1 月 の 給 食



平成27年1月の給食をご紹介します。


平成27年1月9日(金)
もち入りきつねうどん 
きつねうどんの「きつね」って何だか知っていますか? そうです、油揚げのことをきつねといいます。油揚げは、きつねの大好物とされ、きつねに縁のあるお稲荷さんには油揚げが供えられます。油揚げは、豆腐をうすく切って、油で揚げたものなので、原料は大豆です。からだを作るたんぱく質がたくさん入っています。今日は、油揚げの中におもちを入れ、かんぴょうで口を結んで「きんちゃく」にして、甘辛く煮ました。うどんの上に乗せて、食べましょう。からだの中から力がわいてきますよ。
  


平成27年1月13日(火)
珍珠丸子(チンジュワンズ)
珍珠丸子とは、肉団子のもち米蒸しのことです。もち米に包まれたもっちりとした中身の肉団子は、シュウマイと同じものです。豚のひき肉にたまねぎ・しょうが・にんにくのみじん切りをよく混ぜ、塩・こしょう・しょうゆで味付けをします。シュウマイと違い、そのままで食べるので、しっかりと味付けしてあります。ヘルシーに仕上げるために給食では、豆腐も混ぜています。それを丸めて、水につけておいたもち米を回りにつけて、25分位蒸しました。ちょっとおしゃれなおもてなしに使える中華料理です。


平成27年1月14日(水)
ちりめんじゃこ
「じゃこ」とは「ちりめんじゃこ」のことです。ちりめんじゃこは、いわしなどの稚魚(体長3cm以下のもの)を塩ゆでしたあと、干したものです。水分が50%以下が「ちりめんじゃこ」、65%以上のものを「しらす」といい、区別しています。干す時の様子が絹織物の「ちりめん」を広げたように見えること、そして「じゃこ」とは、色んな魚が混じった「雑魚」という言葉が「じゃこ」に変わったと言われています。カルシウム、鉄、ビタミンEを豊富に含んでいます。料理の主役にはなりにくいですが、色々な料理に入るだけで、アクセントになります。今日は、サラダで食べます。


平成27年1月15日(木)
冬の野菜「白菜」
白菜は、冬に活躍する野菜の一つです。お鍋に入れたり、漬物にしたりしてよく食べられます。原産地は中国で、明治の初め頃に伝わってきました。大勢の人に親しまれるようになったのは大正時代の半ばすぎからです。英語で「チャイニーズ・キャベツ」といいます。ほとんどが水分ですが、ビタミンCが多く、メロンと同じくらい入っていて、カルシウムも含みます。今日は、ゆでて、かつお節であえて、漬物のようにして食べます。


平成27年1月16日(金)
しめじ
「におい まつたけ、味 しめじ」というようにしめじは味がよく、シャキシャキとした歯ざわりとくせの少ない人気のあるきのこです。秋から冬が旬の食べものです。本しめじは人口栽培ができなくて、天然のものが少ないので、栽培ができる「ぶなしめじ」や「ひらたけ」がしめじとして売られています。食物繊維が多く、お腹をきれいに掃除してくれます。また、カルシウムの吸収を良くするビタミンDも多く含んでいます。冬はお鍋によく使われますね。今日は、スープの中に入っていますよ


平成27年1月19日(月)
うずら卵
私たちがよく食べている卵、スーパーやコンビニでよく見かけますね。では、この卵。日本で見られる一番小さい卵は何でしょうか? 正解はうずらの卵です。重さは約18g程度です。ニワトリの卵の3分の1くらいの大きさで、栄養も3分の1くらいです。名前の通り、うずらが生んだ卵です。うずらは、からだが小さく長さが20センチくらいしかありません。なので、卵も小さいのですね。特徴は、表面に茶色のまだらの模様があることです。今日は、うずらの卵が「五目うま煮丼」に入っています。
  


平成27年1月20日(火)
切り干し大根
切り干し大根は、大根を切って干したものです。寒風で天日干し、「お日さまと風の力」がぎゅっとつまったものです。せん切りの他、1センチほどの太さの割り干しや輪切りのものもあります。野菜の少ない時期の保存食として、古くから庶民の食卓にのぼっていました。乾燥させることで、独特の甘みと風味が増し、歯ごたえがあります。食物繊維、カルシウム、鉄分が豊富な健康食品です。水でもどして、サラダや和え物、煮ものなどにして食べます。今日は、ごはんににんじん・ちりめんじゃこ・油揚げを混ぜた炊き込みごはんで食べます。
  


平成27年1月21日(水)
みそラーメン
みそラーメンは、昭和38年に北海道の札幌のラーメン専門店「三平」の主人の大宮守人という人が考案しました。店に来る単身赴任の常連客が、みそ汁を食べたがり、サービスに作ってやっていました。ある日、何かの拍子に、そのみそ汁の中へラーメンの玉を入れて出したところ、とても好評でした。そこで、「これはいける」と思い、色々な工夫をしてついに「みそラーメン」を完成させました。ラーメンは、しょうゆ味・塩味・みそ味がありますが、どれもおいしいですね〜!! 学校給食でも好きなメニューのベスト3に入る人気ですが、桃二小でも人気メニューの一つです。


平成27年1月22日(木)
ピクルス
ピクルスとは、「酢」で漬けた「漬けもの」の事です。「酢」は英語で「ビネーガー」といいます。ワインを貯蔵しておいたら発酵してお酢になったという意味です。日本に酢の醸造技術が伝わったのは4〜5世紀ごろで、お酒を作る技術とともに、中国から渡ってきました。作り方の基本は、「酒を造る工程の後に、酢酸発酵を加えること」です。お酢の種類は原材料別にたくさんありますが、穀類(米や麦)、果実(りんごやブドウ)などが多く使われています。お酢は日本だけでなく、世界中で親しまれている調味料です。
    


平成27年1月23日(金)
肉じゃが
日本の家庭料理、お袋の味といえば、「肉じゃが」を思い浮かべる人が多いようです。その「肉じゃが」を考えたのは日本の旧海軍の東郷平八郎元帥といわれています。イギリスに留学していた時によく食べたビーフシチューを日本風にアレンジしてつくらせたのが元祖のようです。ワインが不足のため、しょうゆと砂糖を使って味付けをしました。肉をさっと炒め煮し、肉のうまみが出た煮汁で野菜をじっくり煮ることで、おいしくなります。全国各地で食べられる肉じゃがですが、各家庭によって、肉は牛肉や豚肉を使い、それぞれの味を楽しみます。


平成27年1月26日(月)
日本最初の給食
学校給食の始まりは、明治22年、山形県鶴岡市の忠愛小学校とされています。栄養状態の悪い子ども達にお坊さんが集まり、お昼ごはんを作って食べさせたのです。その時の献立は、「塩おにぎり2個・塩さけ・つけもの」でした。いつもお腹をすかしていた子ども達にとって、最高の御馳走だったようです。今日は、その時のメニューを再現して、「塩おにぎりとゆかりおにぎり・さけの塩やき・たくわんのごま炒め・いも団子汁・牛乳」にしました。私たちは、毎日おいしく学校給食を食べていますが、当時の子ども達のことを思い浮かべて食べてみましょう。


平成27年1月27日(火)
※「なかよし給食」(他学年交流給食)のため、給食紹介はお休みです。


平成27年1月28日(水)
くじら
四方を海で囲まれた日本では、大昔からくじらを捕って、無駄なく全部食べていました。ところが、1982年にくじらを保護するために、売って食べるためには捕ってはいけないことになりました。それで、くじらの味を知らない人が増えてきました。今では、調査をするために捕ったくじらは、私たちが食べてもいいことになりました。皆さんのお父さんやお母さんは、学校給食でよく食べていたと思います。その時の味、しょうゆで味付けした「竜田揚げ」を味わってみましょう。


平成27年1月29日(木)
きなこ揚げパン
きなこ揚げパンは、昔からある献立です。昭和40年ごろ、初めて給食に登場しました。初めから人気があり、現在でもとても人気のあるメニューの一つです。作り方は、コッペパンを油で揚げて、きなこと砂糖をまぶします。熱いうちでないときなこがパンによくつきません。みなさんのお父さんやお母さんもきっと食べたことがあると思います。きなこは、大豆から作られます。たんぱく質がいっぱいで栄養満点です。みなさんの「揚げパン食べたい!」というリクエストにこたえました。いつ食べてもおいしいですね〜!!


平成27年1月30日(金)
深川めし
深川めしは、東京の郷土料理です。20年ほど前までは、東京湾でもたくさんのあさりがとれていました。今では、東京湾は埋め立てられ、あさりはほとんどとれなくなってしまいました。昔、東京の深川に魚市場がありました。屋台であさりの入った炊き込みごはんが「深川めし」として売り出されました。これがとてもおいしいと評判になり、東京の名物となって、東京の郷土食となりました。今日は、あさりの他にごぼうと油揚げ、そしてグリンピースを入れて作りました。ごはんの上にきざみのりをのせて食べましょう。


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