2026.02.04小学部4年生、中学部全生徒が認知症についての学びを深めました。
2月3日火曜日5・6校時、小学部4年生は多目的・ランチルームで、中学部生徒は大アリーナにおいて、認知症についての正しい理解、見守り方、支え方についての学習を行いました。
小学部4年生は、杉並区包括支援センター(ケア24高円寺)や杉並介護者応援団の方々による認知症サポーター養成講座として、認知症について知る授業、認知症の方に寄り添う思いを育てる授業を行いました。杉並介護者応援団の方の行う寸劇、参加型のロールプレイ等を取り入れた授業は、とても分かりやすく、認知症についての関心を高めている様子が見受けられました。
中学部の授業は、開校当時から毎年行われている障害のある人もそうでない人も共に生き、活動し、社会に主体的に関わっていこうとする心情、行動力を高めることを主なねらいとしたインクルーシブ学習の一環で行われました。今回は、若年認知症家族会 陽だまりの輪の代表、三川一夫 氏の講話をお聞きしました。三川氏は、8年生の特別な教科道徳の教科書の題材「注文をまちがえる料理店」に登場する方で若年性認知症の奥様を支え続けてきた方です。授業は最初に三川氏から、「認知症とはどのような病気か」、「奥様をどのように支えてこられたか」「注文をまちがえる料理店が生まれた理由、開店までの苦労話」等について、お話した後、生徒同士が感じたこと、質問したいこと等についてグループディスカッションをしました。最後にグループから出された質問に三川氏から丁寧にお答えいただきました。
私も現在の認知症の母と暮らしていますが、杉並介護者応援団の方々や三川氏のお話は、改めてなるほどと頷く、「目から鱗」の話ばかりでした。きっと、身近に認知症ではなくても、ご高齢のご親族がいる児童・生徒だけではなく、全ての児童・生徒が介護する側の苦労だけではなく、認知症の方の辛いお気持ちなどにも気付くことができたのだと思います。
今回の学習に取り組む様子、質問内容等から、小学部の児童にとっては、認知症の理解に加え、「優しい気持ち」「思いやりの心」が醸成されたことが分かりました。また、中学部の授業の様子等からは、思いやりの精神等に加え、すべての人が支え合い助け合いながら生きていく共生社会について、考えている様子が見て取れました。4年生にとっても、中学生にとっても、とても良い学びになりました。お忙しい中、講師としてお越しいただいた皆さんに心から感謝したいと思います。
