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令和8年度 園便り
6月 「絵本の時間を楽しんで・・」 園長 石床 美穂子
高井戸西子供園の子どもたちは、絵本が大好きです。先生が絵本を読んでくれる時間は、ゆったりとして楽しい時間です。先生のやさしい語りに耳を傾け、絵をじっと見ています。絵本を読んでもらうときの子どもの表情は、素直に笑ったり、驚いたり、しんみりしたり・・とてもかわいらしいです。子どもたちが喜ぶと先生も嬉しくなります。同じことを一緒に楽しめることで「先生大好き」という気持ちになります。絵本を読むことは、スキンシップのような面もあり、心の安定に繋がります。また、絵本を楽しむ中で、子どもは広い世界を知り、想像したり、お話を通していろいろなことを体験したりし、豊かな感性が育まれます。
東北大学などの研究チームが、1〜3歳児時点の保護者による読み聞かせの頻度と発達の進み具合との関係を分析した結果、絵本の読み聞かせは、運動能力や社会性も含めた幼児の心身の発達全般によい影響を与えるということが分かりました。読み聞かせの頻度が高い家庭では、子どもがテレビやデジタルデバイスを視聴・利用する時間自体が短い傾向も確認され、これらの機器の長時間利用を減らす役割が期待されています。なにより、絵本は、大人と子どもが目線を合わせて一緒のものを見るので、その協調性が効果を発揮すると見られています。ひとつのエビデンスではありますが、参考にしてください。
1歳ぐらいのお子さんでも、絵本を読んであげるととても喜びます。お母さんやお父さんの愛情が、声や表情やそばにいる温かさから感じられるからです。心の中が、大人に対する安心感と信頼感でいっぱいになります。赤ちゃんの時からの積み重ねがとても大切ですが、「あまりそういう時間をつくらなかった。」と言う方は、今からでも大丈夫、間に合います。教育のためなどと硬く考えずに、大人も絵本を読んであげるのを楽しみましょう。
子どもがちょっと文字に興味をもち、拾い読みするようになると「自分で読めるわね。」と大人が読んであげなくなってしまいがちです。でも、字を読みながらストーリーを楽しむ余裕はまだありません。子どもが「読んで。」と言ってくる間は、読んであげる時期ですので読み聞かせの機会も大切にしてくださいね。
4歳児うさぎ組と5歳児ぞう組は、毎週木曜日に子供園の絵本の貸し出しをしています。子どもたちが自分で選んだお気に入りのものや面白そうだなと思うものを借りています。3歳児ことり組も6月から貸し出しを始めます。子どもも大人も「この絵本大好き」という本が見つかるといいですね。どうぞ、親子で絵本の時間を楽しんでくださいね。
≪年長ぞう組≫
5月中旬、井の頭自然文化園に遠足に行くと「遠足でしたことを自分たちでつくって、ことり組やうさぎ組を招待してあげようよ!」という思いが生まれました。「自分たちでつくっていくんだ!」という意欲をもち、同じグループの友達と乗り物や動物をつくっています。時には、自分の思いが相手にうまく伝わらないもどかしさや葛藤を感じている様子もありますが、教師がつないでいくと、相手の気持ちに気付いたり、解決策を一緒に考えたりし始めています。
今月は、自分の思いを言葉で伝えて相手に伝わる嬉しさや、同じめあてに向けてをやりとりしながら一緒に遊びを進めていく楽しさを感じられるようにしていきます。
また、今月から始まるプール遊びでは、約束を守りながら、水の中で動く気持ち良さや開放感が味わえるようにしていきます。
≪年中うさぎ組≫
5月は、製作や虫探し、砂場で泥遊び、色鬼などを通して、自分の好きな遊びや興味をもった場所を見付け、楽しむ姿が見られました。また、忍者遊びでは、いろいろな動きをすることを楽しんでいました。
6月は、5月に引き続き、いろいろな素材を使って、自分でかいたりつくったりすることを楽しめるようにしていきます。梅雨の時期に入ります。外で遊ぶ時間が短くなることが予想されますが、室内でも元気いっぱいに体を動かせるようにしていきたいと思います。
また、今月からプール遊びが始まります。うさぎ組になり、大きなプールで遊べるようになったので、開放感や水の感触を味わいながら、楽しく活動できるようにしていきます。プールの約束も確認し安全に遊べるようにしていきます。
≪年少ことり組≫
園生活に慣れてきた子どもたちは、身の回りの支度の仕方等が分かり、自分なりに進めるようになってきています。追いかけっこやミニトランポリン、トンネルくぐりなどを通して、体を動かして遊ぶ楽しさを感じたり、ウレタン積み木でおうちや乗り物をつくり、その場の中で遊ぶ楽しさも感じたりし始めています。砂場では水を使って泥遊びをする楽しさも感じています。今月も自分から遊びを見つけて楽しめるようにしていきます。
今月は、水遊びやプール遊びをする中で、水の冷たさや気持ちよさを十分に感じ、水を使って遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。衣服の着脱もやり方を伝えながら進めて行きます。
小さな生き物との出会いを通して 副園長 大萩 純子
子どもたちには小さな生き物に出会う機会が様々あります。春先になるとダンゴムシが出てきました。ダンゴムシは、触られた瞬間に丸い団子のようになり、しばらくすると体を伸ばしてゆっくりと歩き出すので子どもたちは、その様子を興味津々に見ています。ある日、年中組、年長組の子は、花壇の端にあるレンガやプランターを、両手でぐっと動かして物陰に隠れていたダンゴムシをたくさん見つけていました。昨年までに、繰り返しダンゴムシを見つけて遊んだ経験から、隠れていそうなところが分かるのです。そして見つけられない時には「どこにいるかな?」と呟きながら隠れていそうな所を考えて探したり、友達から教えてもらったりしていました。中でも年中組は自分でダンゴムシを探し出すととても喜び、小さなバケツや、プリンの容器などに入れて、「見て!大きいでしょ。」「小さいのは赤ちゃんで、大きいのはお母さんだよ。」と言って、友達や教師に見せていました。やがて、年少組の子も、年中組、年長組の姿からダンゴムシの隠れ場所を知って探し始めました。初めはダンゴムシを強くつまんだり、手のひらでぎゅっと握りしめたりしていましたが、繰り返すうちに、優しく扱うことや、飼育ケースに入れて大切にする方法等が分かってきました。
梅雨に入ると、植木の周辺で大きな(4?ほどの)カタツムリに出会いました。雨を受けて目を覚ましたようです。年中組はカタツムリに「かたかたちゃん、かのんちゃん」と名前を付けてかわいがり、飼育ケースの中を這って動く様子を、毎日不思議そうに見ていました。図鑑で調べて餌は野菜がいいことを知り、キャベツをあげると、吸い付くように食べて、翌日は緑の糞をすることが分かりました。ところが、別日にニンジンをあげたらオレンジ色の糞が出たことに子どもたちは気付き、びっくりしていました。
他の野菜では黒い糞が出る日もあるので、子ども同士で「なぜかな?」「食べたものの色の糞がでてくるのかな。」と話していました。このように子どもたちは、小さな生き物との出会いを通して、不思議さを感じ「なぜだろう。」「今度はどうなるのかな。」という気持ちになったり、大切に扱う方法を知ったりしています。それは、子どもたちの物事に対する好奇心や探究心の芽生えと、命あるものを大切にする気持ちにつながる大切なことです。
幼稚園教育要領解説の中には、幼児期にふさわしい遊びや生活を積み重ねることにより、育みたい資質・能力が育まれる具体的な姿として「幼稚園の終わりまでに育ってほしい10の姿」が示されています。その中の(7)自然との関り・生命尊重の項目には、“自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもって関わるようになる。”と明記されています。
このことは、すぐに身に付くものではなく、修了までの間に段々と育っていくものです。本園でも、このことを意識し、今後も子どもたちが小さな生き物との出会いを通して成長していけるようにしていきます。
さて、各組の飼育ケースからカブトムシの成虫が出始めています。本園では前年のカブトムシが生んだ卵を、幼虫、蛹、成虫になるまで大切に育ててきました。今年は何匹出てくるかな?どんな様子かな?これからカブトムシの話題が子どもたちからご家庭で出ることと思います。保護者の皆様も子どもたちの話に共感していただけたら幸いです。
≪年少ことり組≫
身の回りの支度の仕方が分かってきて自分で進めてみようとするようになってきました。ダンゴムシや忍者などになったつもりになって動くことを楽しんだり、自分のつくったものを身に付けて遊ぶ楽しさを感じたりしています。園庭ではネコとネズミの追いかけっこをして体を動す楽しさを感じています。また、雨の降る様子を見たり、カタツムリを見付けたりしたことをきっかけに梅雨の季節を感じながら遊ぶことを楽しんでいます。
今月は、水遊びやプール遊びをする中で、水の冷たさや気持ちよさを十分に感じながら遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。
衣服の着脱もやり方を伝えながら、自分で着替えることを繰り返せるようにしていきます。ご家庭でも、自分で着替えをする姿を支えていただきますようご協力をお願いします。
≪年中うさぎ組≫
6月からプール遊び、水遊びが始まりました。子どもたちは、大きなプールで遊べることをとても楽しみにしており、プール開始日前日から「明日はプール!」と喜んでいました。プールの解放感や水の冷たさ、心地よさを味わいながら楽しく活動をしています。
7月の遊びでは、保育者や気の合う友達と触れ合ったり関わったりして遊ぶ楽しさを味わえるようにしていきます。身の回りのことや衣服の着脱などの生活面では、自分のことを自分でしようとするようになってきました。引き続き、自分でできるところは見守り、自分でできた嬉しさを感じられるようにします。
暑い日が増えたことや、プール活動をしていることで、普段より体力が消耗しやすいようです。ご家庭では食事と睡眠を十分にとって体調を整えていだきますようご協力をお願いいたします。
≪年長ぞう組≫
プール・水遊びが始まりました。水の心地よさを感じながら、「水に顔をつけてみよう。」「バタ足をしてみよう。」など、自分なりのめあてに向かって取り組めるようにしていきます。
遊びでは、家庭で経験したことを再現したり、友達のしていることから刺激を受けて遊び始めたりしています。3人程度の友達とつながりを感じ、工夫しながら遊びを進めようとするようにもなってきました。今月は、自分の思いを言葉で伝えようとしたり、友達の思いを受け止めようとしたりする姿を支えていきます。
自分たちで育てている夏野菜も、次々と収穫の時期を迎えます。みんなで食べる喜びも味わえるようにしていきます。
夏の暑さやプール遊びで疲れが出やすい時期になります。子どもたちが元気に過ごせるよう、家庭での生活リズムの調整など、ご協力ください。