校長挨拶
   
           
   

令和5年度 「一人一人を大切にする」 

校 長 鈴木 朝代 

 令和5年度が始まりました。132名の1年生を迎え、24学級、726名でのスタートです。
昨年度は、創立80周年をお祝いする1年間でした。子どもたち、教職員、保護者の皆様、地域の皆様、同窓生の皆様と共に様々な場面でお祝いすることができました。多くの皆様にご協力いただきました。誠にありがとうございました。
 令和4年度は、コロナ禍における制限が随分緩和され、ESD子ども報告会も対面で行うことができました。また、各行事もマスク着用しながら、大勢が参集して行うことができました。その中で、大切にしていたことは、何事も子どもたちが企画運営し、様々な話し合いを繰り返しながら、主体的に行動していく姿でした。教職員は、その子供たちを支えるファシリテーターの立場で接してきました。その結果、子どもたちは、生き生きと活動に取り組んでおりました。私たちが目指してきた「やらされる」のではなく、「自分たちでやっていく」、「この学校は子供たちが創る」という子どもたちの姿へと変容してまいりました。
 今年度も、「気付き・考え・行動する子 〜Think Globally Act Locally(地球規模で考え、足元から行動する)な西田の子の育成を目指す〜」という教育目標を掲げ、ESDを推進してまいります。ユスコスクールに認定されて8年間、様々な教育活動を積み重ねてきました。子どもたちに身に付いた、主体的に学ぶ力、仲間と対話を重ねて解決していく力、行動力、発信力を、あらゆる活動の場で発揮させたいと思います。『教職員が子供たちを育む』というより、『子供たちが、西田小で学ぶことによって、様々な資質、能力が育まれていく』という学校にしていきたいと思います。

 また、今年度は、インクルーシブ教育を指導の重点とし、それぞれの良さや違いを理解し合い、誰もが自他を大切にできる子どもたちを育んでいきたいと思います。そのためにも、周りにいる大人(教職員、保護者、地域の皆様)の誰もが、インクルーシブな感覚をもって子供たちに接していけるよう、研修や講演会などを開催していく予定です。

 私は、子供たちがこのユネスコスクールである西田小学校で学んだことを誇りに思い、広く社会に貢献する人になって活躍してほしいと願っています。そのために、教職員、保護者の皆様、地域の皆様が情熱をもって子供たちを育んでいけるような学校づくりを進めてまいります。

    ここに集う すべての人々にとって、
               「夢を実現できる西田小学校」になりますように…