春になると、「いつ咲くのだろう」と多くの人が楽しみにする桜。満開の時期には、その美しさに目を奪われますが、気がつけばあっという間に散っていくのもまた桜の姿です。
今朝の通勤途中、ふと足を止めました。多くのヤマザクラがすでに花を落とし、葉桜へと移ろう中で、一本の枝に、今まさに咲き誇ろうとする花々がありました。周囲とは少し違うその姿に、思わず写真を撮りました。
満開の時期に咲くことだけが桜の魅力ではなく、それぞれのタイミングで、それぞれの姿を見せているのだと感じました。早く咲くものもあれば、ゆっくりと力をためてから咲くものもある。その違いは、決して優劣ではなく、その木が持つリズムなのかもしれません。
学校の中でも、子どもたち一人一人が、それぞれのペースで成長しています。すぐに変化が見える場面もあれば、しばらく変化が見えにくい場面もあります。しかし、ある瞬間にふと、「あ、変わったな」と感じることがあります。それは、見えないところで積み重ねてきたものが、形となって表れてきた瞬間なのだと思います。
今日見かけた桜は、まさにそんな姿を教えてくれているようでした。周囲が散っていく中でも、自分のタイミングでしっかりと花を開く。その姿に、子どもたちのこれからの成長が重なって見えました。
高井戸小学校でも、「学びにより見える世界を変えていこう!」という合言葉のもと、子どもたち一人一人のリズムを大切にしながら、日々の学びを積み重ねています。今はまだつぼみのように見える力も、やがてそれぞれの形で花開いていくはずです。
校庭や通学路でも、さまざまな春の変化が見られます。ぜひ、お子さんと一緒に足を止めて、小さな変化に目を向けてみてください。そこには、子どもたちの成長とつながるヒントが、きっと見えてくるはずです。


