平成24年度教育調査の結果から 昨年末に実施いたしました教育調査の結果を別紙にてご報告いたします。回収率は87.5%でした。今年度も保護者の皆様には肯定率平均が94.4%という高い評価をお寄せいただき、ありがとうございました。
昨年度と評価項目に違いはありますが、昨年の肯定率平均92.2%よりもさらに高い評価となり、学校にとっても今年の頑張りを認めていただけた、来年もさらに頑張ろうという励みになります。
子供たちの評価(無記名)を見ましても、ほとんどが100%、平均98.4%という非常に高い結果となりました。子どもたちが満足した学校生活を送ってくれていることを誇りに思うとともに教員も元気づけられます。
とはいえ、否定率だけに目を向けるのではなく「どちらでもない」と「回答不能」の数や「肯定」と「やや肯定」の質の違いにも目を向け、否定のご意見を大切にして課題意識をもって分析し、来年度に活かしていきたいと考えています。
最も評価の低かった項目が「小中一貫教育」で、残念ながら全く昨年度と同じでした。昨年度より率は上がっていますが、今年度も他の項目と比べると特に落ち込んでいます。
「小中一貫教育」に関しては区の施策でもあり、毎年新しい試みを行っています。今年度は年間を通して4・5年生の社会と6年生の算数に高円寺中の先生が、1・2年生の英語に高南中の先生が、科学クラブにも両中学校の理科の先生が教えに来てくれています。7月には杉八小は全クラスの授業を杉四小と高円寺中の先生方に公開し、小中合同研究会を開きました。夏休み中には高円寺地域6校の小中学校の先生が一堂に集まって研究会も開きました。小中合同清掃やあいさつ運動も一緒にやっています。運動会やこどもまつりに中学生が参加してくれる、中学校の行事に小学生が参加する、という形も当たり前の光景になってきて、少しずつ一貫した教育が見えてきた感じがします。しかし、「どちらでもない」「回答不能」も44人と、十分な広報と成果の情報発信が不足していたと反省しております。
もう一つ「どちらでもない」「回答不能」が多かったのが「特別支援教育」です。特別支援コーディネータの頼實養護主任教諭を中心に、学習支援教員・スクールカウンセラー・教員等が支援方法について日常的に対応しておりますが、こちらも情報発信の不足を感じます。これについては保護者の方との連携がカギになります。連携を密にとりながらすすめていきたいと思います。
このアンケートの結果と皆様からいただいた貴重なご意見をもとに、学校教育をさらに見直して、25年度に向けてよりよい学校づくりの方針をたててお示ししていきます。来年度もよろしくご支援のほどをお願い致します。
参考文書:
杉八だより2月号(平成24年度 教育調査添付)