6月16日  全校朝会講話
     ~旬の食べ物~
6月も中旬になりました。二十四節季では、芒種となり、田植えの時期となり、かまきりや蛍が見られるようになったり、梅の実が熟したりするころとされています。そういえば、正門にある梅の木にもたくさんの実がなって、黄色く熟していました。梅雨の時期にもなりました。紫陽花が咲いているのも見付けました。雨が多くなりますが、この季節だからこその落ち着いた様子をよく観察してみてください。

さて、「食」についてのお話をしてきましたが、今日は6月にちょうどおいしい時期を迎える旬の食べ物について、お話をします。

野菜では、トマト、なす、きゅうりが旬を迎えます。特にトマトは、リコピンというものが含まれていて、生活習慣病や老化を防ぐといわれているそうです。
また、お魚では、イワシやアジ、アユが旬を迎えます。アユは、川の石に生えている藻によって、味が異なるそうです。不思議ですね。
果物では、さくらんぼ、梅の実(完熟梅)、スイカが旬を迎えます。スーパーに行くと、一番目立つところに並んでいるのを見付けました。

これらの旬の食材を詳しく調べてみると分かったことがありました。
ちょうどこれからの時期は、暑くなって、汗をたくさんかく時期になります。汗をかくというのは、体の外に水分が出てしまうということの他に、大事な栄養も体の外に出てしまうのだそうです。それは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分といったものです。
先ほどの旬の食材には、暑い夏を元気に乗り切ることができるこれらの栄養素が自然と含まれています。旬の食材を食べると、その季節を健康に乗り切ることができる。きっと、昔からの知恵なんだと思いました。

ちなみに、6月11日の給食では、アジをつかったメニューでした。栄養士さんに感謝したいと思います。