平成26年度 園長トーク

3月『新しい未来へ進もう』   園長 佐藤広明

平成26年度も残りわずかとなりました。園での子どもたちの活動はより活発になり、集団での生活を通して、たくさんの経験とつながりからの学びを得ることができました。

ある新聞に、「機械が選ぶ未来?」という見出しの記事がありました。ネットワーク上の蓄積されたデータがもとになり、その人にとって適した情報が機械により選ばれ提供され、ひとりひとりの未来に関与する世の中になっていくことを考えさせる内容でした。人の未来が機械の判断する有効性の高いデータがもとで決まっていくとしたら、人間の成長や将来はどうなるのでしょうか。
教育や保育はこれまでのデータに頼るだけでは成り立ちません。保育者が今の子どもたちの姿をしっかりと把握し判断すること、保育者の専門性を最大限に活かしてひとりひとりに接すること、支援を重ねていくことで子どもの成長が図れるのです。対する子どもが小さくなればなるほど、保育者がより子どもをみとり、マイナス面も含め総合的に接していかなくてはなりません。機械では決して選択されない事柄も視野に入れた人間的な対応が必要なのです。生身の保育者だからこそできることを活かし、実践していくことが必要です。
 
子どもたちの新しい未来にはたくさんの可能性があります。今年度得たこと学んだこと成長したことをもとに、何に向かっていくのか、保育者とともにひとりひとりが考え悩み困難を乗り越え、進んでいってほしいです。そして、子どもたちと高円寺北子供園の新しい未来が、より大きく希望のもてるものになっていってほしいと願います。
兼任園長として小学校とともに歩んでいける子供園になる工夫をしてきました。園長として、校長として、Mrとしての切り替えも楽しく、兼任の仕事をすることができました。来年度はさらに充実した園の保育・教育活動ができるよう、杉並第四小サイドからも努力をしていきます。
皆様方の平成26年度の高円寺北子供園へのご支援、ご協力ありがとうございました。 

2月『節分(豆まき)について』   副園長 國吉雄次

2月の伝統行事として節分があります。
節分のことを辞書で調べてみると、いろいろな解説がありました。
○各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、「季節を分ける」こ
 とも意味している。二十四節季の大寒の最後の日であるため、寒さはこの日がピークと
なる。
○季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための宮中
 での年中行事である。
○一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒き、年齢の数だ
 け豆を食べて厄除けを行う。
○鬼除けの柊の枝に鰯の頭を飾り、追い払った鬼を室内に入れないようにする。
○地方や神社によって違いがある、等と書かれていました。
 
子供園では、絵本や紙芝居での読み聞かせを通して節分について知らせたり、子どもたち一人ひとりが自分なりにイメージした鬼のお面を作成したりして、節分(豆まき)に向けた活動を楽しんでいます。
絵本の読み聞かせでは『おにのパンツ』『おなかのなかにおにがいる』『おにたいじ』『おにはうち ふくはそと』『泣いた赤おに』等を、想像を膨らませながら聞いています。子どもたちが「鬼はこわいな」「鬼に見つからないようにしたい」「鬼が来ても豆をまいてやっつけよう」と話している姿や「おこりんぼの鬼がおなかの中にいる」「前は片付けをやりたくない鬼がいたけど、今は片付けができる鬼がいるよ」「ぼくは(わたしは、○○さんは)やさしい鬼だね」などと、自分自身を振り返り、また、友達のよさにも気付いている姿が見られます。
3日の節分(豆まき)では、子どもたちは大きな声で「鬼は外」「福は内」と豆をまくことでしょう。

平成26年度も残り2か月となります。“まとめの3学期”としてこの一年間を振り返り、『今までの自分とは違う自分になるんだ』『子供園で○○したことが本当に楽しかったよ』『(一人でできなかったことが)自分でできるようになった』など、子ども一人ひとりが感じたことをしっかりと受け止め、さらなる子どもの成長を支援していきます。
また、昨年12月に保護者の方々から協力いただいた教育調査の結果について、3月の保護者会で説明をいたします。高円寺北子供園がよりよくなるために、これからも本園の保育・教育活動にご理解とご協力をお願いします。

1月『新年に寄せて』   園長 佐藤広明

明けましておめでとうございます。元旦から雪の舞う寒い年の始まりとなりましたが、みなさんはきっとあたたかなつながりを感じる正月を過ごしたことと思います。新しい2015年、気持ち新たにスタートしましょう。

正月は、世の中が新鮮に感じるときでもあります。最近なかなか見られなくなった、「初荷」のカバーを取り付けた商用トラックを見かけました。(本当は旗だと思いますが)積んでいる品物がなんだか特別なもののような気がしてそのトラックを目で追いかけました。
「初〜」とつくものがたくさんあります。新しい年を迎えて何をするにも始めるのにも、同じことでも新しい気持ちや新しい想いをこめることで、縁起を担いだり気持ちを変えたりして、物事をさらによいものにしていくことにつなげることができます。ぜひ3学期のスタートである今日から、いろいろなことに「初〜」の気持ちをもって新鮮な気持ちをもって子どもとともに進んでいきましょう。

5日の昼、長時間保育の子どもたちのお弁当時間に、今年初めて顔を出しました。すると、ひとりひとりが私に、「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」と新年の挨拶がすすんでできました。これにはびっくりしました。正月の楽しかった経験や体験がきちんと子どもたちの力となっているのが実感できた瞬間でした。
今年も子供園で、ひとりひとりがしっかりと成長できる生活や体験をたくさんしていけるよう全職員で子どもたちを育てていきます。どうぞよろしくお願いします。

12月『子小連携教育の充実』   副園長  國吉雄次

高円寺北子供園は杉並第四小学校と併設しているよさを生かし、特色ある教育活動として教育課程に位置付け、子小連携教育を推進しています。

○年間計画に基づいた交流活動や日常的な子小連携教育活動を推進する。
 併設する杉並第四小学校の児童や教職員との日常的なかかわりを通して、幼児の興味・
関心を広げたり、憧れの気持ちを育んだりしながら、遊びや生活を豊かにする。
○給食や栽培物を通しての、食育の推進を図る。
 毎週金曜日の給食や年間を通して行われるもりもり週間、栽培物の収穫などを通して
食育について関心をもたせ、食べることが健康な体を作り、生きることにつながる大
切さについて実体験を通して知らせる。

子小連携教育では、小学校1年生から6年生すべての学年と交流活動が取り組めるように、年間計画を作成し取り組んでいます。
入園式での2年生との交流(勇気100%の合唱とお祝いの言葉)から始まり、年間を通した4年生との給食交流(配膳や会食)、七夕の笹飾り作り、小学校運動会への参加(ヤットサー阿波踊り、縦割り班仲良しリレー)子供園運動会への各学年の参加、3学期には年長組が1年生に進級する期待を膨らませる生活科や国語の授業参加等、この他にもいろいろな行事での交流活動があります。
日常的なふれあいやかかわりでは、小学生が園庭や中庭、保育室に遊びの様子を見に来る姿やドッヂボールをしたり、短縄をしたりしながら一緒に体を動かして遊ぶ姿が見られます。この時の小学生のまなざしは、やさしさにあふれています。「幼稚園の時にこの場所でよく遊んでたなぁ」「保育園だけど、同じ積み木があったよ」と、自分が過ごした幼児期を思い出し、自分が成長したことに気付く姿も見られます。

このような行事での交流活動や日常的な関わりでは、職員間の連携が大切です。交流活動では、事前の打ち合わせから始まり、前日の確認、交流場面での連絡、事後の話し合いで反省・評価を行います。年間計画に位置付けた交流の時期は適切であったか、交流する学年は適切か等については、各学期に全職員が集まって子小連携連絡会を実施し、子供園と小学校が互いに幼児・児童の成長が感じられる『互恵性』を大切にしています。
そして、子小連携教育では様々な交流を行うことで、子どもたちには小学生へのあこがれの気持ちを育み、小学生には思いやりのある行動が身に付いていきます。

今年度は10月下旬に小学校公開を実施しました。区内の小学校教員が50名ほど参加し、子供園の遊びの中で育まれている学びの姿や生きる力の基礎を培う教育についての理解を深めました。これからも高円寺北子供園の特色ある教育活動である子小連携教育のさらなる充実・推進を目指して日々の積み重ねを大切にしていきます。

11月 『実りの秋に思うこと』     副園長 國吉雄次

 10月号では“○○の秋”を題材にしましたので、11月号も引き続き“秋”に関することについて書きたいと思います。
「天高く馬肥ゆる秋」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「秋深き隣は何をするひとぞ」など“秋”を題材にした故事やことわざ、俳句は数多くあります。“秋”について調べてみました。

1.夏の暑さがやわらぎ過ごしやすい季節。日中は暑いが、朝晩に肌寒さを覚えたり、吹いてくる風に爽やかさを感じたりする。蝉は次第に鳴りをひそめ、赤とんぼの群れや、虫の声が耳にとまるようになる。
2.夏休みが終わって新学期が始まり、運動会や文化祭がある。
3.稲が黄金に色付き、栗、梨、葡萄などとりどりの果実が店頭を飾る。台風がしばしば日本を襲い、秋雨が長く続くこともあるが、晴れた空は高く澄み渡る。
4.夜が長くなり、月や星を賞でたり、読書などにいそしんだりする。
5.朝寒夜寒が段々とつのって、昼夜の温度差が大きくなり、野の草には露が置き、木々は紅葉してくる。色付いた葉が散りはじめると、重ね着が増え、暖房が入り、秋も終わりに近づく。 などがありました。

 子供園の秋は、子どもたちの成長を感じられる季節です。繰り返し取り組む中で、自分がイメージしたものを実現しようと工夫したり、できなかったことに挑戦したりする姿が見られます。描画や製作では、のびのびと描く姿や色の鮮やかさ、細かな描写、材料を選んでより本物らしく作るなどの工夫する姿が見られます。だんだんと寒くなりますが、戸外で身体を動かして遊ぶことも楽しんでいます。リレーや鬼遊び、ドッヂボール、サッカーなど、集団で遊ぶことが楽しくなり、ルールを守って遊ぶ姿に成長を感じます。友達に刺激を受けながら、一人一人がじっくりと取り組む姿や頑張る姿をいろいろな場面で感じます。この“実りの秋”の経験が子どもたちの成長につながっていることを実感しています。

10月 『「○○の秋」といえば』     副園長 國吉雄次  

 秋のさわやかな風が吹き、気候のよい季節の快適さを感じています。『○○の秋』といえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
『食欲の秋』『読書の秋』『スポーツの秋』『紅葉の秋』『芸術の秋』・・・。
他にもいろいろなことが思い浮かぶことでしょう。

 『子供園の秋』といえば、『スポーツの秋』『実りの秋』『収穫の秋』『芸術の秋』などでしょうか。
秋は運動会の季節です。9月28日(日)は、強い陽射しの中でしたが、杉四小の運動会が開催され、子供園の子どもたちも張り切って参加しました。保護者の皆様、日曜日の行事にご協力いただきまして、ありがとうございました。小学校の運動会では、手をつなぎ、相手のやさしさを感じながら走る「縦割り班なかよしリレー」、「みんなでヤットサー阿波おどり」では、色とりどりの衣装に、小学生や高円寺中の中学生、阿波踊りの連の方々や保護者の皆さまなど、参加した全員の一体感を感じました。連の方々の踊りの披露の場面では、男踊りの勇壮さ、女踊りの優雅な舞いに、『見て真似る』だけでなく、思わず体が動いて踊りだす子どもたちの姿がとてもかわいらしかったです。
 
 小学校の運動会が終われば次は子供園の運動会です。小学校の運動会で様々な刺激を受けた子どもたちは、さっそく自分たちの運動会に向けて、真剣に取り組んでいます。リズムに合わせていろいろな動きを楽しんだり、速く走ることができるように繰り返し取り組んだりすることを楽しめるようにしています。
 『実りの秋』『収穫の秋』では、子供園の畑のサツマイモのつるが伸び、青々とした葉っぱが広がっています。子どもたちは水遣りや雑草取りなどを通して、何度も畑の様子を見に行って「サツマイモ大きくなってきたかな」「たくさん掘れるといいね」などと、収穫を楽しみにしています。今年は何本のサツマイモが収穫できるかを今から楽しみにしています。
 『芸術の秋』子供園では、一年間を通して作ったり描いたりすることを楽しんでいますが、保育室を作品で掲示していく時には、季節感が出るように工夫しています。『紅葉の秋』『果物の秋』『秋の虫』などを飾ることで、秋の深まりを味わっていきます。
 
 『子供園の秋』はいろいろな行事に彩られていますが、気持ちを落ち着けて、日々の教育・保育をじっくりと取り組んでいきます。子どもたちの感性がいろいろな経験を通して豊かなものになっていくようにしていきます。

9月 『経験や体験を活かす』     園長 佐藤広明

 暑く長い夏休みが終わりました。高円寺は連日の猛暑で、がまんの毎日を過ごしたのではないでしょうか。でも、夏を夏らしく過ごす、これは大事なことです。そしてこの夏休みだから経験できる・体験できたことを、これから2学期の生活に活かしてほしいと思います。
 
 近頃暑さを感じない、夏を感じない生活が増えてきたように思えます。家庭や園ではエアコンが完備され、これが普通になっています。また、虫取りや川遊び、キャンプなど夏こそ一番という体験もなかなかできにくい現状があります。そして快適な生活に慣れると、汗をかいたり苦労をしたりすること、自然の中での生活や体験などは避けたくなります。しかし、子供園では、積極的に水遊びや体調に配慮しながら、太陽を浴びての外遊びなど、できるだけ夏を実体験できる活動を大切に行ってきました。大人は暑いからという感覚で行動を避けがちですが、子どもたちは、逆に大人が心配するほど暑さを実感しながら活動をしていきます。子どもにとって暑さは、プラスとして実感・体感ができるのです。この感覚・経験はこの先、様々な自分の耐性力につながるものとなります。快適な生活だけでない、この夏の夏らしい体験から、きっとひとりひとりががまんの力を身に付けたと思います。
 
 2学期は運動会や子ども会、杉四小の創立90周年のお祝い参加など、みんなで取り組むことがたくさんあります。みんなと協力しながら行動し、集団の中でたくさんのことを学んでほしいです。2学期も元気いっぱいがんばっていきましょう。

8月 『興味をもって観察すること』     副園長 國吉雄次

 暑い日差しが続いたかと思うと、急に空が暗くなって激しく雨が降ってくるなど、今年の夏も天候の変化に一喜一憂するものとなっていますが、いかがお過ごしでしょうか。
7月23日(水)のPTAリサイクルバザーは子供園の保護者だけでなく、杉四小の先生方や保護者の方々、地域の皆さん等の方々が買い物にきていただけました。本当にありがとうございました。担当のPTAの皆さん、大変お疲れ様でした。

 夏季休業日を迎えて、長時間保育の子どもたちは元気にプールでの水遊びや保育室での遊びを楽しんでいます。先日、1学期から柑橘系の葉を入れて成長を見守ってきたアオムシがさなぎになり、そしてアゲハ蝶へと羽化しました。みんなで「よかったね」「羽がきれいだね」など無事に羽化したことを喜びました。空へと飛び立つときに「元気でね」「またね」と、友達と話していた姿に子どもたちの自然に関わる態度が育っていることを感じました。
アオムシが葉っぱを食べる様子をじっくりと観ていたAさん。さなぎが細い糸に支えられていることに気付いたBさん、昆虫図鑑でアゲハ蝶について調べたCさんと、子どもたちが興味・関心をもつ視点はそれぞれ異なります。幼稚園教育要領や保育所保育指針では『幼児は、保育者や他の幼児たちと生活を共にしながら感動を共有し、イメージを伝え合うなど互いに影響を及ぼし合い、興味や関心の幅を広げ、言葉を獲得し、表現する喜びを味わう』『人、物、自然などと出合い、感覚を磨きながら多様な経験を積み重ねていくことにより、子どもは自らの生活を楽しみながら、環境と関わる姿勢や態度を身に付けていく』とあり、子どもたちが自然との多様な関わりができるように今後も環境の工夫を継続していきます。

 さて、高円寺の夏の締めくくりと言えば、大人も子どもも阿波おどりですね。地域全体が一体となって盛り上がる「阿波おどり」で、子どもたちの夏はどのような思い出で彩られるのでしょうか。子どもたちの思い出を聞くことを、今から楽しみにしています。
最後になりますが、海水浴、プール、川遊びなどでは、小さな子どもから目を離さず、水の事故にはくれぐれも気を付けてください。

7月 『七夕飾り』     副園長 國吉雄次

 今年の梅雨は天候がめまぐるしく変化し、日差しを暑く感じる時もあれば、急に暗い雲が広がり、雷や集中豪雨の心配もあります。あいにくの空模様で、6月は一度だけしかプールに入って水遊びをすることができませんでした。7月、8月は子どもたちが大好きな水遊びをたっぷりと経験できるように、気持ちよく水に入れる好天を期待しています。

 さて、7月7日は七夕です。子どもたちは、笹飾りを楽しんで作っています。輪つなぎや三角つなぎ、四角つなぎ、貝殻つなぎ等の折り紙で作る飾りやいろいろな素材を使って星の形を作り、保育室の飾りがだんだんと増えてきました。5日の親子で遊ぼうデーでは、保護者の方のアイディアも加わってさらに素敵な笹飾りが作られることでしょう。今年はどのような笹飾りができあがるのか楽しみにしています。
 そして高円寺北子供園ならではのお楽しみがあります。子小連携を実践している杉並第四小学校の児童も見学に来るパネルシアターです。保育室内を暗くして、ブラックライトで蛍光のパネルシアターを浮かび上がらせます。七夕の夜に星空を見上げると、天の川が流れています。織姫と彦星は1年に一度だけ会えることを許されて・・・。七夕のお話はみんなが知っている大好きな物語のひとつです。幼児と児童が共通体験をする中で、それぞれが目を輝かせている姿は交流を継続しているよさです。
 また、小学生のみなさんにお願いしている短冊飾りも素敵な交流の場面となります。昨年、大階段に飾られた笹飾りのそばで、小学生同士で会話している姿が目に留まりました。何気なくそばに近づいて聴いてみると、「幼稚園の時、お母さんと笹飾りを作ったよね」「うん、懐かしいよね」「短冊の願いごとに何を書いたか覚えてる?」「ううん(覚えてない)」「願いごと、何にしようかな」「(幼児が書いた短冊を読みながら)そういえば、こんなこと書いたかも(しれない)」と、楽しそうに話していました。
『自分が幼児だった頃のことを思い出しながら、自分の成長を振り返り、そして成長した今の自分の願いごとを短冊に込める』このことを小学生の姿から感じました。子供園の子どもたちも数年後には同じように自分の成長を振り返るのでしょうか。

 子小連携教育を通じて大切にしたいことは「かかわり」と「つながり」の重視です。子どもの豊かな人間性を育くみながら、いろいろな人やものと関わり、連続性のあるつながりを今後も大切にして取り組んでいきます。

6月 『遠足での楽しい思い出』     副園長 國吉雄次

 5月29日(木)に全園児で小金井公園に遠足に行きました。青空のもと、絶好の遠足日和となりました。
遠足の事前指導では小金井公園の様子を写真で掲示したり、マップでどのような遊びができるのかを子どもたちと確認したりしながら、期待を膨らませていきました。
 4歳児のたんぽぽ組は、初めての遠足になります。バスの中での過ごし方(車内では立ち上がらずに座っていること、困った時にはそばにいる保育者に知らせること等)や公園での約束(友達や保育者が遊んでいる場所からトイレに行く時には保育者と一緒に行く、同じ場で遊んでいる人たちと場所や遊具を共有すること等)を知らせると、子どもたちは保育者の話をよく聞いていました。
 5歳児にじ組は、わんぱく広場の遊具の写真を見ながら「長いローラー滑り台が楽しみだね」「坂道をロープで登るのに挑戦しよう」と話したり、ふわふわドーム(白いトランポリン)のことを『大きな卵』に見立てて「小金井公園に行ったら探検して『大きな卵』を見つけよう!」と友達とうれしそうに話したりする姿が見られました。
 小金井公園に到着すると子どもたちは、目を輝かせながら「いっぱい遊ぼう」「いい天気だね」と、こどもの広場に向かって元気いっぱいに歩いていきました。
こどもの広場では芝生の上を思い切り走り回る姿が印象的でした。また、ふかふかの芝生に寝転ぶ姿や追いかけっこ、“むっくり熊さん”や木を指定してタッチする鬼遊び等、みんな気持のよい汗をかきながら遊びました。わんぱく広場では友達に刺激を受けて自分なりに挑戦する姿が見られました。
 にじ組の子どもたちは探検で『大きな卵』を発見して遊んできたことをたんぽぽ組の子どもたちにうれしそうに報告してくれました。

 どの行事でもそうなのですが、特に園の外へ出かける時(遠足や散歩)は、保育者は子どもの学びや安全を考慮して、綿密に計画を立てます。職員会議や事前打ち合わせで意見を出し合って細部まで修正を加えて準備をします。また、遠足の候補地についてもいろいろと意見が交わされます。「子供園の中では触れることができない自然のあるところ」「体を動かして遊ぶことができる広い場所」「魅力的な固定遊具がある場所」「動物や乗り物などを見学したり、乗車したりして経験の幅を広げるところ」等です。
 今年度の遠足では、子どもたちにとっていろいろな経験ができるように、魅力あふれる工夫をしていきたいと思います。

5月 『子どもたちがなりきって遊ぶことについて』     副園長 國吉雄次

 若葉がまぶしく光る気持ちのよい日もあれば、雨が降って肌寒い日もあり、天候が安定しない日が続いています。このような季節の変わり目は体調管理が難しく、風邪を引いたり、感染症にかかりやすかったりします。
 また、子どもたちは環境の変化によって心も体も疲れてしまうこともあります。4月の入園・進級から1ヶ月が経ち、新しい環境にだんだんと慣れてきていますが、ゆったりとした時間の中で、子ども一人一人のやりたいことをじっくりと取り組めるようにしていきたいと思います。

 子どもたちは自分がなりたい役になりきって遊ぶことが大好きです。
年少組はいろいろなものを組み合わせた剣やリボン付きのステッキを持てば、すぐになりきって遊び始めます。ヒーローやヒロインのまま、友達が遊んでいるバスごっこや電車ごっこの乗客となって出かけていく姿やままごとの家で食事をしている姿も見られます。
年長組は自分なりのこだわりがあり、自分がイメージしているものに近づけようと工夫しながらお面やベルト、身に付ける武器などを作り、正義のヒーローに変身して遊んだり、スカートやティアラ、ブレスレットなどで着飾ったお姫さまたちは舞踏会に出かけて行って踊ったりしています。子どもたちは「やってみたい」「自分も○○になりたい」という気持ちをどのようにすれば実現できるかを考え、遊ぶことを繰り返し楽しんでいます。

 さて、5月5日はこどもの日です。こどもの日は1948年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と言う趣旨で祝日に定められました。
 子育ての中心を担っているお母さんに感謝しながら、子どもの成長を喜び、子どもたちの大好きな遊びについてお子さんといろいろと話してみるのはいかがでしょうか。

4月 『新しい一歩を踏み出して』     園長 佐藤広明

 桜吹雪の舞い散る校庭に、新年度の始まりを実感します。お子様のご入園・ご進級おめでとうございます。
本年度、杉並第四小学校長の私が、高円寺北子供園長を兼任することとなりました。前任の寺井園長の経営実践を引き継ぎ、併設園の利点を活かし、杉四小との連携教育をさらに効果的に取り入れた活動を推進してまいります。どうぞよろしくお願いします。

 新しいスタートは、大人にとっても子どもにとっても大きな緊張の時です。しかし、この緊張感は自分を新たな次のステップにアップするための必要なものでもあります。園でのこれからの新しい生活を通して、4歳、5歳それぞれが一歩踏み出すことを通して大きく成長してほしいと願っています。
「たんぽぽ組」の皆さんは、家庭を離れた初めての集団生活となります。今まで経験したことのない様々な体験に緊張し、感動したりびっくりしたり、うまくいかず泣いたりする経験をたくさんしながら自分を伸ばしていってほしいです。「にじ組」の皆さんは、小学生に向かって集団生活を通し、多くの社会性を身に付けていけるような経験をたくさんできるよう、新しい一歩を踏み出してほしいです。そして、保護者の皆さんも子どもたちと一緒に、高円寺北子供園で新しい取り組みに積極的に参加し、親子そろって新しいステップに進んでほしいと思います。

 高円寺北子供園を、子どもと教職員、保護者と地域の皆さん、そして杉四小の仲間たちとともによりよい子供園にしていけるよう子供園経営を進めてまいります。ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

高円寺北子供園 教育目標
「たくましく心豊かで、心身ともに健全な幼児を育成する」

3つの具体像
・すすんで体をきたえる子ども
・明るく思いやりのある子ども
・よく考えてやりぬく子ども

 3つの具体像は杉四小と同じです。子小ともに共通の願いをもって子どもたちを育てていきます。