令和3年度 杉並和泉学園 中学部 第7回 卒業式

本日、杉並和泉学園の最上級生である9年生・73名が、この学び舎を卒業しました。 各クラスでの最後の学級活動では、多くの生徒や担任の先生方が涙を流し、同じ時を過ごすことのできた喜びと別れの悲しさを、共有していたようです。 73名の卒業生のみなさんは、この杉並和泉学園の誇りです。 いつまでも、みなさんのことを応援しています。 卒業おめでとうございます。  

 

【 学園長 式 辞 】  神田川沿いの桜もその蕾を膨らませ、開花の時を今か今かと待ちわびています。そして、和泉の町のいたるところで春の息吹を感じるこの良き日に、区議会議員「大槻じょういち」様をはじめ、たくさんのご来賓・保護者の皆様においでいただきましたことに、学園を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。  卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただいま、皆さんには、中学部の課程を全て修了したことを認めた卒業証書を手渡しました。皆さんは、国が定める九年間の義務教育を立派に終えることができたのです。  私と小学部から進学されてきた皆さんの出会いは、皆さんが5年生の時になります。本学園を旅立つ今、中学部で皆さんが活躍する姿だけではなく、5年生の時の富士学園移動教室で見せた楽しそうな笑顔なども懐かしく思い出されます。私から卒業証書をお渡しするのも、ほとんどの生徒が2度目となります。あの幼さが残る姿や手のかかるやんちゃな姿から、ここまで凛々しく、立派に成長した事をとても誇らしく、嬉しく思います。  その小学部卒業式や中学部の入学式の式辞の中で皆さんにアメリカ合衆国の児童書作家 アリスン・マギーさんの「たくさんのドア」という作品を紹介し、その中の一節も用いて、自分の中に眠る「とほうもない力」に気付き、伸ばしてもらいたい旨をお伝えいたしました。あれから3年、皆さんは、その言葉の通り、「とほうもない力」や大きな可能性を開花させ、心と体、学力を伸ばし杉並和泉学園史上、最も成長した青年として、今、この場に座っています。ここに集う皆さんは、正に学園の目指す「コミュニケイト」「チャレンジ」「クリエイト」の心や力を身に付けた、将来どんな困難なことに遭遇しても、しなやかさをもって闘い、打ち勝つことのできる私たちにとっても、和泉の街にとっても自慢の生徒たちです。  そのような皆さんに本学園卒業にあたり、私から最後のメッセージをお伝えしたいと思います。それは、一昨年、五周年記念行事の時に、生徒会役員が中心に策定した「ステイ・ゴールド」という英語の言葉を忘れないでもらいたいという事です。このステイ・ゴールドという英語の意味は、皆さんが知っているように「輝き続ける」です。しかし、別の意味として、「純粋な心を忘れるな」という意味や古典芸術である能の創始者、世阿弥の言葉「初心を忘れるべからず」と同じ意味もあるようです。特に世阿弥の「初心忘れるべからず。」という言葉は、人が鍛錬を重ね、だんだん慣れて上手になった時にこそ、自分をしっかりと見つめ、さらに自分を高めようとする気持ちをもたなければならない事を説いています。今、皆さんは中学部時代の弛まない努力の結果として、自らの心身の成長や高校等への進学を手にして、気持ちが少し高揚したり、ゆったりとしたりしているように見受けられます。同じように皆さんの未来においても、夢や目標の実現に向けて、努力を続ける中、その成果が出始めて嬉しくなってしまい、少し努力の度合いを弱めてしまうことがあるのだと思います。そのような時こそ、「初心忘れるべからず」という言葉を思い出していただき、心新たに質の高い努力を続けていっていただきたいと思います。  繰り返しになりますが、皆さんは学園の歴史史上最も成長した生徒集団であり、学園の小中学部生全員の目標です。胸を張って、これからの人生を力強く、「ステイ・ゴールド」・強い輝きを放ちながら歩んでいってください。そして、誰にも相談できず苦しくなってしまった時には、これまでかかわってきた本学園の教員にいつでも相談にいらしてください。これからも皆さんのもう一つの「ふるさと」として、温かく迎えたいと思っています。  結びになりますが、本日、ご参列いただきました保護者の皆様、小学部から数えて六年間にわたり、皆様のかけがえのないお子様をお預かりして、我々教職員一同、精一杯、愛情を注ぎ、教育に当たってまいりました。中には至らぬ点あったかとも存じますが本学園の教育に対して温かいご理解とお力添えをいただきましたことに、心より感謝申し上げます。合わせて、今回、新型コロナウイルス感染防止のため、このような形で卒業式をしなければならなかったことをお詫び申し上げます。  それでは、いよいよ寂しいですが、大好きな皆さんとのお別れの時となりました。卒業生の限りない前途を祝して本日の式辞といたします。   令和4年3月18日 杉並区立杉並和泉学園 和泉中学校長   田 中  稔         

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