10月23日 全校朝会講話
     〜新しい考えは「本・旅・人」から生まれる〜

 早いもので10月も下旬に入ろうとしています。
 二十四節季では秋本番の時期から季節が進み、「霜降」といって、早朝に霜が降り始めたり、木々の紅葉が進んだりする時期とされています。学校にある木の様子も随分と変わってきました。

 さて、今月は読書月間です。皆さんにも読書カードが配られ、これまで読んできた本がたくさん書き溜められていることと思います。

 立命館アジア太平洋大学の学長に出口治明(でぐちはるあき)という方がいらっしゃいます。出口さんは、自分の頭で考えて、成長するためには、「自分の中に新しい情報や知識を取り込むことが大切」と言っています。その方法として3 つの方法を示しています。
 その方法は「本・旅・人」だそうです。「本」からは、人間の知の結晶を学ぶことができる。「旅(現場)」は、そこでしか分からない真実を実際に体験することで理解のレベルを上げることができる。「人との出会い」は、新しいアイデアが生まれやすくなると言っています。

 学校生活の中には、この3つの方法がすべてそろっています。6年生の教室前には、おすすめの本にその内容を紹介する帯が掛けられて展示されています。
 「本・旅・人」この3 つをキーワードにして、残りの読書月間を充実させたり、日頃の学習活動に取り組んだりしながら、よりよい社会やよりよい人との関係の在り方について、自分なりの考えを深めていきたい10月としたいものです。

 今日は、読書月間を終えるにあたり「新しい考えは、本・旅・人から生まれる」というお話をしました。