8月

平成29年度 夏休みだからこそ、早起きを!

 暑い日が続いています。明日から、1年生にとっては初めての夏休みが、6年生にとっては小学校生活最後の夏休みが始まります。せっかくの夏休みを、楽しく充実したものにするには、どうすればいいのでしょうか。
かく言う私は、仕事柄、学生時代と合わせると40回以上、夏休みを経験していますが、一度たりとも、うまく夏休みを過ごせたことがありません。たいていは、8月31日になっても宿題などが終わっておらず、目標も達成できずに、ただ焦りと後悔の中で新学期を迎えていました。「大きすぎる目標を立ててしまう。」「やろうと決めたことが、意思が弱くて続かない。」「他の楽しいものの誘惑に負けてしまう。」などが原因として考えらますが、全ての人が私のようになるわけではありません。夏休み明けの子供たちは、楽しかった夏休みについて、たくさん話をしてくれます。どんな夏休みを過ごすと子供が成長し、楽しかったと感じることができるのでしょうか。
夏休みには、たくさんの時間があります。しかし、子供たちはその時間、どう過ごしてよいかわからなくなるようです。基本は、学校があるときと同じように生活できるように心がけさせたいです。学校では、勉強したり、体育や休み時間には、たくさん身体を動かしたりしています。給食の準備や片付けも行い、掃除もみんなで協力してやっています。子供たちは4月からの3ヶ月半で、規則正しい生活リズムや各学年での生活の仕方を身につけ、大きく成長しました。それらのリズムを崩さないためにも、学校の学習や生活を意識した生活をするようにしてほしいです。特に、朝のリズムが崩れて、一日中のリズムが崩れてしまうことが多くあります。学校のプールや地域のラジオ体操などの行事をうまく活用するのもいいと思います。
「早起きは三文の徳」と昔からよく言われています。時間のある夏休みだからこそ早起きをして、やらなくてはいけないことをさっと終わらせて、自分の好きなことに、夢中になって取り組む時間を多く作らせたいです。朝の時間は、脳にとってもゴールデンタイムで、学習や作業や効率的に進められる時間だとも言われています。朝の時間を効果的に使って、充実した夏休みを過ごしてほしいです。
41日間の長い夏休みを、子供たちが安全に楽しく過ごし、大きく成長した姿で会えることを楽しみにしています。
 副校長 吉岡光弘

H28年度 親子一緒の体験を通して子供に自信をつける夏を

 一学期が終了し、いよいよ夏休みが始まります。

 保護者と子供がふれあい、様々な体験を通して、子供たちがより一層主体的になり、自信をつける夏休みにしたいものです。

 7月の始めに、5年生の富士学園移動教室がありました。子供たちは家庭から離れ、友達と協力しながら生活していきます。多くの子供たちにとって初めての経験でした。その中で、食事を盛り付けるのがとても上手な子、豚汁づくりでかまどの日を燃やしていくのが上手な子、野菜を切るのが上手な子、布団のシーツを敷くのが上手な子など、普段とは違って活躍する子供たちがたくさんいました。その子供たちに聞いてみると、「家でいつも手伝っているから」「お父さんとキャンプに行ったときに教えてもらった」「お母さんと一緒にやったことがあるから」など、これまでの体験が、自信となって活躍できたのです。

 一方で、子供たちは、体験したことのないことでは、どうやってよいかわからず、自分から進んでやろうとはしません。お風呂に入ってタオルを絞ることや、食事のテーブルをふきんで拭くこと、部屋のゴミ箱のごみを捨てること、洋服をたたむことなど、何気ない日常のことなのに、経験の少ない子供はとても苦労していました。こうした毎日の生活をしていく中でのちょっとしたことは、生きる力としてとても大切です。

 しかし、子供たちを見ていると、毎日の生活が大人のテンポで進み、大人がじっくりと子供と関わって生活体験を増やしてあげることが少なくなっているように感じます。やってもらうことが当たり前になっている子供たちも多くいます。子供は、大人と一緒に生活体験を繰り返し、繰り返しの中でほめられることで生活に必要な力を身に付けていきます。特に、子供たちは、保護者からほめられるのが何よりも励みになります。「やりなさい」「当番だから」では、かえってできないことにマイナスイメージをもってしまい、主体性や自信につながっていきません。

 生活力が高まると、不思議なことに学力も高まっていきます。長い夏休みが始まります。家庭に戻り過ごす中で、子供たちの心や体が豊かに成長する大切な時間です。自立し、自信をもった子供たちに育つため、この夏、ぜひ、人生の先輩として様々な体験を共にやってみて、アドバイスし、ほめて生活する力をつけてはどうでしょうか。

 二学期、一回り大きく成長し、元気で登校してくることを楽しみにしています。

H27年度 自由な時間が人を豊かに育てる

 一学期が終了し、いよいよ長い夏休みが始まります。学校を離れ、家庭や地域に戻り自由な時間を過ごす中で、子供たちは、普段とは違う発見や考えに出会います。汗びっしょりになって体を動かしてみることは、気持ちもさわやかになります。夏休みという自由な時間は、子供たちの心や体が豊かに成長する大切な時間です。

 かつての子供たちは、時間があると友達と野原に行って基地を作ったり、朝早く起きて林に行ってカブトムシを捕ったり、マンガやイラストを書いたり、石けりやゴム跳びをしたりと、大人から見たら役に立つとは思えないことでも自分たちで考え夢中になって時間を過ごしていました。しかし、今の子供たちをる見ていると、自由な時間に何をしようかとわくわくするよりも、すでに決まっているスケジュールをこなしていることが多いようで気にかかります。

 夏休みという自由な時間を自分で考えて過ごすことは、とても大切なことです。絵の好きな子はたくさん絵を描き、本が好きな子はたくさん本を読む、児童館に行って違う友達と遊ぶことや学校のプールで水泳を練習することもよいです。子供たちと話し合い、家族で夏の計画や家事の分担などを決めることもよいです。

 大切なことは、何をしようかと子供自身が自分で考え、自分で行動してみることです。大人はそれを見守り、これをしなさいと指示をするのではなく、人生の先輩として自分で考え行動するためのアドバイスや場の提供をしたいものです。それが、子供たちの主体性を育て、心や体をより一層豊かに成長させます。

 二学期、一回り大きく成長し、元気で登校してくることを楽しみにしています。

H26年度 汗をかこう!  体験から感じ考える夏休みを

 一学期が終了し、いよいよ長い夏休みが始まります。安全に気を付け、普段できない有意義な時間を過ごしてほしいと思います。
 さて、科学の進歩とともに、便利な生活の中で、大人も子供も汗をかいて体を動かすことが少なくなっているように思います。子供たちの生活を見ていると、机の前に座って勉強するけれども、掃除をしたり、友達と遊んだり、生き物の世話をしたりと、体を動かして何かをすることが苦手な子供たちが増えている気がします。

 また、大人も忙しい毎日の中で、「お手伝いをしなさい。勉強をしなさい。体を動かしなさい。」と言葉では言うけれども、一緒にお茶碗を並べたり、一緒に片づけをしたり、一緒に勉強をしたりと実際に子供たちと体を動かして行うことが少なくなってはいないでしょうか。

 私は、花壇の草取りをしたり、花を植えたりします。泥んこになりながら草を抜いていると、思わぬ虫を見つけたり、草の匂いを楽しんだりできます。また、草の育つ勢いに感動したり、どうやったら良い花が咲くかなと考えたりします。汗びっしょりになって体を動かし、実際に行ってみることで、普段は気がつかない発見や感動に出会えます。また、日頃、校庭や地域を綺麗にしてくださっている方への感謝の気持ちも広がります。

 夏休みは、チャンスの時です。
汗をかいて身につけた知恵は、子供たちの心や体に強く息づいていきます。それが、確かな生きる力となっていきます。毎日の生活の中で保護者の皆様と子供たちが、共に体を動かし、感動したことや、一生懸命になれることは、子供たちの心を育て2学期からの大きな力となります。

 ぜひ、充実した夏休みを過ごし、心も体もたくましくなって、2学期元気で登校してくることを楽しみにしています。

校長 鶴巻景子