3月4日  全校朝会講話
     〜「古くからの文化に親しむ」〜

 昨日、3月3日はひな祭りでした。女の子の健やかな成長と幸せを願う行事として、ひな人形を飾ったり、ひなあられやひしもちなど、ひな祭りならではの食べ物いただいたりしながら、健やかな成長を祈ります。給食の放送でも、紹介がありました。
 節句は、1年に5回あり、3月3日の「桃の節句」の桃、1月7日の「人日(じんじつ)の節句」の七草、5月5日の「端午の節句」の菖蒲、7月7日の「七夕の節句」の笹、9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」といったものがあります。

 ところで、高四小では、古くから伝わる文化に触れる機会を大事にしています。その一つに、皆さんに挑戦してもらったものがあります。5・7・5の言葉のリズムをきくと思い浮かべるものがあるでしょう。俳句です。松尾芭蕉、正岡子規という歴史的な人物を知る人も多いと思います。また、
 ・古池や蛙飛こむ水のおと
 ・柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
 といった、作品もどこかで耳にしたことがあるものです。教科書にも紹介されています。

 日本では、昔から、連歌(れんが)といって、5・7・5・7・7の言葉のリズムを使って、前半の5・7・5と後半の7・7に分けて行う言葉遊びのようなものがあったそうです。その中でも、前半の5・7・5に注目して、変化してきたものが俳句だそうです。
 
 今年、取り組んだ俳句は、りんり俳句大賞というというところに応募してきました。この度、17000句の中から、年間優秀句ということで、表彰がありましたので、紹介します。

 季節の言葉を入れて、5・7・5の言葉のリズムに当てはめて表現をつくってみるというのも面白いものです。春に向かって少しずつ季節も変わっていきます。周囲の様子に関心をもちながら、俳句作りにも挑戦してみてください。