| 3月24日 修了式講話 |
| 〜自分自身を振り返る〜 |
| 先週、3月20日は、春分の日でした。春分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に、春が本格的に始まるとされていて、日本の農業や伝統文化に深く関わっています。 春分の日は「種まき」の目安とされ、五穀豊穣を願う日でもありました。また、彼岸の中日にあたることから、ご先祖様を供養する日ともされています。中には、お墓参りに出かけた人もいるでしょう。 春分を過ぎてやっと、本格的に春らしくなってきました。 さて、いよいよ今日は、令和6年度の修了式となりました。 1年間の学校生活の節目を迎える時、皆さんに伝えたいことがあります。 それは、「自分の好きなこと」「やってみたいこと」に自分自身で探し出してほしいということです。スポーツでも料理でも、科学でも、生き物でも、何でもいいです。自分の好きなこと、興味のあることをぜひ自分で見付け出してほしいと思っています。それが、きっと生きるエネルギーになったり、苦難を乗り越えようとするときのパワーになったりするからです。 このことは、様々な分野で活躍する方々の生き方から、学んだことでもあります。 でも、「自分の好きなことが分からない」という人がいたら、慌てることはありません。小学校、中学校の学校生活の中で、多くを学び、多くの人と出会い、多くの場所に実際に出かけながら見つければいいのです。ですので、1日1日を大切に過ごす必要があります。 先ほど、代表の皆さんに修了証をお渡ししました。その学年での学ぶべきことを終えたという証になります。この後、教室で担任の先生から手渡されますが、学校生活全体にかかる足跡です。担任の先生方からの言葉も書かれています。1年間の学校生活の学びを振り返りながら、そこには多くの先生方の支えがあったことに感謝の気持ちを持ちながら、いただいてください。先生方は、皆さんのことを一生懸命に考えてくれています。 6年生は、立派に最高学年としての役目を果たし、明日卒業式を迎えます。5年生は、在校生代表として卒業式に出席し、バトンを受け継ぐ準備が整いました。4年生は、自分たちの学んだことを生かして社会に発信しようとする学びのエネルギーが高まりました。3年生は、実行委員を中心に自分たちで企画運営する経験をたくさん積みました。2年生は、難しい九九を覚えて学習の基礎を整えました。1年生は、小学校での先輩として、幼稚園生や保育園生に学校生活の楽しさを伝えました。入学式での出し物もよろしくお願いします。 今日で、令和6年度の学習は、終わりを迎えます。 自分が頑張ったことを自分でほめてやりながら、自分の得意なこと、好きなことを春休み中に振り返ってみてください。そして、どのような新しい1年間にしたいか目標をもつ春休みにしてください。 進学・進級した先でまた、頑張りましょう。 |