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2025.11.04杉並区立中学校連合文化祭

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111日土曜日から3日月曜日にかけ「令和7年度 杉並区立中学校連合文化祭(以下、連合文化祭)」と「杉並区子どもサイエンス・グランプリ2025(以下、サイエンス・グランプリ)」がセシオン杉並や久我山会館を会場として、開催されました。

今年度も連合文化祭は、セシオン杉並を展示会場とする「美術・技術・家庭科作品展(以下、作品展)」「音楽発表会」「演劇発表会」、久我山会館ホールを会場とする「英語学芸発表会」「書評座談会」からなっています。また、セシオン杉並において、サイエンス・グランプリが杉並区の子供たちの創造性や研究心を高める目的で開催されました。本学園の児童・生徒は、作品展、サイエンス・グランプリ、英語学芸発表会、書評座談会に参加しました。その中でも書評座談会への出席は、学園の開校以来、初の参加となります。

作品展、サイエンス・グランプリの会場の小学部・中学部の高円寺学園ブースに展示された代表作品は、どれも出来栄えが良く、工夫されたものでした。中学生の作品展で出品されていたピクトグラムの作品は、すぐにでも、学園や街の目立つところに貼ってみたくなったし、扇子の絵付けは、学園の玄関の目立つところに並べたくなりました。また、全ての出品作を小学部の児童たちにも見せたくなってしまいました。サイエンス・グランプリに展示されていた研究物も、日頃の生活で疑問をもったものを題材にしていることから、興味深いもの、良く研究されたものばかりでした。

各校の代表生徒によるスピーチ大会である英語学芸発表会―English Entertainments―には、8年生、9年生1名が参加しましたが、その内容や英語の発音等の素晴らしさ、堂々とした態度等に驚かされました。

初めて参加した杉並版ビブリオバトルの「書評座談会」には、今年度から活動を開始した読書部が参加しましたが、テーマ図書「呼人は旅をする(偕成社)」の感想を代表校の生徒が発表した後、自分なりの感想や解釈を本学園の生徒も含めた参加者が、2時間の間、途切れることなく、意見交換等をしました。座談会の後半は、著者の 長谷川 まりる さんに、御登壇いただき、前半の部で出された生徒たちのテーマ図書についての解釈や意見等について、御講評いただきました。長谷川氏への質問コーナーにおいても、読書部の生徒は、積極的に質問をしていました。

昨年もご説明しましたが、この連合文化祭は、今から18年ほど前、杉並区立学校に通う中学生の頑張る姿、カッコいい姿を広く区民に紹介したいという目的で始まったものです。本学園の生徒の作品や発表から、その目的は今年も十分に達成できたのではないかと思います。また、サイエンス・グランプリは、2016年に閉館となった杉並区立科学館が理科の先生方とともに実施していた科学創意工夫展が、閉館後も名称を変えて続けられているものです。最高賞が「教育長賞」「済美教育センター所長賞」となっています。今回、2つの賞のいずれかを獲得した児童・生徒は本学園にはいませんでしたが、どの作品も科学的思考の芽生えを感じさせるものでした。

出展された児童・生徒の頑張りに拍手を送りたいと思います。

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