| 10月27日 全校朝会講話 |
| ~学びを深める「本・旅・人」~ |
| 運動会が終わって、急に寒くなりました。早くもインフルエンザが流行っているようです。うがい手洗い、換気に注意しながら健康な学校生活を送っていきたいと思います。 また、18日の運動会では、皆さんの一人一人の頑張りがよく伝わってきました。「目標に向かって頑張ること」のよさや面白さが分かったと思います。 さて、9月のことですが国立競技場へ世界陸上を観に行く機会がありました。競技場では、砲丸投げの競技が行われていました。砲丸投げでは、重さ4キロもある球をどれだけ遠くへ投げることができるかを競います。一人で多い選手は6回も投げて優勝を競います。ですので、投げ終わった後の球を投げる地点に戻さなければいけません。 では、投げ終わった球をどうやって、投げる地点に戻すか。4キロもある球を人がその都度運ぶのか、籠に入れてまとめて運ぶのか。競技場に行って初めて分かったことがありました。 それは、グラウンドの端に流しそうめんを流すような台をつくって球を転がして、スタート地点に戻すという方法でした。これなら重い球を抱えて人が走り回る必要もありません。「なるほど」と思いました。 私たちの考えや理解を深めるには、「本・旅・人」が大事であるという人がいます。「本」では、長い歴史の中で積み重なった人々の知恵を学び、「旅」では、その場所で自分の眼で確かめることで新たな発見や理解が深まる、「人」では、新たに人と出会うことで考え方を学ぶことができるという人がいます。学校生活では、これらのことがすべて含まれています。 間もなく11月になります。自分の眼で確かめ、実際にやってみる、そんな学びの深い秋にしてください。 |