中休みのひととき、校長室に元気な足音が近づいてきました。
やってきたのは3年生の男の子。
手の中には、校庭の草むらで見つけたというトカゲがいました。
「自分で面倒を見るから、校長室に置いてもいいですか?」
トカゲを見つめるまなざしはとても真剣で、命あるものに向き合う姿そのものでした。
きっとこれから、「何を食べるのかな」「どんな場所が過ごしやすいのかな」と考えながら、試したり、調べたりする姿が生まれてくることでしょう。
こうした小さな出来事の中に、学びの芽はたくさんあります。図鑑を開く子がいるかもしれませんし、友達に見せながら新しい発見を共有する場面も生まれるかもしれません。
一人の「やってみたい」という気持ちが、周りの子どもたちの興味や関心を広げていく、そんな広がりも楽しみです。
校長室は、少しずつ子どもたちの思いが集まる場所になってきています。折り紙の飾りやホワイトボードの「わたしのじまん」、そして今回のトカゲ。どれも、子どもたちの「やってみたい」から生まれたものです。
また校長室がにぎやかになりそうです。そのにぎやかさの中で、どんな学びが生まれていくのか、これからも楽しみに見守っていきたいと思います。


