学校案内

平成31年度 学校経営計画

杉並区立杉並第四小学校 校長 高橋 浩平

はじめに

杉四小創立95周年、そしてラストイヤー

本年度創立95周年の伝統ある学校である。児童数291名、12クラス(各学年2クラス)。杉八小、高円寺中の3校で来年度より小中一貫校(施設一体型)になる。新しい学校づくりに向け、小中一貫教育、小小連携教育をより一層進める。幼保小連携推進校として、併設の高円寺北子供園とも一層の連携を図り、年中・年長から小・中学校まで11年間を見通した生活や学習の在り方を追求していく。

  1. 学力向上
  2. 体力(からだ力)向上
  3. 小中一貫教育
  4. 幼保小連携教育
  5. インクルーシブ教育

の5つの柱を立て、その実践を通して杉並区教育ビジョン2012の実現を図っていく。

杉並区教育ビジョン2012
「共に学び共に支え共に創る杉並の教育」

  • 夢に向かい、志をもって、自らの道を拓く人
  • 「かかわり」を大切にし、地域・社会・自然と共に生きる人

1.杉並区立杉並第四小学校 教育目標

自然体験・社会体験を重視し、地域・隣人を愛する温かい人間性を培い、人権尊重の精神に徹し、国際社会の変化にたくましく対応できる、心身ともに健全な児童の育成を期して、次の目標達成に努める。

◎よく考えてやりぬく子ども(重点)

学力をつける。(学力向上・小中一貫教育
...創造的能力を伸ばすための考える力と継続する力を育てること

○すすんで体をきたえる子ども

体力をつける。(体力(からだ力)向上)
...自己の健康増進のための運動・食事・生活リズムを整えること

○明るく思いやりのある子ども

人間力をつける。(インクルーシブ教育・子小連携教育)
...様々なふれあいを通して温かい人間関係をつくらせること

2.めざす学校像
新しい時代に必要となる資質・能力の育成をめざす学校

  • 生きて働く知識・技能の習得
  • 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性の涵養
  • 未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力の育成

そのために

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3 教育目標達成のための 基本方針

来年度4月開校の新校に向けて、魅力ある楽しい学校づくりをめざして、子小連携教育・小中一貫教育を進めるなかで教育目標、杉並区教育ビジョン2012の達成を図っていく。

(1)小中一貫教育(新しい学校づくり)

杉八小との小小連携を一層進めながら、高円寺中との小中一貫教育を進める。新校の教育計画をブラッシュアップし、新校のスムーズな開校をめざす。系統性・連続性を重視し、その子にとっての課題を適切に把握し学習を進める。三校合同で算数・数学の学力向上を目指す。
(区平均を上回ることを目標とする)

(2)子小連携教育(平成31年度 幼保小連携推進校)

高円寺北子供園との交流・連携を一層進める。高円寺北子供園が区の研究課題校になるので、協働して研究に取り組む。10月18日に行われる高円寺北子供園の研究発表会に杉四小として全面協力する。これまでの交流を質的に高めていく。互恵性の観点から幼児期の指導、特別支援教育、集団の学習といった点も研修等で共に学んでいく。

(3)学力の向上(今年度最重点項目)

A層の一層の向上を図ると共に、C層にあたる児童をB層に引き上げるための方策を進める。三校合同の算数・数学の学力向上の取り組み(ペア学習等)。習熟度別少人数指導の実施、SSによる支援、学習支援教員による個別指導、補習授業の実施、学び支援本部主催による放課後補習教室の実施。ICTを活用した教育の推進。理科教育の一層の充実(理科支援員の配置)。

(4)体力の向上(からだ力)

運動能力だけでなく、基本的生活習慣や食育を含めた総合的な力(からだ力)の向上を目指す。児童の生活習慣や健康に気を配り、学習を行う前提としての「からだ力」の向上を目指す。食育の充実、歯みがき教育推進校としての実践。体力向上センター校など先駆的な実践から学ぶ。体育授業を中心に運動機会の拡充をめざす。

(5)インクルーシブ教育の推進(重点項目)

校内委員会を中心にインクルーシブ教育の理解・推進に向けて研修・実践を進める。SSや学習支援教員を活用し、SCとも連携しながら特別支援教育を推進していく。通常学級における支援、特別支援教室の実践の充実。SSWとの連携。区内全体にインクルーシブ教育についての情報発信を行う。また、そのベースとなる人間関係やコミュニケーション能力の向上を道徳の授業や学級経営の中で進めていく。新校に設置される特別支援学級の開設準備を周囲への理解啓発も含めて円滑に進めていく。

4 基本方針を進めるために 

  1. 授業力・指導力の向上。
    教員免許がなければできない仕事は授業である。授業の充実を図る。
  2. OJT、OffJTによる力量アップ。
    主幹教諭・主任教諭・教諭、それぞれの立場からの情報発信を。
  3. 情報提供・情報発信。
    HPや学校だより等で適時性をとらえて情報発信をしていく。HP・メールの積極的活用。
  4. 地域行事等への参加。
    地域行事に参加することで保護者や地域の方々と一層の連携を図る。
    地域の方とともに作る授業や活動
  5. 学び支援本部やPTAとの連携・協働。

5 そのほか

  1. 服務規律の徹底
    服務事故防止に向けて定期的・組織的に研修する。
  2. 校務分掌等の活性化
    効率的・能率的に仕事を進めるために。
  3. 働き方改革の推進
    学校閉庁日、一人一人が自分の働き方を振り返って。

めざすは...

高円寺地域の「学び舎」として子供の力を最大限伸ばしていく学校
(子供をまんなかにおいて)

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