H31年度 園便り

1月 東京2020オリンピック            園長  齋藤 由美 

 新年あけましておめでとうございます。2020年、令和2年がスタートしました。今年は、東京2020オリンピックの年です。オリンピックまであと200日を切りました。どんなワクワクドキドキが待っているのか、期待が膨らみます。楽しみですね。

 4年に一度開催されるオリンピックでは、汗や涙を流し懸命に頑張る選手をテレビの前で応援しながら、何度も勇気ややる気をもらい、自分の力に変えてきました。
今年は、東京でのオリンピックです。子どもたちにとって、とても大きな刺激になります。金メダルを目指して頑張るアスリートの姿を見て、憧れの気持ちが膨らんだり、自分も頑張ってみようという気持ちをもったりすることでしょう。様々な外国の選手、国々など異文化にも触れ、世界に関心をもつ子もいるでしょう。パラリンピックでは、障害をもっている人の頑張る姿をみて、様々なことを感じたり、勇気や希望をもらったりするかもしれません。

 1月11月には、東京都主催の『オリンピックパラリンピック 教育推進事業 夢・未来プロジェクト』が行われます。子供園に柔道の有名アスリートが来てくださいます。メダリストと触れ合う貴重な機会です。様々な競技の楽しさを感じたり、関心をもったり、強さに憧れをもったりするきっかけになるとよいですね。また、金メダルという輝かしい華やかなステージに向けて、毎日の努力があること、頑張りを乗り越えると先に楽しさや嬉しさがあるといったことも感じられるとよいですね。

 私が中学2年生の時、立志式で、当時の校長先生から、一人一人『一期一会』と書いた色紙をもらいました。「一生涯にただ一度会うかどうかわからないほどの縁。その時その時の、出来事や人との出会いを大切にしましょう。」そんなお話をいただいたと思います。とても感銘を受けたことを覚えています。それから、私は、友達、同僚、子どもたち、保護者の方々、地域の方々等、たくさんの出会いの中で、出会いを大切にしよう、素敵なことは学びたいと、いろいろな方からたくさんの刺激をもらい自分の力にしています。

 子どもたちにとって、夢・未来プロジェクトでのアスリートとの出会いや、東京オリンピックが、素敵な出会いとなりますように。そして、未知の可能性を秘めた子どもたちの未来への大きな夢につながっていくことを願っています。

 令和2年も、子どもたちが子供園でたくさん遊び、友達と関わり、意欲や自信をもって、笑顔で過ごせる教育・保育を目指し、職員一同力を合わせて頑張ります。
 今年も、高井戸西子供園の教育・保育に、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

1月 ことり組(年少)

 1月は、コマや簡単な昔遊びなど冬ならではの遊びや、雪や霜柱など自然との関わりも大切にしていきます。
 2月には「子ども会」があります。したい遊びの中で、みんなと一緒に色々なものになりきって遊んでいきます。また、楽器に興味を持ち、好きな歌に合わせて楽器を鳴らすことを楽しんでいきます。
 戸外では、しっぽ取りなどをして、簡単なルールが分かり、友達や保育者と一緒に体を動かすことを楽しんでいきます。

1月 うさぎ組(年中)

 1月は、カードゲーム、すごろくなどのお正月遊びを楽しむ中で、ルールが分かって友達と遊ぶ楽しさを感じられるように支えていきます。また、コマ回しに繰り返し挑戦し、コマが回せた喜びも感じられるようにします。
 2月には「たかにしコンサート」があります。学級の友達と一緒に歌ったり、楽器遊びをしたりする中で、声や音を合わせる楽しさや心地よさを味わえるようにしていきます。
 戸外では、ボール遊びや鬼遊びなどをして、元気に体を動かして遊ぶ楽しさを感じ、寒さに負けない体づくりをしていきます。氷や霜柱など、冬ならではの自然を発見したり、みんなで見たりする経験も大切にし、季節の変化を感じていきます。

1月 ぞう組(年長)

 いよいよ園生活を締めくくる3学期が始まります。一日一日を大切にして、毎日友達との遊びや生活を思う存分楽しみながら、一人一人の成長を支えていきます。
 今月は、友達とお正月遊びを楽しんだり、戸外で体を動かして遊んだりします。かるた、トランプ、すごろくなどのお正月遊びをしながら、文字や数字への関心がもてるようにしていきます。また、コマ回しでは、繰り返し挑戦する中で、手先を使ってひもを巻いたり、力の加減をしながらコマを投げたりする経験をし、回せた達成感を味わえるようにします。
 「たかにしコンサート」に向けた活動では、歌や楽器演奏を通して、みんなで気持ちを合わせて取り組み、音が揃う心地よさや楽しさが感じられるようにしていきます。

12月 地域の中で育つ            園長  齋藤 由美

 園長になり、地域へ出かけることがぐっと増えてきました。そして、地域の様々な方とお話をし関わっていく中で、子どもたちも子供園も地域の中で育っているのだな、と改めて実感しています。

 10月24日には、高井戸児童館で『児童館祭り』が開催されました。地域のお祭りとして大人も子どもも楽しめる行事です。PTAの皆様にもお手伝いいただき、子供園も輪投げのお店を出店しました。小さいお子さんから、小学生まで、大勢のお客さんが来てくださいました。そこでは、地域の保育園、児童館、学童、子育て支援の方々、小学校のPTAの方々ともお話をする機会がありました。様々な関係団体が、地域の方々と協働し、地域での子育ての輪を広げています。

 11月16日には、『久我山小学校震災救援所訓練』に参加してきました。「休日に首都圏直下型地震が発生し、多数の人が久我山小学校震災救援所に避難してきた。早急に避難者の受け入れと配置を行う必要あり!」という想定で行いました。救護・支援では、体育館にブルーシートを敷いたり、段ボールで部屋を作ったり。物資配給では、大きな釜にお湯を沸かして、アルファ米を作りパック詰め、味噌汁、クラッカーの配給をしました。地域の防災会の方々、小学校の校長、副校長先生、PTA、民生委員、学童、児童館、そして区役所の方々等大勢の方が、地域のために年間を通して活動なさっています。今年は、全国の様々な地域で災害が多く見られました。組織の一員として参加してみて、改めてこうした方々に支えられているのだなと実感しました。

 27日には、久我山東保育園で、高井戸久我山小学校子育てネットワーク地域連絡会が行われます。地域の主に小学生に関わる個人、団体、保護者につながる機会とし、みんなで子育てについて考えることにより、子育てについて共に考え地域や子どもの様子を共通に理解し、支え合えるような関係を作ることが目的です。今回は『乳幼児期に大切にしたいこと〜乳幼児期に育てたいこんな力〜』と言うテーマでグループディスカッションをします。
 子供園に入園する前の子どもたちの育ちを考えることで、子供園での教育につなげていきたいと思います。

 高井戸西子供園では、ひよこグループという未就園児の会を行っています。2歳になった親子が来園し、ホールで遊んだり、リズム体操をしたり、紙芝居を見たりして過ごします。ここではいろいろな遊びに触れたり人と関わったりする中で、新しいわが子の姿に出会ったり、成長を振り返ったりされることも多いようです。遊んでいる中で、子育ての悩みを相談されることも多くあります。
 また、地域の方に安全に自由に遊んでいただけるよう、入園後の子どもたちがどのように育っていくのか見ていただけるよう、😊ニコニコという園庭開放を行っています。ここでは、同じくらいの年齢のお子さんをもつ保護者の方が友達になったり、幼稚園、子供園、保育園など、就学前教育施設の入園の情報交換をされたりしています。

 これからも高井戸西子供園が、子育て相談ができる場であり、保護者同士の交流の場であり、地域の幼児教育の中心となって役割を果たしていくことができるように努めてまいります。そして、幼児の健やかな成長を願い、家庭や地域での生活全体を豊かにしていくことができるよう、家庭や地域と連携していきたいと思います。

12月 ことり組(年少)

 お家ごっこやお店屋さんごっこなど、学級の他の幼児と一緒に遊ぶことが楽しくなってきました。一緒に遊んでいる幼児の言っていることや動きを受けて簡単なやり取りをしたり、一緒に行動したりすることを楽しんでいます。また園庭の落ち葉や公園で拾った木の実を、飲み物に見立てたりご馳走にしたりして、今の季節ならではの秋の自然を遊びに取り入れています。
 今月は冬の生活の仕方(上着の始末、手洗い・うがい、弁当の扱い方等)を知り、自分でできるようにしていきます。また新しい素材や方法を経験しながら季節の飾りを作ったり、みんなで簡単なルールのゲームをしたり、楽器遊びをしたりしていきます。その中で経験の幅が広がっていきます。また、寒さに向かう時期ですが1日1回は外に出て、戸外で体を動かす遊びもできるようにしていきます。

12月 うさぎ組(年中)

 散歩で拾ってきたドングリやマツボックリなどを使った製作や、園庭で鬼遊びや転がしドッジボールなどをして思いきり体を動かして遊ぶことを楽しんでいます。友達と一緒にする楽しさ、学級の中で自分の力を出す喜びを感じている子どもたちです。
 今月は、自分の思いを言葉や動きで表しながら、友達とやり取りをして一緒に遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。子ども会に向けて劇遊びに取り組んでいく中では、役になりきって動いたり劇遊びに必要なものを考えて作ったりしながら表現する楽しさを感じられるようにしていきます。
 友達と一緒に遊ぶことが楽しい半面、思いの違いや伝わらないもどかしさなどから様々な葛藤する姿も見られるようになっています。自分の思いを出し、相手の思いがあることに気付いていくことができるように友達との関わりを支えていきます。

12月 ぞう組(年長)

 年長組は、子ども会に向けて仲間と一緒に準備を進めています。お話のイメージを共有しながら、友達と一緒に必要なものを作ったり、自分なりに役の気持ちを考えて表現したりしていきます。その中で、友達と一緒に考え合ったり、友達の良さに気付いたりする経験を大切にしていきます。学級の仲間と一緒に劇を作り上げていく達成感や満足感を味わえるようにしていきます。
 戸外ではドッジボールや鬼遊びなど、自分たちでルールを守りながら思い切り体を動かす楽しさを味わえるようにしていきます。
 今月は、季節の行事もあります。行事の意味を知り、季節ならではの体験をしたり、製作を楽しんだりしていきます。また、自分たちの生活を自分たちで進めていく気持ちが育っていくように支えていきます。