学校経営計画

平成26年度 杉並区立新泉小学校経営計画

平成26年度 杉並区立新泉小学校 学校経営計画
                                                           
                                   
1 本校の学校教育目標
  「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」をバランスよく身に付け、主体的に行動する子どもの育成を目指し、次の目標を掲げる。
  ○よく考えくふうする子ども
  ◎思いやりをもって助け合う子ども
  ○明るくたくましい子ども


2 目指す学校像「地域で学び、地域で育つ 小中一貫教育校」
平成27年4月開校の小中一貫校に向けて、新しい時代を担う柔軟で活力ある質の高い教育を推進する。
■ 学ぶ喜びと自ら伸びようとする力をはぐくむ学校
■ 豊かに人とかかわり、自尊感情をはぐくむ学校
■ この学校・地域で育つことに喜びと誇りをはぐくむ学校


3 具体的な目標と方策

(1)主体的な学びづくり(基礎学力・課題解決力の育成)と道徳教育の充実

◎表現活動の充実
・話題設定や取材に関する指導を重点的に行い、収集した知識や情報を関連づける力を育成する。特に全教科において、書く活動の構成に関する指導を行う。
・話す指導については、姿勢・口形・声の大きさや速さに注意し、はっきりした発音で話す指導を徹底して行う。
・算数の授業については、東京方式「習熟度別指導ガイドライン」をもとに、習熟の程度に応じた習熟度別指導を徹底し、個々の学習状況に応じて学年を超えてわからない箇所に立ち戻る指導を行い、「できる」「わかる」まで繰り返す指導を実施する。

◎教科担任制による専門的な授業の実施
・中学校教員との協働授業を国語、社会、算数(少人数)、理科、音楽、図画工作、体育、外国語活動(英語)で実施し、専門的な知識を活用した質の高い授業を展開する。

◎道徳授業の充実
・文部科学省国立教育政策研究所学習指導実践協力校として、「わたしたちの道徳」の効果的な活用を図ると共に、小中一貫教育校「学習案内」の道徳と他教科とを有機的に関連させた単元を検証する。特に、話し合い活動を重点的に指導し、「話すこと」「聞くこと」に関連する指導を充実させ、豊かな心の育成を図る。
・全教育活動を通した道徳教育の推進により、いじめのない学校づくりを推進する。

○読書活動及びことばの教育の充実
   
・月に1回ずつ、学校司書による読書活動の授業を行うとともに、週2回の読書タイムでの読み聞かせなど、読書活動の充実を図る。
(年間読書量 下学年1000ページ、上学年2000ページ以上)
  
・言葉の教育を中心とした日本の伝統文化に親しむ学習の充実を図る。
  

○ノート指導と問題解決型の授業展開
・思考力、想像力、表現力を育成するノート指導と、学習のめあてを明確にした問題解決型の授業を展開することにより、学力向上を図る。
  

○国際コミュニケーション力をはぐくむ英語活動の充実
・小中一貫教育の英語活動のカリキュラムに基づいた英語による授業を基本とし、中学校教員との協働授業を実施し、表現力やコミュニケーション力を培う。

◎ICTを活用した授業の充実
・電子黒板、電子教科書、書画カメラ等のICT機器を活用し、わかりやすく楽しい授業を工夫する。

(2)健康づくり
◎ 体力向上とからだづくり
・毎週水曜日の体力アップタイムを中心に日常的な体育活動を重視すると共に、体育の校内研究で培った指導法を学校全体でさらに工夫し、児童の体力向上を図る。
児童の体力向上を図る。
・食育及び健康教育について、養護教諭や栄養士と共同した授業を
実施する。(年間4回以上)

(3)自他を尊重する豊かな関係づくり(コミュニケーション力・自尊感情の醸成)

◎縦割り活動の充実
・縦割りの活動(毎月の「ふれあいタイム」「たてわり班給食」など)を一層充実させ、全ての学年の子供たちがかかわり合いながら人間関係を広げ、豊かに成長していくよう努める。

◎副担任制による確かな学級づくり
・担任と副担任の専科教員が複数の視点で子供のよさを認め、励ますことにより、よりよい学級づくりを進め、集団での学び合いや豊かな心を育成する。
・子供の心の居場所としての学級経営を重視し、自己の存在感が自覚でき、自尊感情がはぐくまれる学級風土を培う。

○小中一貫教育での共通した生活指導の充実
・「あいさつ」「返事」「よい姿勢」「時間を守る」「美しい環境」を重視した生活指導を中心に、落ち着いた学校生活を展開する。
・ノーチャイム制により、児童自らが考え判断し行動する力を培い、基本的な生活習慣を定着させ、規律ある集団行動ができるようにする。

(4)小中一貫教育の推進(学びの連携・地域の連携・開かれた学校

◎小・中学校の児童・生徒との交流の充実
・中学生と同じ敷地内で生活することにより、自主的に学び、周りのことを考えて行動することの大切さを学び、お互い理解し合い、高め合う小中一貫教育校の一年次とする。

◎日常的な小中学校の交流・連携の充実
・小中一貫教育コーディネーターを配置し、日常的に教員が指導交流を図り、中学校との学びの連携を図る。(兼務発令、教科指導の連携等)
・小中一貫教育校に向けて、昨年作成のカリキュラム「学習案内」の検証を行う。


(5)特別支援教育の充実(共に学び・共に育つ)

・仲よし学級と通常学級の交流及び共同学習を積極的に推進し、共に学び共に育つ教育の充実を図る。
・特別支援教育コーディネーターによる校内委員会を毎月実施し、個に応じた指導の充実を図る。
・学習支援教員や講師を中心とした特別支援教室の活用を図り、特別支援教育の充実を図る。

4 学校教育における基本的な姿勢

○ 公教育の責任を果たす確かな学力の定着と安全な学校生活の推進に基づき、計画に基づいた指導と評価による改善に努める。

○ 常に、児童や保護者の言葉に心を傾け、一人一人に寄り添った指導や対応を行う。

○ 安全・安心を第一に、報告・連絡・相談を密にし、全教職員が一致協力して、教育活動を行う。特に事故や対応については、連携して迅速に対応する。

○ 公務員として服務の厳正に努め、常に全体の奉仕者である自覚をもって勤務する。

○ 人権教育の推進者としての自覚をもち、体罰や言葉などにより、児童の心を傷つける行為を起こさない。

○ 教育公務員として、絶えず研修に努め、資質・能力の向上を図る。

○ 保護者や地域に教育活動の理解と協力を得るため、建設的な意見や要望は真摯に受け止め改善に生かすとともに、個人面談や保護者会の充実、授業公開の充実や情報発信に努める。

○ ICTの推進により、校務の効率化や授業の改善を積極的に図る。

○ ホームページや学校便りなど、学校の情報発信を積極的に行っていく。