見えない成長が見えるとき

春の訪れとともに、学校では毎年恒例の「発育測定」が始まりました。

子どもたちにとっては、「どれくらい大きくなったかな」と自分の成長を実感できる、ちょっと楽しみな時間でもあります。

養護教諭の遠藤先生のやさしく的確な声かけのもと、子どもたちは自分の順番を静かに待ち、落ち着いて検査を受けていました。

その様子を見ていると、「行儀がよい」という一言では表しきれない、日々の積み重ねが感じられます。

並んでいる時間、前の友達の様子を見ながら自然と動きをそろえていく姿。声をかけられなくても、自分で考えて行動する姿。そうした一つ一つが、学びの中で育まれてきた力なのだと思います。

発育測定は、身長や体重といった“目に見える成長”を確かめる機会です。しかし同時に、こうした場面では、“目には見えにくい成長”もまた、確かに表れてきます。

周りを見て動く力、場にふさわしい振る舞いを選ぶ力、そして安心してその場にいられる関係性。

こうした力は、教室や校庭、さまざまな場面での経験がつながり合う中で、少しずつ育ってきたものです。

「学びによって見える世界を変えていこう!」

子どもたちは、数値としての成長だけでなく、自分自身の変化や周りとの関わりの中で、世界の見え方を少しずつ変えています。

発育測定という一見シンプルな場面にも、その変化が確かに息づいていることを、改めて感じたひとときでした。

これからも、一人一人の成長が、周囲へとやさしく広がっていくような学びの場を大切にしていきたいと思います。