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2023.03.05地域のために 杉並区民のために    中学生レスキュー隊 合同訓練 及び 修了式

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 3月5日(日) 阿佐谷中学校体育館に区内22校の中学生レスキュー隊が集い、今年度2回目の合同訓練と、今年度の活動に対する修了式を行いました。ガス復旧操作訓練等を行った7月に続いて開催された今回は、会場が密になることに配慮をして、各校7名以内の代表者による合同訓練になりました。

 車いすを活用して大きな段差に不安を感じさせずに乗り越える傷病者搬送訓練、とっさの対応の大切さを確認できた起震車体験、身近な毛布で作って息を合わせて搬送する担架作成搬送訓練、消火器やAEDの操作訓練など、代表の7名は次々と充実した訓練をこなしました。意欲的に前に出て機会があれば繰り返し挑戦し、その都度大切に思う点を会話して確かめ合うなど、任務の大切さを自覚した立派な姿勢でした。

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 修了式では、杉並区教育長より、「このレスキュー隊の訓練は、自分のための学びではなく、ほかの人のために学ぶ場である」という、合同訓練の意義についてお話をいただき、いずれは人の命を救うこの学びの場に、積極的な参加をしている隊員たちを讃える言葉が伝えられました。そして、代表生徒に修了証が授与されました。

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 今年度 高円寺学園では、中学部から23名の中学生レスキュー隊員が登録をしていました。高円寺学園震災救援所運営連絡会による令和4年10月の地域防災訓練において、事前の総会に出席し、地域有志ともに各部に分かれた会議に加わったほか、訓練当日も受付や誘導など地域防災の担い手として活躍をしたことは、記憶に新しいところと思います。日頃の避難訓練同様、繰返し訓練を行い、発災時に役に立とうという志は、一人前の立派な心掛けです。もっと多くの生徒が参加したり、3年間の活動を継続したり、卒業後も地域の一員として意識を高めていったりと、この輪を広げていけるとよいと改めて感じた訓練でした。

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