2025.07.14小学部の全児童が歯科衛生士を目指す学生さんの歯磨き指導を受けました。
７月１１日金曜日、第３校時、小学部の１年生から６年生までの全学級で高円寺の高南通り沿いにある日本医歯薬専門学校の学生さんから歯磨き指導を受けました。
この取組は高円寺学園ができる前、杉並第四小学校時代には、毎年実施していましたが、本学園開園の時が新型コロナウイルス流行中であったため、開園以来、実施できずにいました。今年から、小学部でこの間、見合わせていた給食後の歯磨きを開始した事を受け、改めて主任養護教諭の先生が日本医歯薬専門学校と実施に向けた調整等をしてくれました。
歯磨き指導は、各学級３名から４名の学生さんにより、児童たちが理解できるように工夫をこらして実施されていました。歯の磨き方等を説明するプレゼンテーションソフトも学年段階を意識して作られており、児童たちは真剣にお話等を聴いていました。説明の後、児童たちは歯ブラシやデンタルフロスを用いて、実際に歯磨きのトレーニングをしていました。
令和６年度学校保健統計の調査結果では、むし歯（う歯）の者の割合は、小学校では３２．８９％、中学校では２６．５０％と１０年前よりも２０％ほど下回っています。この結果は、保護者の方々の乳幼児期からの口腔ケアをしっかりされるようになってきている成果だと思いますが、本学園では、この数年、微増の傾向になっています。昔ほど、むし歯の治療は痛みがすくなくなってきているものの、児童たちにとっては、最も行きたくない医院となっています。むし歯を予防する正しい生活習慣を作ることが今、求められています。
今日のように楽しみながら、専門家の方から児童たちがお話を聞くことができるのは、高円寺の街に歯科衛生士を養成する専門学校があるという環境のお陰でもあります。今回も「学び舎 高円寺」の理念に基づく、教育が行われたことを嬉しく思います。改めて、日本医歯薬専門学校の関係者の皆様、学生の皆様に学園を代表して心から感謝申し上げます。
