9月4日 朝会講話
     〜9月1日は関東大震災から100年〜

 今年は、ある大きな災害から100年がたった年となっています。ニュースなどで見た人も多いと思いますが、今から100年前の1923(大正12)年9月1日 11時58分に関東地方に大きな地震がありました。「関東大震災」と呼ばれています。

 海に近いところでは、津波の被害があり、海から離れたところでも、大規模な火事が発生しました。亡くなった方、行方不明になった方は、10万人以上とされましたが、多くは火災に巻き込まれた被害によるものでした。他にも、事実ではない、間違った情報が人々の不安をあおり、悲惨な事件があったともいわれています。この災害の教訓として、地震が起きたら「火の元を消す」とか、「災害がおきたらラジオ等正確な情報を収集しましょう」いうようようなことが言われています。

 その後も、日本では大きな地震災害が起きています。大きな揺れがあると、物が倒れたり、崩れたり、落ちたりしてきます。学校の避難訓練では、それから身を守るために、机の下に身を隠したり、校庭など安全な場所へ避難したりします。

地震災害は、いつ起きるか、わかりません。学校でも、避難訓練や施設の点検をしたりしながら安全な環境を作るようにしています。もし、気になるところがあったら、先生たちに教えてください。

 災害の時には、自分で自分の身を守る「自助」、お互いに協力して身を守る「共助」という考え方があります。関東大震災から100年を迎えるにあたり、私たち一人一人の行動力を高める必要があると思っています。

 これで、お話を終わります。