎の言葉と学園長式辞を紹介したいと思います。

【歓迎の言葉】

歓迎の言葉

多くの花が今を盛りとばかりに咲きほこり、校庭の芝生も青々としてきました。今日、未来への新たな一歩を踏み出した新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たち、在校生は皆さんが入学するのをとても楽しみにしていました。皆さんは今、どのような気持ちでいますか。私は初めて制服を着て登校したとき、身が引き締まる思いで、この先、どんなことが待ち受けているのだろうとワクワク、ドキドキしたことを覚えています。皆さんの中にも心配や不安に思う人がいると思います。確かに勉強は難しくなり、将来についても考えていかなくてはなりません。しかし、楽しいこともたくさんあります。心配や不安に思ったとき一緒に考え悩んでくれる友達ができ、優しく、丁寧にアドバイスしてくれる先輩、先生がいらっしゃいます。ですから一人で抱え込まず、相談してみてください。

さて、皆さんに明日からの中学部の生活において、意識して取り組んでほしいことが二つあります。一つ目は「あいさつ」です。あいさつをすることで、その日を気持ちよく過ごせると思いませんか。その反面、何も言葉を交わさずにすれ違うと不安になったりしませんか。あいさつは、コミュニケーションのきっかけを作る最初の言葉だと思います。二つ目は「切り替え」をすることです。3年間の学校生活にはたくさんの行事があります。これらの行事をより充実させるためにも、「切り替え」をきちんと行うことが大切です。7年生は5月にフレンドシップスクール、6月には運動会、10月には合唱コンクールと大切な行事があります。これら行事では、実行委員やリーダーを中心にクラスで一つの目標に向かって努力することが求められます。そんなときに「切り替え」が必要になってくる場面があり、時間をムダにすることなく、練習をしたり、計画に取り組んだりすることで、よい結果を残すことができます。「切り替え」をしっかりすることで、中学部の生活に、メリハリをつけましょう。以上、二つのことを心にとめてください。

そして、今、皆さんが一番楽しみにしているのは部活動ではないでしょうか。この活動は、他学年との交流、他校との交流ができる活動です。先輩は時には優しく、時には厳しく接してくれます。そんな人たちと、練習で汗を流し、言葉を交わしながら、大会やコンクールなどを目指すことで、社会生活の基本的な礼儀、相手を思いやる気持ちや、高め合う心を身につけることができます。様々なことを経験する中で、3年間は、驚くほど早く過ぎ去っていきます。その短い時間をどれだけ充実させるかは、皆さん次第です。ときには、大きな壁が行く手をはばむかもしれません。そんなとき、支え、導いてくれる友達や先輩、危ない方向へ向かわないようにしてくれる家族や先生方がいることを忘れないでください。また、失敗したとき、どうすればよかったのかを考え、次につなげましょう。「失敗は成功の始まりだ」と言いますが、失敗を恐れず何事にもチャレンジしていきましょう。新たな自分を見つけることができるかもしれません。新たな自分を見つけ出し、できることや、やりたいこと、自分の可能性や未来への選択肢を増やしてください。そして、充実した3年間を過ごしてください。

新入生の皆さん、早く中学部の生活に慣れ、私達、在校生と共に、伝統を未来へとつなぎ、笑顔の溢れる明るい杉並和泉学園をクリエイトしていきましょう。

生徒代表 兼田 理乃 令和3年4月7日

【誓いの言葉】

誓いの言葉

風にまう花吹雪が目にまぶしい今日、私たち九十五人の新入生は、無事に入学式をむかえることができました。先生方や中学生の皆さんに温かくむかえられ、このような立派な入学式を行って頂きありがとうございます。

今日から私たちは中学生になりました。これから始まる中学生活に対する期待と不安を胸に抱きながら今日、この日を迎えました。思い出すと先月まで私たちは小学部に通っていました。小学部と違い、中学部では勉強する科目が増えたり、科目ごとに担任の先生がいたり、授業時間が長くなったりと今までとは違う環境になります。また、今までは私服で通学していましたが、今日制服を着て、杉並和泉学園中学部の一員になったことを感じています。

不安もありますが、それ以上に新しい中学校生活、学校行事など楽しみも多くあると感じています。

私には中学部で頑張っていきたいことが三つあります。

一つ目は合唱コンクールです。六年生の時に、中学生の皆さんの合唱を聞き、そのきれいな歌声に心を打たれました。そして全員の声がそろっているのを聞いて、心が一つになっていてすごいと思いました。それと同時に、このすばらしい合唱にあこがれをいだきました。そして、九年生は大会で金賞を取っていたので、私たちも色々な人に認められる歌を歌いたいです。これから一生懸命努力をして取り組んでいくので、ご指導よろしくお願いします。

二つ目は教員体験です。小学部の私のクラスに八年生が先生として来た時に、勉強を教えてくれたり,いっしょに遊んでくれたりと、優しく接してもらい、とてもうれしかったです。そして、その時、中学生はとても優しく、たよりになると思い尊敬しました。だから、次は 私がその時の八年生のように小学部の人たちに勉強を教えたり、いっしょに遊んであげたりしたいと思います.もし校外で職場体験ができるようになったときには、地域の人たちの役に立てるように頑張りたいと思います。

三つ目は学習です。学習する事は生きる事や自分の人生を良くする事でとても大切です。そして、一番頑張りたい教科は、英語です。英語は今では世界中どこでも通じる言葉です。だから一生懸命勉強をして、世界で通じる英語を身に付けていきたいです。先生方、上級生の皆さん、まだ何も分からない私たちですが、感謝の気持ちを忘れずに一生懸命何事にも取り組んでいきますのでよろしくお願いします。

最後に、今日から三年間、杉並和泉学園中学部の一員として、たくさんの事を学び、規則正しい生活をし、充実した学園生活を送れる様、全力で取り組みますので優しく、そして厳しくご指導ください。

以上をもちまして誓いの言葉とさせていただきます。

新入生代表  大野木 伶 令和3年4月7日

 

【学園長式辞】

式 辞

日一日と、春の躍動を感じる今日の良き日に、保護者の皆さま及び学校運営協議会、学校支援本部の皆さまのご臨席を賜り、第7回となる中学部入学式を挙行できますことは、誠に喜ばしく、心よりお礼申し上げます。

95名の新入生の皆さん、本学園中学部への入学、まことにおめでとうございます。こうして皆さんの様子を見ていると、たった1週間前まで、小学生であったことが分からないほど、しっかりした表情をされています。すでに、中学部7年生としての自覚が感じられるのは、単に制服を着ているということが理由なのではなく、きっと、一人一人がこれまでの小学部・小学校での学びを生かして、「自分をもっと成長させたい。」という、固い決意と大きな希望を胸に抱いているからなのだと思います。喜びと驚きがその先に待ち受ける中学部進学という「新しい道」を今日から進み始める皆さんに、私から、入学に当たり、この3年間で是非、実現してほしい二つのお願いをお話しいたします。

まず、一点目のお願いです。それは、この3年間で人生に逞しく生き抜くために必要な力や心を、日々の授業や様々な体験学習等に全力で取り組む中で、しっかりと身に付けていただきたいということです。皆さんが大人となり生きる未来は、科学技術、医療の発達により、平均寿命が百歳を超えたり、宇宙旅行が一般の市民にもできたりする時代になると言われています。また、インターネットがこれまで以上に生活に入りこみ、日常生活が今よりも便利になることも間違いありません。日本の国際化も一層進み、民族の壁、文化の壁、言語の壁を越え、様々な国籍の人が街を行きかい、かかわり合う時代となることも確実視されています。そのような新しい時代を生きる皆さんがそれぞれの大きな夢・目標を実現する為には、この中学部で小学部・小学校で身に付けてきた3つのC「コミュニケイト―豊かにかかわる―」「チャレンジ―ひたむきに挑戦する―」「クリエイト―新たに創造する―」などの人生を逞しく生きるために必要な力や知識等にさらに磨きをかけなければなりません。しかし、小学部の時とは違い、これからはお家の方や先生などの大人が細かなところまで手を貸してくれる訳ではありません。それらの3つの力は、自身で目標をもち、計画を立て、失敗しても挫けず、挑戦し続けることにより磨かれていきます。その磨かれた姿が皆さんの先輩である学園のリーダー、8・9年生の姿です。その先輩を目標として、一日も早く小学部生のあこがれ・手本となる「自分でものを考え、判断し、正しく行動する、中学部生」「3つのC コミュニケイト・チャレンジ・クリエイトの精神に磨きをかけた中学部生」となってください。

次に二つ目のお願いです。それは、中学部での3年間においては、小学部の卒業式で、皆さんに送った「挫折もまわり道も、全ては夢に向かうエネルギー」という宇宙飛行士野口氏の言葉を忘れることなく、様々な失敗などを経験しても、今、抱いている「将来の夢」「人生の目標」をしぼませることなく、成長し続けていっていただきたいということです。いうまでもなく、夢は心身の成長の原動力となるものです。夢・目標がしっかりしている人は、多少の失敗・挫折にはへこたれません。皆さんには、小学部時代に抱いた夢を簡単にあきらめることなく、その実現に向けて、日々の授業や様々な行事・部活動に全力を尽くしていただきたいと思います。小学部卒業式でお伝えしたように、夢が漠然としている人は、是非、この3年間で夢や人生の目標を見つけていただきたいと思います。

さて、保護者の皆様方、お子様のご入学、おめでとうございます。皆さまにとってかけがえのないお子様を本日、本学園中学部で確かにお預かりいたしました。全ての教職員が一丸となり、お子様の学力・体力・豊かな心をはぐくみ、高めるために、最善を尽くすことをお約束いたします。ご家庭でも中学生という、自立に向けた心の葛藤に思い悩む思春期を生徒一人一人が逞しく乗り越えていけるよう後押しの程、よろしくお願いいたします。また、今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止等のため、規模を縮小した入学式とさせていただきましたことを心よりお詫び申し上げます。

結びにあたり、ここにご参列いただきました、保護者の皆様、学校運営協議会、学校支援本部の皆様に、これまで以上に、杉並和泉学園を支えてくださるようお願いいたしますとともに、皆様の一層のご健勝を祈念いたしまして、式辞といたします。

令和3年4月7日
杉並区立小中一貫教育校杉並和泉学園 杉並区立和泉中学校 校長 田中 稔

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