9月1日  始業式講話
     ~自分は、どうする必要があるのか考える2学期にしよう~
 今年の夏も暑い日が続きました。二十四節気では、「処暑」となり、虫の鳴き声が聞こえるようになってきました。夏休みには、宿題を頑張ったり、自分なりに関心をもったりしたことを追究したり、普段、行くことができないところに出かけてみたり、様々な経験を積むことができたと思います。
 また、今年の夏は戦後80年という節目の年を迎える夏でした。終戦の日となる8月15日の前後には、様々なニュースやテレビ報道がありました。昔の出来事を知ると、こうして全校の児童が一つの場所に集まって学校生活をスタートさせることができる幸せに感謝しなければいけないと思いました。

 さて、2学期は、10月の運動会、12月の展覧会と大きな全校による学校行事があります。その他にも、生活科見学や社会科見学、縦割班活動、保育園・幼稚園との交流といった学年ごとの行事もあります。

 学校では、1年生から6年生までの多くの友達が集まって生活を送る場です。初めての経験や人との出会いを積み重ねる中で、学校生活でしかできないことを大切に過ごしていって欲しいと思います。
 学校でしかできないこと、それはたくさんの友達と相談をしたり、どうしたらよりよい学校生活になるか一緒に知恵を出し合って考えていくことです。そこでは、つねに、「自分はどうする必要があるか」を考えなくては、いけません。なので、誰かを傷つけたり、嫌な思い、不安にさせたりするような言葉遣いや暴力、いじめはあってはいけないことです。

 いい学校、いい学年、いい学級は、誰かが与えてくれるものではなく、自分たちでつくっていくものです。

 人は目標がしっかり定まることで、はじめてグンとやる気が高まり、頑張ることができるそうです。一人一人が、どういった学校生活を送っていきたいか、ぜひ担任の先生方と目標を確かめて2学期の学校生活をスタートさせてください。