2025.06.07生徒たち全員で作る「高円寺学園体育祭」
６月７日土曜日、晴天の中、本学園開園６回目となる5周年記念体育祭が沢山のご来賓、保護者の皆様にご来場いただき開催されました。
本日は、梅雨入り前の日差しの強い晴れの日でしたが、暑さ指数が激しい運動を止めなければならない「厳重警戒」にならず、最後の競技まで無事に終えることができました。
今回の５周年記念体育祭のスローガンは、先日のblogでもお知らせした通り、小中合同スローガンが「祭り魂を燃やせ～一致団結五周年～」、中学部スローガンが「一戦必勝～仲間と走る最高の瞬間～」でした。そのスローガンの通り、本学園の伝統の「高円寺学園 阿波おどり」では、高円寺のまちの中で育まれた「祭り魂」を燃やし、観客を魅了する演舞が行われ、学年競技等では、「一戦必勝」、全力を尽くして勝利を目指す態度が見られました。何よりも、仲間や後輩をしっかりと大きな声で応援する素晴らしい態度に感銘を受けました。体育祭実行委員、阿波おどり実行委員、各係の生徒たちも本当に自主的に、そして意欲的にリーダーシップと自身の責任を全うしていました。
私は教育委員会に在職していた時に、多くの学校の運動会を視察してきましたが、先生方の怒鳴り声、獅子する大きな声の響く、そして、生徒たちが指示をされて動いているように見える学校が多かったです。自身がこれから在職する学校をそんな学校にしたくないと思いながらその様子を見ていました。
本学園の体育祭は、そのような学校の体育祭とは違い、児童・生徒が自分たちで良い体育祭、盛り上がる体育祭を実現しようと皆で頑張ります。先生方の怒鳴り声、大きな声は、ほとんど聞こえません。必要な指示の大部分は、先生から直接出されるのではなく、生徒の中のリーダーが自分の言葉で皆に伝えます。今日も予定の変更、特別な指示のみが出されていました。生徒たちが自分たちでつくる体育祭になりつつあります。
そのような様子を一緒に中学部の阿波おどりに参加した６年生、小中合同玉入れに参加した児童、参観した児童が見て、中学部に入学したら自分たちで行事を作っていこうという気持ちの種が心の中に蒔かれていくものと考えます。
最後に、お手伝いをいたたぎましたＰＴＡの皆さんや、ご多忙の中、ご来場いただきました区教育委員会や区議会の方々、学校運営協議会委員、学校支援本部の皆様など、ご来賓及び保護者の皆様に心より感謝申し上げたいと思います。
いつまでも余韻に浸ることのできる５周年記念体育祭になりました。
何よりも中学部全員が本当に良く頑張りました。
追伸 美術部の生徒の皆さん、私の特徴を見事につかみ、表現した肖像画（部活動対抗リレーのバトンとして使われました。）を描いていただき、ありがとうございました。本物よりもカッコよく書かれています。大切にさせてていただきます。
