今回は「何が言いたいのかな?」という学習について紹介します。
この学習のねらいは、次の2点です。
- 相手の気持ちを正しく理解するポイントを知る。
- 自分の気持ちを正しく伝えるためのコツを知る。
今回の学習では、言葉には隠された意味があることや、言葉には表さないけれども奥にある気持ちについて考えています。
まずは、言葉を字義通りに捉えてしまい勘違いしてしまうという劇を見て、本当に言いたかったことは何だろうか?ということを考えています。
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《大人の劇より》
先生「おうちにまっすぐ帰りましょうね」
けんじ「えー!?まっすぐ帰ったら、朝礼台にぶつかるじゃん!」
この場合、先生は、「寄り道しないで帰りましょうね」ということを伝えたかったのです。
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そんなこと分かって当たり前だと思うようなことでも、子供たちの中には、なんでそんなことを言うのかな?と疑問に思っている子もいるかもしれません。
私たちも、みんなに分かりやすく伝えるということを頭に入れて、伝えることも大切だと感じています。
また、気持ちを隠して会話をすることもあるということを確認しています。
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《大人の劇より》
けんじ「今度の土曜日、一緒に遊ぼうよ!」
かずや「(伏し目がちに)あー…ちょっと、難しいかな、、、」
→《遊びたい気分じゃないな~》
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言葉には現れないことから、感情や伝えたいことを読み取ることはなかなか難しいものです。
今回は、
表情 👀👄 しぐさ 声(大小、高低)
等に注目することをポイントとして伝えています。
今回の授業を通して、会話の中で言葉だけでは分からないことがあるということについて考えてもらいました。