平成23年度 全校朝会

「死ね」ってどういう言葉?

今日は「死ね」という言葉についての話です。
今日はちょっと話が難しいかもしれません。でも大事な話なのでしっかり聞いてください。
この前、お友達に「死ね」って言っている人がいたのです。よく聞いていると、みんな結構気軽につかっているのです。

ではこの言葉の意味を考えてみましょう。
言われたらどんな気持がしますか?
いやな気持ちですね。
そうすると、自分は言われたら嫌だけど、結構気軽に使ってしまう、ということですね。

さて、「死ぬ」ってどういうことでしょうか。
身近な人の死にあった人はいますか?その時どんなに悲しかったか思い出してみてください。しんだら、見ることも考えることも、聞くことも、お友達と話すこともできなくなります。
ゲームのように生き返ることは決してありません。電池を入れ替えることもできません。
「死ね」というのは、「そうなれ」と言っていることなのです。「ばか」「あほ」とは同じ意味ではありません。「この世にいらない」という、罪深い言葉です。そのことを理解してください。

最近のニュースから例をあげましょう。
1、 Jリーグで「死ね」と言って処分を受けた話。
大人の世界でも、特にスポーツマンシップを要求されるスポーツの世界では当然かもしれませんが、選手が「死ね」と言ったら、その場でレッドカードで退場。その後の選手生命にもかかわるくらいひどい言葉と認識されています。
2、 ブログに「死ね」と書かれて自殺した子の話。
これはいじめです。言葉で人が死ぬこともあるのです。人間として絶対に言ってはならない言葉です。

さあ、これでもあなたたちは「死ね」と言いますか?
何気なく使っていた子もちゃんと考えなおしてくれたことと思います。
じゃあ、「死ね」以外はどうでしょう?
「消えろ」は?「うざい」は?「きもい」は?
相手に対して不快に思っている感情を表し、相手にぶつけるように使われる汚い言葉は相手もいい気持がしないし、自分もいい気持にならないはずです。
いやしい言葉にはいやしい心、冷たい言葉にはつめたい心。その反対にやさしい言葉には優しい心、美しい言葉には美しい心が育ちます。
言葉を大切にしていきましょう。

読書感想文

23年度読書感想文コンクールでは三人のお友達が「佳作」に、一人が「入選」、一人が「特選」に選ばれました。
「特選」は区内で各学年2〜3名しか選ばれない、一番いい賞です。このすばらしい賞をとった3年馬場君にその感想文を読んでもらいました。
「『わたしのとくべつな場所』を読んで」というこの感想文では、単に本を読んでわかったこと、その感想だけを書くにとどまらず、差別問題を自分の身の回りの出来事と比べ考えることによって、自分の身にひきよせて考えてみました。そこが評価の高かった点だと思います。
いずれにしろ、すばらしい賞を獲得しました。おめでとう!

わんわんパトロールの人にあいさつしよう

高円寺のわんわんパトロールの皆さんに来ていただいて紹介しました。
70組以上のワンちゃんたちが散歩しながら、みんなやまちの安全を守ってくれていると伺い、改めて感謝の気持ちをもちました。
まちでわんわんパトロールを見かけたら、ぜひ挨拶をしたり、声をかけてほしいと思います。
まちの人と子供たちが仲良くなって、あいさつの行き交うまちにしたいですね。

紅葉の秘密

「金色の ちひさき鳥の形して 銀杏ちるなり 夕日の岡に 与謝野晶子」
「山川に 風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり 春道列記」
「言葉の教育」にのっている紅葉を詠んだ歌です。昔から人々は紅葉を楽しみました。

これは学校の紅葉した桜の葉っぱです。
春にきれいな花が咲いていたのを覚えていますか?
花のあと、きれいな緑の葉っぱになって、そのあとこんな色になっています。
葉っぱが赤くなったり、黄色になったり色が変わるのを紅葉といいます。
この紅葉ですが、同じ木でも、地域によって色が違ったりします。
これは東京より少し寒い方の福島県の山の方の紅葉です。夜と昼の気温の差があるととても鮮やかな色になります。

東京ではこんな色なんですよ。鮮やかで全く違いますね。
北の方でこうやって紅葉している木そのものを東京に植え替えてもこの色は出ません。
時には一本の木の中でも色が違ったりします。本当に不思議ですね。

なぜ葉っぱの色が変わるのでしょうか。
それは、春から夏にかけて、たくさん光合成で栄養を作ってくれた葉っぱですが、冬になるとあまり栄養を作らなくなるので、かえってじゃまになるのです。それに、葉っぱがついていると、水分が気孔からたくさん蒸発していってしまい、木が枯れてしまうので葉っぱに栄養が行かなくしてしまい、葉っぱの根元の処にコルク質の離層をつくって切り離そうとするのです。
養分をたくさん作ってくれる間は大切にしますが、養分をあまり作らなくなってしまうと、落としてしまうんですね。
海の家と一緒で、もうけになるときには店(葉)を出し、諸費用の方が嵩むようになると店をたたむのです。葉っぱはワンシーズンのための店です
だからこういう木は毎年葉っぱを出して冬になると葉を落とす落葉樹といいます。

もちろん、葉っぱが緑のままの木もありますね。これは常緑樹といって、落葉樹のように一年ぽっきりでなかったり、色を変えて派手に落ちることもないので目立ちませんが、少しずつ葉を落として新しい葉と入れ替わっています。

いずれにしろ日本に四季があって、落葉樹があるから起こる現象で、世界には緯度の低いところには四季のない国がたくさんあって、そう言う国にでは紅葉はおこりにくい。
また、四季があってもオーストラリアのように大半がユーカリのような常緑樹ばかりの国では移植した木以外は紅葉はありません。
また、アメリカやヨーロッパは黄色の紅葉しかないといいますから、こんな紅葉が楽しめる日本にいるのは幸せなことかもしれませんね。

いずれにしろ、紅葉とは、樹木が冬の準備をする働きです。
植物の工夫はおもしろいですね。
農家の人達は、葉が色づくのを、冬が来る合図として、ふゆがこいをしたり、霜よけをしたり、冬の準備を始めるそうです。
私たちも、工夫して、元気に冬を迎えられるようにしていきましょうね。