学校だより

平成26年度

桜が咲きました

学校だより1月号


 あけましておめでとうございます。昨年中はたいへんお世話になりました、今年もよろしくお願いいたします。

 いよいよ3年生は中学校生活最後の時期を迎えました。12月から面接の練習をしていますが、どの生徒も「中学校時代に取り組んだこと」「高等学校でやってみたいこと」などについて、しっかりと自分の考えを伝えてくれており、たくましさを感じさせてくれるものの、もっと自分に自信を持って自分の中学校時代語ってください。また、中学校の卒業は義務教育を修了するということで、このあとは進学しても就職してもOKということです。今年の卒業生も進学するのでイメージしにくいかもしれませんが、もしも4月から社会に出るとしたらどうしますか。働きますか、何もしないで家にいますか、それとも何か別のことに取り組みますか。社会に出るということはどんなことなのでしょうか。

 「社会人」ということばを調べてみると「社会に参加している人のこと」とあります。一般的には社会で責任を持って生活している人を指すことが多いようですが、「社会人=はたらく人」と言った意味合いも強いようです。今、みなさんは学校生活を送っていますが、2年生の時には5日間の職場体験に出かけましたし、1年生では職場を訪問して話を聞いています。中学校時代に職場や仕事に触れてみて多くのことを学び、感じてくれたことと思います。
ところが、厚生労働省の調査では中学校を卒業して就職した人の64%、高校卒業後に就職した人の36%、大学を卒業した人の29%の人が最初に就職した会社を3年以内にやめているそうです。予想以上にはたらくということは厳しそうですし、自分自身の理解、社会と自分との関わり、将来の目標などを見失ってしまう傾向があるのかもしれません。進路変更や再チャレンジは当然あってしかるべきと思うのですが、厚生労働省の定義でのフリーターは1982年に50万人であったのが、2003年で217万人となり、2010年には若干減少し183万人に。ニート状態(学校に行かない、働いてもいない若者)の人はやはり10年間で40万人から62万人に増加しているそうです。急速に進む少子高齢化や、IT技術の発達でますます拍車のかかるグローバル化、雇用の流動化や競争の激化など、前例のない変化の波は、政治や経済はもちろん、社会生活全般におよんでいます。こんな時代で中学校を卒業して自立できる人間に。というのはとても大変なことなのかもしれません。そこで、社会人としての基礎的な力について調べてみてみました。
 (1)前に踏み出す力(一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力 action )
 (2)考え抜く力(疑問を持ち、考え抜く力 thinking )
 (3)チームで働く力(多様な人とともに、目標に向けて協力する力 teamwork )
この3つの能力が基礎となっているそうです。前に踏み出すためには「やろう」という気持ちと体力が必要です。答えはひとつではありません、試行錯誤しながらも失敗を恐れず、自ら一歩前に踏み出す行動力が必要です。また、考えぬいていくためには、常に問題意識を持ち、課題を発見していかなければなりません。その上で課題を解決していくための方法やプロセスをあきらめずに自分から学び、考えていかなければなりません。そして、チームではたらくためには自分の意見を的確に伝え、意見の違う他の人とともに行動する思いやりが必要です。都立高校推薦入試では集団討論もありますが、他の人の意見をよく聞き、自ら考えて自分の意見を述べることや、他の人からの意見を待っているのではなく、自分から話を切り出し、活発な意見交換をすすめていくことが求められています。みなさん一人ひとりが自立し、多様な人たちとコミュニケーションをとりながら協働し、マニュアルの存在しない時代を生き抜いていくためには「待っていてはいけない」のでしょう。自分からすすんで考え、行動し、問題や課題を解決していく力を磨いていきましょう。勉強でも部活でも仕事でも何でもおなじです。「自分から」取り組んでいきましょう。先生方も全力でみんなを磨いていこうと思っています。(橋本 剛)

謹賀新年

12月 犯罪の手段としても利用されるインターネット

 情報通信ネットワークの発展に伴い、インターネットが身近なものとなる一方で、サイバー犯罪の検挙件数やインターネット上でのトラブル等に関する相談件数は増加傾向にあり、犯罪の手口についても高度化・多様化しています。サイバー犯罪は、匿名性が高い、痕跡が残りにくい、地理的・時間的制約を受けることなく、短期間のうちに不特定又は多数の者に被害を及ぼすといった特徴を有しており(インターネットの長所でもあるのですが…)、犯罪を行う者にとっては、その所在を特定されにくいなど、インターネットは極めて好都合な犯行の手段となっているようです。
 
 サイバー犯罪の検挙件数も増加しており、近年は、詐欺等の利益を追求したサイバー犯罪、ネットオークションを利用した詐欺等の検挙件数が多くなっています。また、不正アクセス禁止法違反の検挙件数も増加しています。不正アクセス行為は他の犯罪を実行するための手段として用いられることも多く、顧客データの収集等、情報を不正に入手するためのものも増加しています。

 また、サイバー犯罪に関する相談も増加しています。「利用した覚えのない利用料金を請求する電子メールが送り付けられて困っている」、「ウェブサイトを閲覧し、画面上のボタンをクリックしただけで『会員登録されたので料金を振り込め』等と表示された」等の詐欺・悪質商法に関する相談や、「インターネット・オークションで落札し、代金を振り込んだが商品が送られてこない」等の相談も増えています。インターネットを利用した架空請求の被害に遭わないためには、日ごろから心当たりのないアドレスからの電子メールは開かない、利用規約は必ず確認する。といったことを心掛けるとともに、架空請求をされた場合には、請求をしてきた相手に電子メールや電話等で問い合わせや連絡をせず、請求内容を確認し、証拠を保存しておきましょう。判断に迷う場合には、消費生活センターや最寄りの警察署に相談することが必要です。この他にも、情報通信技術の発展に伴い、サイバー犯罪の手口も高度化・多様化しており、コンピュータ・ウイルス、スパイウェア、フィッシングといった高度な技術を使った犯罪も発生しています。

 東京都が継続的に行っているネットパトロールの平成26年4月から6月の集計では、検出された不適切な書き込みの数は3014件(自分自身の個人情報の書き込み2647件、他人の個人情報の書き込み52件、誹謗中傷28件飲酒・喫煙等の不適切行為287件)にのぼっています。

 さらに、右のグラフのとおりネットいじめの認知件数も同じように増加しており、スマートフォン向けの無料アプリLINEを悪用したいじめも深刻化してきているようです。文部科学省が発表した、平成26年度の問題行動調査では、このネットいじめの件数が前年より1000件増え、8787件と過去最高になりました。各自治体ではネットパトロール等を行い、不適切な書き込みやネット上での誹謗中傷等のチェックや削除も行っていますが、LINEのような生徒同士の個別の通信を外部から確認するのは極めて難しいことですし、閉じた空間の中では「誹謗中傷」などにブレーキがかかりにくいことも事実です。さらに、「ネットでの悪口」や「相手のいやなこと」が何なのかをイメージすることができず、やりとりの当事者としての自覚も欠けがちになります。あたりまえのことですが、自分と相手の違いを理解し、自分自身が当事者であるという自覚をもち、コミュニケーションツールとしてのLINEなどで、大切な友達や仲間との質の高い、あたたかなコミュニケーションを作っていくために、いつでも相手のことを気遣い、その上で自分の気持ちを上手に伝えていく力を育てていってください。(橋本 剛)

11月号 わくわくフェスティバル

 わくわくフェスティバルが終わりました。私は初めてですので準備期間中からわくわくしながら見ておりました。多くの中学校では運動会と文化祭が2大行事です。運動会ではクラスや学年で力を合わせてみんなで競技や応援に取り組みます。文化祭にはいろいろな形があるのですが、クラス合唱がメインの発表会やコンクールが多いのではないかと思います。いずれにせよ、運動と合唱、この2つが中学校の2大行事といえるでしょう。

 しかし、高円寺中学校ではこの要素に加えて、各学年の総合的な学習の時間での取り組みについての発表。吹奏楽部の演奏、手のひらが奏でる区歌プロジェクト、小学生からの小中一貫教育についての発表、小学生とともに歌う合唱があるとともに、何といっても運動会でも行った「阿波おどり」があります。盛りだくさんの内容でまさに、わくわく感いっぱいでした。運動会では紅白ふたつの連でしたが、今度は3つの縦割り連を作り、それぞれの連ごとに踊りを創造し発表します。全校合唱、学年合唱などの練習と並行して、連長さんを中心に踊りや構成をすべて生徒で考え、練習し、発表するというもので、運動会同様3年生が後輩を引っ張ってきてくれたのではないかと思います。高円寺中で脈々と引き継がれている伝統なのでしょうが、3年生のみなさんほんとうにありがとうございました。みなさんの気持ちはきっと後輩に受け継がれ、高円寺のまちの阿波踊りとともにずっと続いていくのではないかと思っています。たった1回のためにずっと準備してきた成果が十分に発揮された文化祭であったと思います。ステージもさながら見ていたみなさんもたいへん立派で、みんなですばらしい発表会を作り上げていただき心より感謝しています。

 さて、次年度に向けては2年生が主役になります。合唱や阿波おどり、来年の今ごろには、わくわくフェスティバルの中心として活動していってくれることを期待しています。そして、高円寺中学校は平成31年に小中一貫の新しい学校に生まれかわります。これから杉並第四小学校、杉並第八小学校、そして高円寺中学校で新しい学校作りをすすめていくことになります。今回は杉四小のみなさんが運動会に引き続いてわくわくフェスティバルにも参加してくださいましたが、次は杉八小のみんなともいっしょにわくわくフェスティバルができるといいなと思っています。高円寺のまちにある3つの学校がいっしょになって学び育っていくことのできる学校にしていくためにも、運動会とならび文化祭は大切なファクターです。わくわく感いっぱいの高円寺のまちの仲間みんなで、もっと「わくわく」する取り組みにしていくため、一緒に考えてまいりましょう。(橋本 剛)

10月号 後期スタート

 後期が始まりました。前期終業式で各学年ごとに半年間のふりかえりをしてみましたが、後期のスタートに向けて、引き続き次の3点に取り組んでまいりましょう。
 
 豊かな心と体をつくろう
 衣替えの時期も近づき、いよいよ寒い季節を迎えます。今年の風邪やインフルエンザ等の流行についてはわかりませんが、毎年多くの学校で学級閉鎖等の対応が出ています。3年生は一番寒い時期に入試を迎えることになります。年によっては出願や入試当日に雪が降ったりとたいへんな思いをすることもありました。また、インフルエンザにかかっていれば受験することもできません。日頃から体調管理には注意していることと思いますが。ベストコンディションで入試にのぞめるようにしていきましょう。
 前期のみなさんの活動をみていて感じたことですか、高円寺中の生徒のみなさんのボランティア活動への取り組みには驚きです。休みの日に行われることも多いのですが、在籍生徒数がすくないのにも関わらず、本当に多くの生徒が手伝ってくれます。高円寺という町の力なのか、学校の伝統なのかはわかりませんが、みなさん自身の心がしっかりと育っていることは疑いありません。これからもしっかりと心を育てていってくれることと期待しています。

互いに助け高あおう
 前期終業式では、前期の学校生活についての振り返りを行いました。1年生はフレンドシップスクールに出かけ、運動会を経験し、職場を訪問したところで、すっかり中学校には慣れてきました。少ない人数ではありますが、クラスや学年のまとまりがでてきたのではないかと思っています。2年生のみなさんは、ちょうど中学校が半分終わりました。このあとの半分はもっと早く感じるはずです。中学校生活を折り返す今の時期には、かならず今までの振り返りをし、不十分な部分についてはこれから修正してください。とくに、ここからはみなさんがこの学校の中心です。先日、生徒会役員さんも引き継ぎましたが、2年生で生徒会、委員会、部活などひっぱっていってください。3年生のみなさん、今まで学校をひっぱってくれてありがとうございました。半年間の印象ですが、とってもすてきな中学校です。それもこれも先輩からずっと引き継がれてきた高円寺中の力をみなさん3年生がしっかりと伝えてくれてきているものだと思います。みなさんの中学校生活はあと半年になりました。高校入試でも大学入試でも就職試験でもかならず聞かれることは「みなさん自身がやってきたこと」「これからやってみたいこと」これだけです。中学校時代にやってきたことはいっぱい語れるでしょう。ぜひ「これをやりたい」から「この高校へ」という自分の強い意志を持つことが、進路決定の最大の決め手です。少しさきをみながら最後の半年間を過ごしていってください。全員の進路決定まで互いに助けあいながら、みんなが高まっていく。そんな半年後に、すてきな卒業式を全校生徒で作っていきましょう。

よく学び深く見つめよう
 学校は勉強するところです。小中学校9年間は人生の基礎づくりともいえる基本的な学習に取り組み、社会人として一人前になるための大切な時間です。前期も多くの人が熱心に日常の授業に取り組んでくれていました。後期は、一人一人のみなさんが「先生から習う」のではなく、主体的に「自分から学ぶ」気持たちで授業に取り組んでほしいと思っています。主体的に学んでいくことによって自ら考え、いろいろなものごとについても深く見つめていくことができるようになります。彰は学びの季節です。今まで受動的に授業を聞いていた人はこの秋から気持ちを切り替え、能動的に学び、考える生徒を目指してください。(橋本 剛)

9月号 高円寺のまちの一員として

 
前期後半が始まりました。今年の夏休みはいかがでしたか。パワーアップ教室もかなり設定されており、実質約1ヶ月というところでしたが、いろいろな体験をするのには十分の日数ではなかったでしょうか。夏休みに入ってすぐの「ラジオ体操」には毎日多くのみなさんが参加してくださいました。7月26日の「いじめ防止」に向けた生徒会サミットでは「いじめを止めるアクティブなしぐさ」について考えてほしいという意見もあり、今後の課題となりました。また、7回目を迎えた老舗盆おどりでは多数のボランティアのみなさんの協力のもと、多くのお客様をお招きすることができました。実行委員会のみなさまはじめ参加してくださったみなさまに心より感謝申し上げます。さらに、58回目を迎えた阿波おどりは、156連の参加、観客100万人で盛大に行われました。この日は氷川神社の祭礼もあり、まちはお祭りと踊りに包まれた2日間で、高円寺というまちの持つ大きな力を直接感じることができました。杉の子連、各町会のみなさま、ありがとうございました。あわせてPTAのみなさまにも夜のパトロールということで子どもたちのために巡回いただき重ねて感謝申し上げます。

 さて、9月1日は防災の日です。この日は始業式の学校が多く、ひさしぶりに学校に登校し、地域ごとの集団下校という学校が多いのではないかと思います。(高円寺中学校では杉四小とともに13日に引き取り訓練を予定しています)東京都と杉並区合同での総合防災訓練も9月1日に近い8月30日土曜日に実施されました。高円寺中学校から中学生レスキュー隊のメンバーが高円寺北地区会場の訓練に参加しました。)「防災の日」として、9月1日が選ばれた理由は『関東大地震』です。大正12年9月1日11時58分、伊豆大島付近、相模湾北西部の相模トラフを震源 とする海溝型大地震が発生しました。この地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、死者・不明者14万2,807名、家屋全半壊25万4千件余、焼失した家屋は44万7千余、山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が発生しました。東京消防庁による東京(当時は東京府)の被害状況は、焼損面積38.30平方キロメートル(東京ドームの約1,400倍の広さ)、という大きなものでした。そして、巨大な地震はいつ起こってもおかしくないと言われ、何年も経過しています。地震の予知についてはかなり研究も進んできたようですが、残念ながら今の段階で正確に地震の発生を予知することはできません。しかし、地震の発生件数の多い関東・東海地方では今まで蓄積してきたデータをもとに駿河湾を震源とする東海地震については、異常が確認された場合に被害を最小限に抑えるために「警戒宣言」が発令されることになっています。

 そして、平成23年3月11日14時46分、宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源として突然発生した東日本大震災はマグニチュード9.0でした。この日は東京でも大きな揺れを観測し、みなさんも各教室で机の下で安全を確保していたことを思い出すことでしょうし、帰宅が困難となり、家の人の帰りを待っていた生徒のみなさんも多くいたことと思います。杉並区に首都直下型地震(マグニチュード7.3。発災18時を想定)が起きた場合に、区内では建物の倒壊3692棟、火災による焼失棟数23028棟、死者556人(うち火災によるものは416人)の被害がでることを想定しています。地震そのものを止めることは不可能ですが、地震による被害を減らすことは可能です。各家庭で準備できること。中学生としてみなさんができること。高円寺のまちの一員として、まちの人々とともに困難な事態に向き合った場合にも、ともに活動していくことができるひとに成長していくことを目指し日々の備えと準備について考える機会としていきましょう。(橋本 剛)

7月号 高円寺の夏


 7月を迎えました。修学旅行を終え、学校では前期の学習をまとめていく時期となってまいりました。前期で不足したかなと思った部分については夏季パワーアップ教室などで補い、力をつけてまいりましょう。

 今年も暑い夏が予想されていますが。気温以上に高円寺の夏はアツそうです。すでに実行委員会も始まっていますが「高円寺老舗盆おどり」は今年で7回目を迎えます。多くのまちの方々や小中学生。ボランティアのみなさまが関わってくださり、高円寺中学校を会場に8月2日(土)に行われます。ここでは「炭坑節」や「東京音頭」といったポピュラーな演目に加えて「高円寺音頭」という演目があります。高円寺音頭は子育てが楽しくできる街、楽しく買い物のできる街を表現したもので。高円寺の皆さんに愛されていくことを目指して作られたそうです。事前の練習会等も予定されているそうです。ボランティアとして参加する人も、踊りを楽しもうという人も、この日は中学校に集合しましょう。

 また、8月23日(土)24日(日)には第58回「東京 高円寺 阿波おどり」が両日とも17時から20時に開催されます。おどりの連に所属している人もいることと思いますし、ボランティアとしてお手伝いをしようという人もいるかもしれません。高円寺のまちをあげての大きなイベントです。阿波おどりを主催する東京高円寺阿波おどり振興協会によれば平成17年に協会をNPO法人化し、翌18年は高円寺阿波おどり50周年の節目の年で、周年記念誌も作成したそうです。そんな中、商店街のテナント化がすすみ、地元商店街の役員さんやスタッフも減少し、観客や踊り手の増加に対応しきれなくなったのもこの頃とのことです。そこに徳島県出身の大学生や上智大学のサークルなどが連携し、ボランティアチームを結成してのサポートが始まったそうです。今では両日で400人近い世代を超えたボランティアが阿波おどりを支えてくれています。そして平成21年には阿波おどりホールを備えた杉並芸術劇場「座・高円寺」が完成し、高円寺阿波おどりは新しいステージを迎えていきます。
平成23年3月の東日本大震災の年の55回大会は「がんばろう日本!!東日本大震災復興支援」をタイトルに午後3時から6時での開催としたそうです。また、平成24年は「笑顔に出会いたい」をタイトルに、高円寺から笑顔の渡る発信することを目的に午後5時から8時の開催となりました。この年から杉並第八小学校6年生のみなさんがボランティアとして関わってくれるようになりました。作年の第57回は「この街に咲く」をタイトルに、踊り手、観客、ボランティアが地元のみなさんと共に高円寺のまちで笑顔の花を咲かせることを目標に開催されました。今年は58回目を迎えます。まちの中学生として、ともにあつく関わっていきましょう。
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平成26年度 杉並中学生生徒会サミット 

 7月26(土)午後 杉並中学生生徒会サミットが開催されます。テーマは「いじめをなくすために、自分たちでできることは」で昨年から引き続き全小中学校でいじめをなくす活動を展開していくために、中学校の生徒会役員が集まり話し合いを行います。このサミットで話し合われたことは自分の学校に持ち帰ることはもちろん、小学生にも伝え、小学校と中学校が協力していじめをなくすための取り組みを進めます。さらに、杉並区民の皆さんにもこの取り組みを紹介し、学校と地域と教育委員会が一緒になっていじめをなくす取り組みを進めていきます。生徒の皆さんも保護者の皆様もお時間がございましたら西荻窪の勤労福祉会館においでいただき、ともに考えてくださいますようご案内いたします。

6月号 すばらしい運動会


 5月24日に高円寺中学校の運動会が開催されました。
 始業式を終えると運動会実行委員を決め、旗のデザイン、阿波踊りの準備等が始まり、4月17日には最初の運動会実行委員会が開催されました。その後スローガン等を考え、4月22日の第1号「運動会だより」には、赤組、白組それぞれの団長さんの決意と各クラスの実行委員さんからの「全力でがんばろう」という意気込みが掲載され、次いで4月24日に全校生徒が集まり「結団式」を行いました。どちらの組も団長を中心に円陣を組み、運動会に向けての気持ちを高めていきます。4月の終わりには「限界突破!! 今を輝け! 高中スマイル!! 」というスローガンも決定し、各クラスでは選手や係決めの作業に入ります。連休、1年生のフレンドシップスクールをはさみ5月12日から本格的な準備が始まりました。運動会本番まで約2週間で、各学年の種目、リレー、大縄跳びなどを生徒たちの手で作り上げていきます。阿波踊りの練習も始まり各連のリーダーを中心に自主的に練習をすすめている姿にも驚きました。中学校の運動会は準備時間も多くとれないことに加えて、天候にも左右されるのでなかなか準備が大変です。また、小さな学校だと係の仕事に関わらなければならない人も多くこちらも大変です。そんな中で24日土曜日にはすばらしい天気のもと運動会を行うことができました。
 入場行進、そして開会式では団長さんを始め、一人一人の表情から運動会への強い意気込みが伝わってきました。100m走、学年種目、全員リレー、選手リレーは中学校定番の競技ですが、高円寺中では、幼児、小学生、保護者や地域の方々で作る種目があり、これには驚きました。子供園の幼児と杉四小学校1・2年生の「パックンチョ」。保護者、職員対中1・2年生の綱引き。さらに杉四小3・4年生対高円寺中3年生の綱引き。さらには、小学校5・6年生と中学生選手、小中学校の教員チーム対抗の「急がば急げ」など、中学校の運動会ではありますが、さながら高円寺のまちの運動会のような雰囲気でこんな運動会ができる高円寺のまちに圧倒された印象です、杉並第四小学校の児童のみなさん、先生方本当にありがとうございました。また、午前ラストの「サバイバル縄跳び」午後最初の「阿波踊り」も高円寺中ならではの種目でした。二重跳びであれだけ跳べることにも驚きましたが、応援している生徒のみなさんの姿にも感動しました。阿波踊りもすばらしい演技で、すべて生徒で作り上げているということを聞き驚きでした。また見に来てださる方々もとても多く、校庭での踊りを中心とした一体感が伝わってきました。3年生を中心に運動会をつくってきたことと思いますが、おそらく先輩から脈々と伝えられている高円寺の伝統なのでしょう。確実に1・2年生そして小学生にも確実に伝わっていくものと思いました。本当にすばらしい運動会を作ってくれた児童・生徒のみなさん。多くの声援をいただいたご来賓、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。さらに、31日(土)には杉八小学校の運動会で阿波踊り部とバドミントン部のみなさんが杉八連の阿波踊りに参加してくれました。ありがとうございました。今後踊りの輪がさらに広がっていいくよう力をあわせていければ幸いです。

5月号 開校記念日


 5月2日は高円寺中学校の開校記念日です。
 そこで、高円寺中学校の歴史を調べてみようと思い、創立50周年記念誌「われらの園」を手にとってみました。歴代の校長先生、教職員の皆様、地域、PTAの方々、卒業生をはじめ、当時在籍していた生徒からも多くの文章が寄せられており、興味深く読むことができました。
 昭和22年4月1日に設立が告示され、5月に杉並第八小学校の教室を5つ借りて開校しました。職員数は初代の船橋校長先生以下9名、生徒数322人の5学級でのスタートということです。また、この月に父母と先生の会も設立されています。10月には杉八小の校庭で最初の運動会も行い、その月に今の校地を取得し、昭和23年3月に新校舎の起工式を行い、8月には新校舎に移転、
10月に自校の校庭で大運動会を開催しました。さきほどの周年記念誌に旧職員の永田先生が開校当時の高円寺中学校について次のように寄稿されています。

 50年前の姿を胸に描きながら高円寺駅を下車する度にその変貌の激しさに心情的に納得のいかない自分をおぼえます。何と言っても高円寺は私のふるさとですから。
 昭和22年といえば高円寺界隈も戦禍の傷跡も生々しく、無残な焼け跡、バラックの掘っ立て小屋、虫の食ったような疎開跡、闇市等々、そうした雑然としたなかにもハンマーの鎚音に日増しに復興の明るさを増す高円寺の街。ちょうどそんな時期に六三制という新しい教育制度が施行され、ここに杉並区立高円寺中学校が誕生しました。初代校長は船橋福三郎氏、前任校は淀橋第二小学校、銀髪と口ひげは初代校長にいかにも相応しい威厳と威圧を感じさせました。府立二中時代にはドルトンプランの教授法で鳴らしたとのことで、学校経営と先生方の掌握には並々ならぬ手腕を発揮されました。(中略)さしあたっての旧校舎は杉並第八小学校の二階、職員室は角の小部屋、職員同士の自己紹介は記憶にありません。入学式には約300人の生徒がきて5学級での開校。大変忙しい日々を過ごしたことを覚えています。次に校地の候補地探し、交渉、買収、実物寄付など多くの町の方々からの多大なご協力により、短期間で用地を整えることができました。決まった用地を全校生徒で掃除したのですが、ガラス、廃材、小石など半日かけてきれいにしました。そして、待ちに待った新校舎への引っ越し。300人で机・椅子を駅の南から北へ運びました。あれから半世紀、高円寺の街も駅も、そして高円寺中学校も当時をしのぶものは何ひとつないほどに一変してしまいました。街に一歩を印した瞬間いつも今浦島の感を禁じ得ません。しかし杉八で不便ではあったけれど一緒に過ごした小年少女一人一人の顔、そしてともに苦労した当時の先生方の面影は今でも脳裏に刻まれております。

今も昔も、まちの方々からの絶大なご支援をいただきながら高円寺中学校が存在しているということを強く感じます。先月、第68回の入学式を終えたので、高円寺中学校はまもなく70周年を迎えます。そして、平成31年4月には、杉並第四小学校、開校当初お世話になった杉並第八小学校、高円寺中学校が義務教育9年間を通した一貫性のある施設一体型の教育校に生まれ変わります。3つの学校がひとつに。小学生と中学生がひとつに。地域とともにひとつとなっていくことができるよう。当時と時代背景は大きく異なりますが、気持ちは「一緒に過ごした子どもたちのために」という開校当初の精神に立ちかえって、まちの方々とともに新しい学校をイメージし、ともに考えてまいりたいと思います。(橋本 剛)

4月号 はじめまして よろしくお願いします


 はじめまして、区内の大宮中学校よりまいりました橋本と申します。
平成26年度の新学期が始まりました。お子様のご入学、ご進級おめでとうございます。こころよりお祝い申し上げます。また、どうぞよろしくお願いいたします。
今年度は1年生 30名、2年生35名、3年生50名、会計115人という小さな学校で、生徒同士とても仲が良く、一人一人の生徒へのきめ細やかな指導が行われています。始業式や入学式でも感じたことですが、小さな学校ならではの一体感のような暖かさが伝わってきます。高円寺中学校に集う生徒たちの健やかな成長のために、誠心誠意努力してまいります。
本校の教育目標は「豊かな心と体をつくろう」「よく学び深く見つめよう」「互いに助け高めあおう」です。今年度もこの目標を目指して取り組んでまいります。そのために、一人一人の生徒を大切にし、個々の生徒の成長を全力で支援してまいります。また、生徒、保護者、地域の皆様そして教職員の豊かな人間関係を基礎に心の成長も図っていきたいと考えています。また、子どもたちは学校だけでなく、家庭や地域でも生活しています。多くの人とのかかわりや、多様な体験は子どもの成長にとってとても大切なことです。学校、家庭、地域それぞれの役割は異なりますが、目的は一致しています。すべての高円寺の大人がすべての高円寺の子どもを育てていくことができますよう力を合わせて取り組んでまいりたいと思いますので、ぜひお力をお貸しくださいますようお願い申し上げます。また、ご意見、ご要望等ございましたらいつでもご連絡ください。さらに、学校の情報につきましては学校ホームページで随時紹介してまいりますので、あわせてよろしくお願いいたします。(橋本 剛)