H31年度 園便り

7月 充実した夏の遊びに向かって        主査 酒巻 治恵

 園庭の紫陽花が様々な色に染まり梅雨の到来を告げているようです。梅雨入りしたとはいえ
今のところ雨が続かず元気な子供たちの声が園庭に響き渡っています。

 ご挨拶が遅くなりました。今年の4月に保育園から異動してまいりました酒巻治恵と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。広い園庭の木々や草花に癒されております。最近では庭の
「ダンゴムシ見つけた。」と20匹以上いるであろうバケツを職員室まで見せに来てくれたり、朝顔の種を子ども達と一緒に蒔いたりしました。

 さて、6月19日にはプールが始まりました。水着に着替えてとてもウキウキしている姿が見られます。ことり組は西門近くのスペースにパタパタプールと呼ばれる簡易プールが2つと水遊び用のタライが並んでいます。子供園で過ごす初めての夏が楽しいものになるよう水遊びのおもちゃも用意しました。うさぎ組が水鉄砲で遊ぶ姿もたのしそうでとても微笑ましかったです。子供園の水鉄砲は注射器のような形をしていますが、中に水を入れるのも一苦労。水を吸い上げるのも初体験という子もいました。そして、ぞう組はプールの掃除をしてくれました。大きな広いプールをタワシやスポンジを使って綺麗に磨いてくれました。今年はどんな泳ぎを見せてくれるでしょうか・・・。楽しみです。安全に気をつけ楽しい夏の水遊びを過ごしていきたいと思います。水遊びに関わる毎日の健康管理、体温測定、プールカードの記入や水着の用意などご協力をよろしくお願いいたします。

 7月は気温や湿度も上がり、熱中症の危険が増えてくる時期でもあります。子供園では熱中症アラームという測定器を活用し健康管理に十分配慮しています。水分補給や休息を上手にとりながら暑い夏を乗り切りましょう!

 先日のストロベリームーンを見て、自然の不思議や壮大さを感じたところです。7月は七夕があります。七夕も夢が広がる行事の一つですね。七夕は五節句のうちのひとつで願い事を書いた短冊や折り紙などで作った輪つなぎや天の川を飾ります。私が子どものころ、月遅れで8月に笹飾りをし、願い事が叶うように川へ流しに行きました。とても思い出深く私の心の中に刻まれています。
今年も笹を子供園に飾ります。みんなの願い事が叶いますように・・・

7月 ことり組(年少)

 シャボン玉やフィンガーペインティングなどの夏ならではの遊びを思い切り楽しみます。さらに、繰り返しプールに入り、水の冷たさや気持ち良さを感じられるようにします。また、学級で育てているトマトやインゲンを収穫し、みんなで食べて野菜の美味しさを味わえるようにします。水遊びをしたり、暑い日が増えたりして、疲れも出やすくなります。『早寝 早起き 朝ご飯』で、元気に遊べるよう、ご協力お願いいたします。
 初めての夏季休業を迎えます。学期末の行事である終業式や簡単な大掃除を経験しながら、生活の変化を感じることができるようにします。☆ほしチーム(長時間保育)のお子さんは、年中組や年長組とも関わりながら、ゆったりと夏の生活を楽しめるようにします。

7月 うさぎ組(年中)

 プール・水遊びが始まりました。大きなプールに入ることをとても楽しみにしています。水の気持ち良さを感じながら、水の中で様々な動きをしたり、遊んだりすることを楽しめるようにしていきます。
 好きな遊びの中では、自分の気持ちを動きや言葉で表しながら、友達との関わりや触れ合いを楽しめるようにします。
 また、身の回りのことや衣服の着脱などの生活面では、自分のことを自分でしようとする姿が見られます。引き続き、自分でできた嬉しさを感じられるようにしていきます。暑い日も増え、疲れも出やすくなります。生活リズムを整え、元気に遊べるように、ご協力お願いいたします。

7月 ぞう組(年長)

 プール指導が始まりました。水の心地良さを感じながら、「顔を水につけてみよう。」「体を伸ばしてみよう。」「浮いてみよう。」など自分なりのめあてに向かって取り組めるようにしていきます。また、鉄棒、雲梯、登り棒などの固定遊具に意欲的に取り組もうとする気持ちを支え、一人一人の自信につなげていきます。
 七夕飾り作りや夏祭りに向けてのゲーム作りでは、工夫したり、友達の刺激を受けたりしながら、じっくりと取り組めるようにしていきます。
 自分たちで育てている夏野菜は、生長を楽しみに水やりをしながら、収穫し食べる喜びも味わえるようにします。

6月 遊びこむ幼児を育てる         園長  齋藤 由美

 高井戸西子供園の自然環境は、とても豊かです。四季折々様々な変化が見られます。5月の連休頃には、毎年サクランボがたわわになります。今年も、日に日に赤くなり、親子で食べていただきました。お味はいかがでしたか?
 今年度高井戸西子供園では、❝遊びこむ幼児を育てる❞ために、園庭の環境作りを工夫していきたいと考え取り組んでいます。園庭では、各学年様々な姿が見られます。
 サクランボを見つけて、一粒大事そうに握りしめる姿、たくさんたくさん集める姿、種を蒔いてみる、色水作りを始めるなどなど、取り組みは様々です。自分で「おもしろそう。」「やってみよう。」と発見したり疑問に思ったり考えたりしながら夢中になって遊んでいます。
 年長組は、チューリップの花びらや葉、球根、バラの花びらなどを、ままごとナイフで切って食材に見立てたり、すりこ木ですって色を出したりなど、試しながら遊ぶ姿が見られます。近くで、3,4歳の子どもたちが憧れの目で見ています。
 また、昨年度末に解体した花壇の土を利用して、草むらや土山を作りました。草むらは、使って遊べる草花を育てよう、虫たちが集まる場になるとよいな、と作成中です。草むらには、ダンゴムシ探しをする幼児が集まり、「この辺にいそうだな?」と予測してペットボトルの下、プランターの下、枯れ葉の下を探しています。。
 きれいな蛾を見つけて、年長児が自分たちでipad撮影をしたり、図鑑で名前を調べたりしています。その姿を4歳児が興味津々で見ていました。年長組の保育室では、ゆずの木で見つけたアゲハの幼虫、ザクロの木で見付けたテントウムシの幼虫を保育室で育て始めました。知的関心も高まってきています。
 各保育室の前では、自分たちで土作りをし、ナスやキュウリ、ピーマン、サツマイモ、ミニトマトの苗を植えました。また、インゲンやオクラの種まきもしました。今年度は、日々の生長が見やすいように、と保育室の前で育てることにしました。ぜひ、親子で日々の生長を観察しながら収穫を楽しみにしてください。
 子どもたちが、「やってみたい。」「おもしろい。」「不思議だな。」「たくさん集めたい。」「調べてみよう。」など自分から主体的に環境に関わり、興味、関心をもってワクワクドキドキと心を動かしながら遊べるような環境作りを工夫していきます。そして、発達に合わせて、じっくり見る、触れる、繰り返し取り組む、考えたり工夫したりする、調べるなど、夢中になって遊び込む中で、豊かな感情や好奇心、思考力、表現力を育てていきます。

6月 ことり組(年少)

 園生活にも慣れて、身の周りのことも保育者に見守られながら、自分でしようとしています。自分の気に入った遊びや簡単な製作を繰り返し楽しむ姿が見られます。ウサギやカエルのお面を作ると、ぴょんぴょんジャンプして動いたり、おうちを積み木で作りご飯を食べたりして、楽しんでいます。ウレタン積み木を使って、乗り物やベットを作り、保育者や他の幼児と一緒に乗って触れ合うことも楽しくなってきました。
 今月は、様々な水遊びをしながら、水の心地よさを感じ、プール遊びを楽しみにできるようにしていきます。今は、砂場遊びの後で、汚れた手足を洗ったり、着替えたりすることを繰り返してする中で、自分でできるようにしています。今月後半にはプールも始まります。水着に着替えたり、体を拭いたりが自分でできるように、ご家庭でも教えてあげてください。

6月 うさぎ組(年中)

 製作や場づくりなど、自分のやりたいことを見つけて遊ぶことや、その中で友達と一緒に同じものを持ったり、同じ場で遊んだりする楽しさを感じています。中型積み木を使うようになり、おうちごっこやお店ごっこなど、つもりになって遊ぶ姿も見られるようになっています。
 今月は、自分のやりたい遊びに取り組む中で、いろいろな素材や遊具を使って遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。自分なりの思いや動きを出すことで、思いがぶつかり合い、トラブルになったりすることもあります。保育者がお互いの話をよく聞き、思いを受け止めて言葉にしながら、それぞれの思いを伝えていきます。
 また、プール指導が始まります。一人で水着に着替える、髪や体を拭くなど、自分でできるようにご家庭でも練習してみてください。

6月 ぞう組(年長)

 気の合う友達と、共通のイメージをもって遊ぶことを楽しんでいます。自分の思ったことや考えたことを友達に伝えたい気持ちが強くなり、やりとりが増えてきているものの、思うように伝わらないもどかしさや葛藤も見られるようになってきています。今までと違った遊びや当番などのグループ活動を通して、いろいろな友達と関わる中で、学級の仲間の様々な面を感じ合っています。
 今月は、自分の思いを言葉で表し、相手に伝わる嬉しさが感じられるようにしていきます。また、一方的に思いを表すばかりではなく、相手の思いにも気付くことができるように、それぞれの思いを引き出し、聞き合う経験も重ねていきます。
 天気の良い日には、思い切り水遊びや泥遊びを楽しみ、体を動かす楽しさや解放感も味わっていきます。