えいふく教室

えいふく教室について

永福小学校では、「特別支援教室」での指導が平成31年度にスタートしました。本校では「えいふく教室」と呼ばれ、週に1日、1~2時間の範囲で取り出し指導を行っています。

普段の教室と異なる小さい集団や個別の形態をとることで、子供たちは安心して自分の課題に向き合ったり、得意なことや好きなことに取り組んで自信をつけたりすることができるのです。思考力や集中力をより高めることにも繋がる「体づくり」としての運動や、日常の中の「こんなときどうする?」を授業として取り上げて、自分も相手も気持ちよく過ごす練習(ソーシャルスキルトレーニング)などを行っています。

例えば、「上手にお願いしよう」という授業では人にお願いをするときに「~して!」ではなく「~してくれる?」の様に、語尾に?がつく言い方にするだけで随分と語気が和らぎ、相手の受け取り方も変わることを指導しました。授業の様子は担任や保護者の方にもその都度伝え、個々の成長や課題を常に共有しながらさらに次の指導にあたっています。

私達大人が「大勢」ではなく「個」として子供たちの困り感や成長に目を向けることが特別支援の基本です。また、高い場所の物を取るときに踏み台を使うように、困ったときに助けを借りることは誰にとっても当たり前のことです。「なんでできないの?」「さっき言ったでしょ。」ではなく、「困っていたことをよく言えたね。」と返してあげることで、子供たちは次に進むエネルギーを得ることができます。子供自身が困ったときに上手に助けを求められるよう、情緒の安定や信頼関係を大切にして今後も指導にあたっていきたいと思います。

 

特別支援教室についてのパンフレットは

こちらからご覧ください。

 

えいふく教室の利用にかかわらず、お子様のことで何かご心配なことや気になることがあれば、いつでもご連絡下さい。えいふく教室職員は、永福小学校における教育相談の窓口としての役割も担っています。

 

えいふく教室直通 03-5329-0233