令和7年度 園便り

「自然との関りの中で」 副園長  大萩 純子

朝夕冷え込んでくる季節となりました。
気温の変化とともに、園庭の木々は緑から黄色や赤色に、きれいに色付き、子どもたちは、落ち葉を拾って「赤い葉っぱだよ。」「きれいだね。」と感じたり、教師や友達に伝えて共感し合ったりしています。
年中うさぎ組では、きれいな落ち葉を集めて、花束のようにしたり、ままごとのごちそうにして遊んだりしています。また教師が10センチ四方ほどの段ボールを用意すると、お気に入りの落ち葉を丁寧に接着してきれいな飾りをつくっています。それはまるで小さなアートの世界です。とても素敵です。
年少ことり組では、散歩で行った公園でドングリをたくさん見つけてきました。園に戻るなり、「見てみて!ドングリ、たくさんひろったよ。」とビニール袋いっぱいに入ったドングリを、見せ合ったり、つやつやの手触りを感じたりしていました。教師がテラスに用意した傾斜面では上から下へとドングリを転がして遊ぶ子がいます。ころころと転がる様子が、とにかく面白く、ゴールの受け皿にドングリが到着すると、大喜びしていました。遊んだ後の学級からは、“♪ドングリコロコロ”の歌を歌うかわいい声が聞こえてきます。
年長ぞう組では、春にサツマイモの苗を園庭に植えました。いよいよ、収穫の日を迎えると、子どもたちは生い茂った葉の中に足を踏み入れて、ぎゅっとつるをつかんで引っ張っていました。けれど一人では抜けません。やがて友達と力を合わせて、「よいしょ、よいしょ。」と引っ張る様子は、運動会で行った綱とりの再現のようでした。そして皆で協力し合い、すぽっと、抜けた蔓の先の大きなサツマイモを見た子どもたちからは「わー、でてきたー。」「やったー。」と、喜ぶ声が次々と出ていました。自分たちの育てたサツマイモの収穫の喜びを感じていました。後日、そのサツマイモは、程よく干して甘みを引き出してから、園児みんなでお味噌汁にしておいしくいただきました。
全園児では、近隣の内藤さんの畑に行き、サツマイモ掘りを楽しみました。毎年、広い畑で豊かに育ったサツマイモを収穫させていただいています。    
今年も、ふかふかの土の感触と、次々と土の中から出てくるサツマイモとの出合いに、子どもたちは、歓声を上げていました。内藤さんのおかげで貴重な経験ができ、職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。
このように子どもたちは、秋の自然との関りの中で様々な気持ちを感じています。
幼稚園教育要領には、“幼児期において自然のもつ意味は大きく、自然の大きさ美しさなどに直接触れる体験を通して、幼児の心が安らぎ、豊かな感情、好奇心、思考力、表現力の基礎が培われることを踏まえ、幼児が自然との関りを深めることができるよう工夫すること。”と明記されています。この内容はまさに現在の子どもたちの様子に通じています。今後も園では、日々の生活の中で、子どもたちが自然に直接触れる体験を大切にしていきます。
園庭のゆずが実り、鮮やかな黄色に色付いてきました。後日園児たちと収穫して、持ち帰るようにします。手触りと香りを、ご家庭でもお楽しみください。

≪年少ことり組≫

落ち葉や木の実がたくさんの園庭で、自然物にたくさん触れて遊びを楽しんでいます。遠足で拾ったドングリをコロコロ転がして遊んだり、ケーキやマラカスにして楽しんだりしています。また、同じ場や近くにいる他の幼児の様子に気付いたり、関わったりしながら自分のやりたい遊びを見つけて遊ぶ楽しさを感じています。
今月は、簡単なルールのあるゲームをしたり、表現遊びや楽器遊びをしたりして色々な経験ができるようにします。また、クリスマスに向けた製作にも取り組んでいきます。
寒くなり上着を着るようになってきたので、裏返しになった上着の袖を元に戻したり、ファスナーやボタンをしたりなども自分でできるようにしていきます。また、寒さに負けず、戸外で体を動かす遊びも引き続き楽しめるようにしていきます。

≪年中うさぎ組≫

園庭にはいろいろな色の落ち葉が落ちて、枝や落ち葉を使った遊びを楽しんでいます。また、イメージをもって遊んだり、その中で友達と簡単なやりとりを楽しんだりしています。先日、運動遊びで新しく始めた短縄も、自分で選んで繰り返し取り組む姿があります。
今月は、自分の思いを言葉や動きで表しながら、友達とやり取りをして遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。友達の思いに気付いていくことができるように、幼児同士の関わりを支えていきます。
子ども会では、物語の流れの中で、登場する役のつもりになって表現する楽しさを感じられるようにしていきます。また、劇に必要なものを自分たちでつくり、学級のみんなで進めていきます。

≪年長ぞう組≫

子ども会に向けて学級の皆で劇の取り組みを進めています。劇は大好きな絵本のお話を子どもたちのやりたいことを基にぞう組バージョンにしました。大好きな自分のしたい役になり、友達と一緒に必要なものを作ったり、自分なりに役の気持ちを考えて表現したりしています。自分の登場する場面だけではなく、他の場面でも役割をもつことで自分たちの劇という意識をもって取り組んでいけるようにしています。その中で学級の友達と一緒に劇を作り上げていく達成感や満足感を味わえるようにしていきます。
 今月は、クリスマスや年の瀬などの行事の意味を知り、季節ならではの遊びや製作を楽しんでいきます。また、生活に見通しをもち、自分たちで生活を進めていく気持ちが育っていくように支えていきます。

"やりたい”があふれる3学期に! 園長 石床 美穂子

  新年あけましておめでとうございます。今年の干支の午年の午(ウマ)は、十二支の7番目で、「馬」を象徴し、活力、行動力、前進、情熱を表し、新しい挑戦や発展に適した年とされるそうです。今年も、“やりたい”ことを子どもたちが見付けて、元気に伸び伸びと過ごす姿をたくさん見ることができそうで楽しみです。

  子どもたちは、生活や遊びの中で様々なモノやヒトに出会い「面白そう。」「やってみたい。」「すてきだな。」と感じて心を動かします。そして、心と体を動かして、試したり工夫したりしながら思考力を働かせます。その中で、「これは○○かな?」「なぜだろう?」「不思議だな。」「なるほど。」「次は、こうしてみよう。」と知的好奇心が芽生え、じっくりと考えます。そういった営みの中で、モノやヒトと触れ合い、つながっていきます。こういったことを遊びの中で繰り返し経験し、夢中になって遊ぶことは、子どもの意欲や主体性を育て、「学び」の基盤を作り、それが、「生きる力の基礎」となります。

  「生きる力」とは、日々の生活の中で、自分の力を発揮し、生き生きとした生活を営み、社会の中で自己を生かせるようになっていくことです。その基礎を培うためには、大人がやることを示して教え込んだり、子どもの力を伸ばそうと急がせたりするということではなく、環境を整え、子どもの育ちをじっくりと時間をかけて待ち、支えていくということが大切なのです。そのために、子どもたちが興味・関心をもてるように、それぞれの育ちに合ったモノや場などの環境を整え“やりたい”という思いがもてるようにすることも大切です。

  3学期も、子どもたちが主体的に、たっぷりと遊び、人とつながりながら、豊かな体験ができるようにしていきます。そして、先生や友達との関わりの中で、様々な感情体験をし、「あそびがすき ともだちがすき じぶんがすき」という高井戸西子供園の教育目標のように心身共に健やかに育っていくよう職員一同力を合わせて、教育・保育の充実をすすめてまいります。
本年も保護者の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

≪年少ことり組≫

  1月は手回しコマや凧揚げなどを教師も一緒にしながらお正月遊びの楽しさを感じられるようにします。また、寒い日に園庭で見られる氷や霜柱等に触れて、自然の不思議さを感じられるようにします。
  お話の世界に親しみながら、ごっこ遊びで色々な役になって動くことや、学級のみんなと一緒に表現することを楽しめるようにしていきます。遊びや活動の中で楽しんだごっこ遊びを2月の「子ども会」につなげていきます。また、歌に合わせてリズムを感じながら楽器を鳴らすことも楽しんでいきます。
  戸外では、簡単なルールのある遊び「ねことねずみ」「むっくりくまさん」「ひっこしおに」などをして、友達や保育者と一緒に体を動かす心地よさを感じながら繰り返し経験していきます。

≪年中うさぎ組≫

  1月は、カルタ・すごろくなどのお正月遊びを繰り返し楽しみ、ルールが分かって友達と遊ぶ楽しさを感じられるように支えていきます。また、引きゴマに繰り返し取り組む中で、ひもを巻いて引き、コマを回せる喜びを感じられるようにします。
  学級の活動では、友達と一緒に歌ったり、楽器遊びをしたりする中で、声や音を合わせる楽しさや心地よさを味わえるようにしていきます。
  戸外では、寒さに負けず、鬼遊びやボール遊びに取り組み、戸外で元気に体を動かして遊ぶ楽しさを感じられるようにしていきます。
3学期は年長組からお休み調べ当番やモルモットの世話などの仕事を引き継いでいきます。ペアの友達と一緒に取り組みながらやり方を教わり、年長児への憧れの気持ちや進級への期待感をもてるように支えていきます。

≪年長ぞう組≫

  いよいよ子供園生活最後の3学期が始まります。
  今月は、友達とお正月遊びや戸外で体を動かして遊んだりすることを楽しめるようにしていきます。お正月ならではのカルタやトランプ、すごろくなどの遊びを楽しむ中で、文字や数字への興味・関心がもてるようにしていきます。また、投げコマ回しでは、繰り返し挑戦する中で、手先を使ってひもを巻いたり、力の加減をしながらコマを投げたりする経験をし、最後まで諦めずに取り組み、回せた達成感を味わえるようにします。その中で、友達同士で励まし合ったり認め合ったりする姿を大切にしていきます。
  2月に音楽会をします。様々な楽器に触れて、学級の友達とリズムや音を合わせたり、気持ちを一つにして歌ったりする心地よさを感じられるように支えていきます。