2022-12-01

5・6年生の狂言教室

今日の3・4時間目は、アリーナが能舞台に変わりました。5・6年生を対象に狂言体験教室を開催しました。能舞台には必ず背景に松が描かれています。

講師として、狂言和泉流二十世宗家の和泉元彌さんと、和泉流宗家の皆様が来校してくれました。まず、狂言の歴史や、狂言の所作、発声や言葉遣いなど、子どもたちが狂言を理解するためにわかりやすくお話をしてくださいました。

続いて、和泉元彌さんのお二人のお姉さまである女性狂言師和泉淳子さん、十世三宅藤九郎さんとともに、狂言「附子」を上演してくださいました。

主人が留守の間、「附子(毒)に近寄ってはならない」と言われたのに、太郎冠者は扇であおぎながら近づいて、附子が実は砂糖だと気付きます。

これは美味いと、全て食べてしまうお話です。

砂糖を食べてしまった言い訳として、主人が大切にしていた懸物や茶碗をわざと壊し、泣きながら「死んでお詫びをするために附子を食べましたが死にません」と言いますが…。

怒る主人に追われて退場していく場面でお話が終わります。現代にも通じる大袈裟な所作やセリフに、子どもたちからは笑い声が湧いていました。

最後に狂言のお稽古体験をしました。正座をして礼をするところから始めます。

子どもたちも、姿勢良く礼をしました。

続いて、狂言の基本姿勢と立ったり座ったりの所作を学びました。子どもたちは弟子になった気分で吸収しようとしていました。

狂言のお稽古で大切な「口伝」も体験しました。

お稽古の最後は、きちんと正座をして、背筋を伸ばして礼をします。礼に始まり礼に終わる、という日本の伝統文化を体験できました。

最後に和泉流宗家会の和泉節子理事長から、伝統文化を守り受け継いでいくことの大切さを伺いました。

本日いらっしゃった和泉流宗家のみなさんです。伝統芸能である狂言を間近に見て、体験することができる貴重な機会でした。

関連記事