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2023.03.099学年 深く考える環境学習 ワークショップに取り組みました

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 3月9日木曜日2~5校時、本学園の大アリーナにおいて、卒業式を来週に控える9年生が総合的な学習の時間「環境学習」の一環で、暖かく、リラックスできる住環境をつくるワークショップを行いました。

 今回、講師としてお招きしたのは、横浜国立大学大学院准教授の田中稲子先生と建築学を学ぶ学生さん、そして東京建築士会杉並支部教育支援委員会の皆さんです。

 環境学習の一環として行ったワークショップでしたが、高円寺のまちに大きな災害が起き、本学園の大アリーナが避難所となったという想定で、家族が「寒さをしのげるシェルター」「心と体がリラックスできるシェルター」を考え、設営するというワークショップであったので、防災教育という意味でも価値ある学習でした。もちろん、断熱の効いた暖かなシェルター環境を、暖房機を用いることのない省エネを条件に考えるという意味で環境学習(教育)であることは間違いありません。その大切さが分かっているのか、A組、B組、D組の9年生はとても真剣に、そして積極的にワークショップに参加していました。

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 高円寺学園は、小学校3年生から始まる、探究的なものの見方や考え方を身に付けたり、積極的に社会に参画しようとする態度を養ったりすること等を目標とする総合的な学習の時間に、学園独自の味付けをした環境学習(教育)を行っています。今回はそのカリキュラムの最終段階となるもので、数学や理科、技術家庭科等で学んだ知識・技能を活用し、深く考えなければ、「寒さをしのげるシェルター」を作ることができません。このことから、本学園の環境教育は、本学園が次年度以降進めていくSTEAM教育の中心となっていくものです。

 高等学校等に学びを進める9年生にとって、今日のワークショップが、将来生きる上で大きな意味をもつ事も間違いありません。

 今回、9年生のために講師としてお越しいただいた方々、そして本取組のマネジメントをしてくださった学校支援本部コーディネータの方々に心から感謝したいと思います。

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