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2020年9月30日(水)
道徳科

今日で今年度も前半が終了。明日からは年度の後半に突入します。
朝夕はめっきり気温も下がり、1か月前の暑さはいったい何だったのだろう、と思います。
今日の5時間目は道徳科でした。新しい学習指導要領に合わせて道徳の授業も様変わりをしました。何よりも「教科書」ができたことです。また、「議論する道徳」というフレーズが唱えられ、教員からの一方的な「説話」は少なくなり、生徒一人一人に考えさせたり、友達と意見交換したり、グループで話し合ったことを発表したりの機会が飛躍的に増えました。
本校では道徳教育推進教師の大関主任教諭を中心に、道徳科の指導方法や評価について勉強を重ねてきており、少しずつ各教員の道徳科に取り組む姿勢に変化が出てきました。
また、担任だけが授業を担うのではなく副担任も授業を受け持つなど、全員で取り組んでいます。生徒の参加姿勢も真面目に意欲的なケースが多く、見ていて「中身のある」授業となっているものが多いと感じます。

2020年9月29日(火)
授業点描

今日もさわやかな陽気で大変過ごしやすい一日です。今日は午後に、「教育課題研究校」としての「校内研究」が設定されているため、5校時までの授業となっています。
午前中に教室を回ると、1年A組の教室から元気に英語の「音読」をしている場面とぶつかりました。中学生になると、妙に格好をつけるためか、声を出すのを面倒くさがることがありますが、阿部秀行教諭の英語の授業では、ほぼ全員が大きな声で発音していました。とても良いことなので、この先もその調子でいってほしいです。
2年B組の教室に行くと、国語の授業をしていました。単元は「モアイは語る」で、イースター島を題材にした地球環境問題について考えるものです。岡本匡史主幹教諭はそれをワンランクアップさせ、生徒一人一人に「自らが考える地球環境問題を設定して、根拠をもって説明できる」ようにするため、タブレットパソコンで調べ学習をさせながらワークシートを活用した授業にしていました。「地球温暖化」「プラスチックごみ問題」「人口増加」などなど、各生徒固有の問題意識からそれぞれに取り組んでいました。どのように仕上がるのか、楽しみです。

2020年9月28日(月)
快適な陽気となりました

このところ愚図ついた天気が続いてきましたが、今日は朝から快適な秋晴れとなりました。
ジトジトとした湿気も去り、乾燥したほど良い空気に変わりました。
長く暑かった「夏」もお彼岸とともに彼方に消えていった気がします。
雨で空気中のホコリが十分に洗い流されているせいか、今日の空の透明度は高い気がします。現に屋上から西方を望むと、富士山がきれいに見えていましたと平沢副校長が教えてくれました。快適な陽気は、気持ちまで明るくしてくれます。
今朝は生徒会朝礼を「放送」で行いましたが、今回は1年間務めてきた3年生の生徒会役員からの挨拶でした。新型コロナウイルスによる臨時休業のために、任期後半は思うように活動ができませんでしたが、和田中学校の生徒会活動に大きな一歩を残してくれました。次期役員はそれを引き継ぎ、さらに育てていってくれるものと考えています。

2020年9月26日(土)
数学少人数指導

今日は土曜授業日です。朝から参観のために来校される保護者の姿が校内に見えました。各教室ではいつも通りの授業が整然と行われていました。
さて、本校では今年度より数学科の少人数指導を実施しています。昨年度までの生徒の様子や教員側の体制を見てきて、数学科の充実が急務であると判断し、少人数指導のための教員の加配をお願いして実現しました。数学科ではどうしても苦手意識が強かったり、基礎の積み上げが不十分であったりする生徒が、学習内容も十分理解できないまま取り残されていくことがよくあります。本校ではそうした生徒を一人でも減らしていくために、基礎基本からの丁寧な指導が必要な生徒と一定のスピードで進めていくことが可能である生徒を分けて指導しています。
上の写真では、右側が基礎基本クラスで人数も11名であり、じっくりと押野主任教諭から指導を受けているところです。2クラスを3分割して行うので、AB両組の生徒が混じっています。他の生徒は阿部主任教諭と桜井教諭が分けて指導しています。
可能な限り生徒の実態を踏まえた指導を、と本校では取り組んでいます。

2020年9月25日(金)
放送ビブリオバトル

昨日から3日間、お昼の放送で図書委員の人たちが「放送ビブリオバトル」に取り組んでいます。
各学級の図書委員一人一人が、自分が紹介したい本を選び、その紹介文を全校放送で流すというものです。紹介した本は「学校図書館」で展示しているので手にすることができます。右の写真は昨日2年生が紹介した本の表紙をコピーして並べたポスターです。各学級に配布して掲示します。本は図書館でなければ目にしない、読めないものではないといった環境を学校として整えていきたいと思います。
インターネット・パソコン・スマホ全盛の時代であり、ますますこれからはその度合いが高まっていくことは必至だと思います。しかし、物理的にページをめくり思索にふける時間をもつことは、人間が生き物である以上、これもまた必要なことです。中学生や高校生の時代にそうした時間をもつほうが、大人になってから高度情報化社会で生きていく上ではとても役立つことだと思います。
「読書の秋」です。生徒一人一人が自分の気に入った本を手にすることができるよう、図書委員会を中心に取り組んでもらいたいと思います。

2020年9月24日(木)
委員会活動

中学校では「専門委員会」という組織が設けられており、生徒の生活環境等を向上させていくために活動しています。
本校にも「6つ」の委員会が設置されています。しかし残念ながらこれまでの活動はお世辞にも「活発」といえる状態にはありませんでした。
ところが最近、その状態に変化がみられるようになりました。例えば左写真の「生活委員会」による「手洗い調査」のグラフです。このグラフは2年生のものですが、各学年作成されそれぞれ昇降口に掲示されています。委員会調査のこうしたグラフ掲示は、過去2年間の中にはありませんでした。
また、右写真は「図書委員会」が校長室前の窓際のスペースを使って「図書委員が薦める一冊」という本の紹介コーナーを設置したものです。
本校の図書館は生徒たちが生活する教室と別棟にあるため、利用率が低いことが悩みの種でした。少しでも多くの生徒の目に触れさせたい、と知恵を絞った結果がこの取り組みとなりました。
こうした委員会活動が少しずつでも活発になっていければ、生徒にとって自らの生活環境を整えていくことにつながり、ひいては主体的な生徒をはぐくむことになると考えています。

2020年9月23日(水)
体育館にエアコンつきました!

彼岸の中日も過ぎ、めっきり気温も下がってきました。今日は近づく台風の影響で、朝からシトシトと雨が降っています。
先週、体育館のエアコン設置工事が行われ、ほぼ完了しました。どのような装置か気になる方もいると思いますので紹介します。
写真のとおり、体育館入り口から舞台に向かって送風口が4つ向いている状態で設置されました。冷房能力がどのくらいなのかは試験運転をしてみなければわかりませんが、まだ室外機等の残余の作業が残っているため、それらすべてが終了したうえで、区による検査を経てから、となりますのでしばらくかかります。
今年の猛暑には間に合いませんでしたが、すべての学校に冷房機を、との区長の公約通り、来年の夏からは向上した環境の中で体育の授業や儀式等も実施できそうです。
新型コロナウイルス対策上でも、エアコンを稼働させ、大型扇風機も使えば、全校生徒が集まる行事も、十分実施可能だと期待しています。

2020年9月18日(金)
修学旅行に向けて

彼岸の連休も近いというのに、今日は朝から気温が上がり、夏を思わせる陽気でした。
3年生は10月の修学旅行に向け、1学期から様々な準備を重ねてきました。今はその仕上げの時期に入っています。
今年度の修学旅行は東北のしかも東日本大震災で大きな被害を受けた地域を含むコースとなっています。宿泊施設は「南三陸町」にあり、2日目のコースには気仙沼市内のフィールドワークも入っています。何よりものメインは、2日目の午前中に予定されている気仙沼市立階上中学校との「交流」です。「東日本大震災遺構・伝承館」を舞台に、防災学習の先進校である階上中学校の生徒からガイドを受けるとともに、「防災」についての意見交流を行います。もちろん、新型コロナウイルス対策を踏まえたうえで実施します。そして、この取り組みに協力していただく階上中学校の皆さんに、せめてもの恩返しとして、東日本大震災に由来した本校のオリジナル曲「いま」を合唱することとしています。その練習を音楽の授業などで行ってきましたが、現地では感染予防のため外で歌うこととしており、その予行演習として今日の午後校庭で歌ってみました。
音がきちんととれていないためか、自信がないパートでは声が小さくなるなどの課題はありますが、当日に向けて精いっぱいの努力を期待しています。
紆余曲折を経ながら想定できる限りの想定と準備を重ね、いよいよ実施も目前に迫りました。連休明けからは、長期の健康観察も始まります。3年生にとって大切なイベントである修学旅行が無事催行されるよう全力を尽くしたいと思います。

2020年9月17日(木)
ぶどう狩り?

校長室の窓側の中庭には「ぶどう棚」があります。扉を開ければ手が届く距離です。例年、ぶどうが実るのですが、今年は私が着任してからの3年でもっとも「豊作」のような気がします。
いつもですと「農業自然観察部」がいつのまにか「収穫」してしまうのですが、今年はそれがないため「たわわに」実ったぶどうの実が重く垂れさがっています。まったく手入れもしていないので、実りかたは決して美しくないですが、食べてみるとそれなりに「甘さ」も感じられます。
今日の昼休みに入ってすぐに大関主任教諭が校長室に来て「外のぶどうなんですが…」と言いかけたので「食べたい?」と試しに聞いてみると、「はい!生徒たちがとって食べてもいいですか」とのこと。もともと、朽ちていくのはもったいないと考えていたので、衛生上の観点から「食べる前に洗うこと」とコロナ対応の観点から「人が触ったものは口にしない」との指示だけ出したところ、2年A組の生徒を中心にどっとやってきて、写真のとおりにぎやかな「ぶどう狩り」タイムになりました。
こういうときに和田中の生徒は男女が和気あいあいと、入り混じって自然に振る舞えるので「いい雰囲気」だなぁ、と横で仕事をしながら感じました。
まだ残っていますので、興味ある生徒は明日以降も昼休みに「ぶどう狩り」をどうぞ。

2020年9月16日(水)
授業点描(技術・美術)

1年生の「技術」では、現在「何かの役に立つもの」というテーマで、木材加工の学習をしています。担当の渋谷先生にうかがうと、何でもよいので何か役に立つものを各自が考え、その設計を行って実際に木材を加工して組み立てる、ことに取り組んでいるとのことです。現在は設計段階なので、写真左のような設計図を何枚も作成して案を練っています。3階の教室ではやや集中力に欠けるところもある1年B組でしたが、木工室では静かに集中して渋谷先生の話を聞いていました。
一方、美術室では3年A組が「CDケースの図案」を作成していました。ほとんどのひとが着色段階まで進んでおり、担当の鈴木先生のお話では、ユニークな発想の生徒が多く見ていて面白いです、とのことでした。完成している生徒は、次の課題である「印鑑ケースの彫刻」に取り組んでいました。彫刻とはいっても、現段階では図案のスケッチ段階ですが、3学期に作成する「篆刻」と完成すればセットになる課題ですので、先を見通して作成できるといいですね。

2020年9月15日(火)
スズメバチの巣

昨日の午後、副校長先生が正門に隣接しているおとなりのお宅の金木犀の樹に「スズメバチ」が出入りしているのを見つけました。よくよく見ると、茂みの中に左写真のようなサッカーボール大の巣がありました。そのことをお隣の方にお伝えし、駆除を区役所に依頼されたほうが良いですよ、とアドバイスして、今日の午前中、専門業者の方が撤去に来ました。学校としては、生徒の安全上万一に備え、今朝の登校は南門だけを使った登校を「すぐメール」を使って促しました。
業者の方が20分くらいかけて除去したものが右写真でした。成虫も幼虫も見えましたが、種類としては「小型スズメバチ」ということで、余計なことをしなければ攻撃はされないとのことでした。
実際お隣の方は、全く気が付いていなかったとのことでした。
巣が撤去された後、外に仕事に出かけていた「働きバチ」が数匹戻ってきましたが、巣がなくなっていたためウロウロして飛んでいました。
2,3日はそうした動きがみられるそうなので、念のため注意したいと思います。

2020年9月14日(月)
生徒会役員委嘱式

今日は、本来なら体育館で行う生徒会役員委嘱式を例によってTeamsによるリモートで行いました。
先日の役員選挙で当選した7名の新役員一人一人に校長室で委嘱状をお渡ししました。少し緊張した表情の7名の皆さんには、新しい和田中、生徒が本当の意味で学校の主役となる和田中を創り出していくために、先頭をきって頑張ってほしいと思います。
委嘱式に先立って、現生徒会長より退任の挨拶がありました。新型コロナウイルス感染症による臨時休業で、任期の後半半年間は思うような活動ができませんでしたが、この経験をこれから先にぜひ生かしてほしいと思います。

2020年9月12日(土)
小学生部活動体験C

最後は、体育館に集合して閉会式を行いましたが、式の中で「吹奏楽部」と「ダンス部」がパフォーマンスを披露してくれました。どちらも表現のレベルが格段に上がったように思いましたが、他の方に聞いても同じような感想を述べられていました。
ギャラリーから見ると小学生は舞台で行われるパフォーマンスを熱心に見ていたように思います。部活動を運営していた和田中生や地域・保護者の方々がその後ろで同じように舞台を見つめていました。
新型コロナウイルス感染症により、様々なイベントが取りやめとなり、学校でのこうした取り組みもほとんど影をひそめてしまっている中、今回の小学生部活動体験
の意義は大きいと思いつつ感染症リスクの観点からは、本当に良かったのか、という気持ちもあります。何事にもリスクはつきものですが…。
しかし、小学生や和田中生の表情や笑顔をみていると「実施してよかった」と確実に思います。悪天候が予想される中、天気も我慢してくれて本当に良かったです。
和田中生の有志のみなさん、青少年育成員会、和田中保護者の会、地域本部、和田小・済美小・杉十小PTAのみなさん、保護者・地域の方々、ご協力ありがとうございました。

2020年9月12日(土)
小学生部活動体験B

人に教えるということは難しいことで、部活動で学び身に付けていることでも、本当にわかっていないと小学生にも教えられないものです。
今回小学生に教えている和田中生の様子を見ていて、いま和田中生自身が学んでいる、という実感をもって参観していました。また、和田中生の表情がどの人も良かったです。

2020年9月12日(土)
小学生部活動体験A

小学生を前にすると、和田中生も自分が何をやればよいのかが分かり、しかも普段活動していることの初歩的なことを教えたり取り組んだりするので、自信をもって接していたように思います。
普段は「教えられる人」「指導される人」という受け身的な立場の多い生徒たちですが、いったんこうした場に立ち会えば、それなりにきちんと対応できる力があることを証明してくれた時間であったように思います。何でもかんでも教員がやるのではなく、生徒にできることは生徒に任せてみる、というスタンスは、学校の中でもっともっと広げていかなければならいなと思いますし、それが本校の教育課題研究のテーマである「学びの構造転換」につながっていきます。

2020年9月12日(土)
小学生部活動体験@

14時から「小学生部活動体験」を行いました。
今回の「体験会」は、昨年までとは大きく異なり、地域・保護者の方々のかかわり、生徒の手による運営、で進められましたので、教職員は基本的に「見守り」に終始しました。
昨年度までは、学校の通常の部活動に期間を決めて「参加したい人はどうぞ」といったものでした。そのため「小学生部活動体験」といっても、体験の場を提供しているだけ、といった感じで、小学生が楽しみながら和田中学校に興味関心をもつ、というところまでは持っていけていなかった、と思います。
今回は、1学期より青少年育成委員会・和田中保護者の会・地域本部・和田小、杉十小、済美小PTAの方々による実行委員会や生徒有志の実行委員会が立ち上がり、検討を加え今日を迎えましたので、目的意識が明確であり、何をどうしていくのかがはっきりとしていたので、大変充実していました。

2020年9月12日(土)
新入生保護者説明会

今日の午後は第1回目の「新入生保護者説明会」を開きました。
「密」を避け、分散して行うためにリモートで行いました。本来ならば、保護者の方々のお顔を見ながら双方向の形で行うべきところですが、現下の情勢を踏まえお許しいただきたいと思います。限られた時間のため、意を尽くせぬ部分もあり、また質問をお受けすることもできませんでしたが、本校は、保護者や中学校区の地域の方々、これから進学を考えているお子さんをお持ちの方々、学校関係者の方たちには、基本的に「公開」ですので、授業参観・部活動見学等、ひと声かけていただければ可能な限り対応いたしますので、今回の説明会にいらっしゃれなかった方々もご遠慮なくどうぞおお越しください。次回は、2月13日(土)の午後に新入生保護者説明会を開きます。

2020年9月11日(金)
生徒会役員選挙A

「立会演説会」が終わると投票に移りました。
投票会場は、国政・都政・区政でも使われる「特別活動室」です。しかも杉並区選挙管理委員会のご協力により、本物の「投票箱」と「記帳台」を使っての投票です。臨場感がいっぱいです。
投票用紙も工夫され、サイズも投票箱に入れやすいサイズとしていました。投票用紙は、廊下に設けられた受付で「生徒手帳」を身分証代わりに提示して受け取ります。
日本では、選挙権年齢が引き下げられ、今では18歳で選挙ができます。自分が投じる一票の意味を学ぶためにも、こうした取り組みは非常に価値があると考えています。
今回の選挙を盛り上げてくれた選挙管理委員の生徒のみなさん、各立候補者の人たち、ありがとうございました。
来年度以降も引き続きこの形式での選挙を続け、社会とつながる学びを和田中で実践していきたいと思います。

2020年9月11日(金)
生徒会役員選挙@

本日は「生徒会役員選挙」の日でした。先日のブログでは「政見放送」についてお伝えしましたが、今日は「Teams」を使ったオンライン立会演説会と投票の様子をご紹介します。
今回の選挙に立候補した人たちはいずれも自分が何をしたいか、和田中をどのようにしたいのかが明確なメッセージとして伝えられる人たちばかりでした。
「進路情報室」を演説会場として、各教室にTeamsを使って映像を投影して各生徒は画面を見ながら各候補者の意気込みなどを確かめていました。
「進路情報室」では、カメラに向かって話しかけているわけですが、どの候補者もカメラの向こう側にいる生徒のみんなを意識しながら「熱弁」を振るっていました。
それを見ていてなんだか「ゾクゾク、ワクワク」してきました。

2020年9月10日(木)
眼科検診

今日は「眼科検診」がありました。
この3年あまり検診のたびに感心することは、検診を待っている間、静かにしている姿が変わらないことです。どうしても手持ち無沙汰になって、前後の友達とふざけたり、おしゃべりがおきることはよくありますが、いずれの学年の生徒も静かに待つ習慣が身についています。これは上級生がそうした姿勢でいるから、代々引き継がれているのだと考えます。
いまは「新型コロナウイルス感染症」対策で、扉を開け放っての検診となるため、何でもない時よりも廊下で待っている間のおしゃべりなどは耳についてしまいます。
学校医の先生が話す診断を聞き取りやすいこの環境は、いつまでも維持していってもらいたい和田中学校の伝統のひとつです。
1学期にできなかった検診がこの後も続きます。生徒の皆さん、当たり前のように整然と受けてくださいね。

2020年9月9日(水)
英語 新出語句

今日は9月9日、「重陽の節句」。「菊の節句」とも言います。「救急の日」でもありましたね。
2年生の英語の時間をのぞくと、今日の新出語句について、ペアで頭の中に入ったかどうかを問題を出し合いながら確認する場面に出会いました。
何気ない「ペア学習」ですが、自然とできるようにするためには「習慣づける」ほど、時間をかけて繰り返し、多様な場面で行ってこなければ、うまくできるものではありません。また、学年固有の男女の関係性のあり方などの問題もあります。
話し合いの習慣づけができていないのに、先生から突然「はい、ではこの問題について話し合ってください。時間は3分です」と言われても、普段話し合うこともなく、ましてや3分間で協議するなどは至難の業です。
中1の初めの頃から、少しずつ少しずつ繰り返しながら、話す習慣づけや時間の観念をもたせることが必要です。教育は一朝一夕にはできないものです。

2020年9月8日(火)
手紙を書く(2年国語)

2年生の国語の授業では「手紙」を書くことに取り組んでいます。教科書にそうした単元があります。生徒たちは「誰に書くか」が定まらず、あれこれ思案している様子が随分と見られました。また相手が決まっても「時候の挨拶」で詰まっている人も少なくなかったです。教科書には見本例が出ているので、それをそのまま当てはめてしまっている例も見られましたが、実際はうだるような暑さの中、教科書で設定されているような「すがすがしい、さわやかな9月の風」といった感じにはなりません。もちろん、現実に即して切り替えている生徒もいますが、そうした部分の「応用的な力」は育てていきたいところです。
参観した教室は、エアコンの効きが悪く室温は「30度」に達していました。感染症予防のために、窓やドアを開けて外気との交換を進めなければならないのですが、施設設備が古いため、冷房効率が上がりにくい環境下での学習は、やはり気の毒に思います。

2020年9月7日(月)
保健体育器械運動

台風10号の影響で週末来、雨が降ったりやんだりが続いていました。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、激しい暑さにも翳りが見え始め、朝夕はだいぶしのぎやすくなりました。
さて、3年生男子の保健体育の授業は、現在天候にはあまり左右されない「器械運動」の授業を行っています。
参観した授業では、マットを使って後転し、足を垂直に上げてそのままその足を後ろについて立ち上がる、という動作に取り組んでいました。体育の先生一人でいくつものグループに分かれて取り組む生徒たちを掌握していくことは、教室での授業が中心だった者としては、難易度が高いように思います。ともするとふざけあったりして、そのことが事故のもとになる、ということはよくあります。和田中学校では、どの教科のどの課題に対してもきちんと取り組む、という姿勢が生徒に身に付いているからこそ、安全な活動が担保されているものと思います。生徒のそうした力に感謝です。

2020年9月4日(金)
専門委員会

今日は専門委員会の日です。
以前、和田中学校では専門委員会のある日は「45分」授業で6コマおこなっていました。しかし、専門委員会の日は先生も生徒も授業自体から何か余裕がなく、せわしない印象があり、さらには放課後の時間に行われる、この委員会活動も時間に追われている印象がありました。
そうした生徒にも先生にとっても余裕を失わせるような活動では実りが少ないと考え、専門委員会の日は6校時をカットして落ち着いて活動に取り組めるようにしました。上は図書委員会と学級委員会の様子ですが、最近生徒自身が物事を考え、こうしたい、こういうふうにしていこう、という雰囲気が少しずつではありますが、出てきているので、「学びの構造転換」を目指していくこれからに、期待がもてるように感じます。

2020年9月3日(木)
生徒会役員選挙政見放送他

9月11日(金)に生徒会役員選挙が行われます。和田中学校では昨年度から杉並区選挙管理委員会のご協力により、実際の選挙で使用する「投票箱」や「記帳台」などをお借りし、投票用紙を交付する場面も「生徒手帳」を身分証として見せてから交付するなどの工夫した形で実施しています。
今年度の役員候補者たちが昨日から明日にかけて、昼の放送で「政見放送」を行っています。内容を聞いていると、どれも具体的に自分の言葉で実現に向けての意欲を感じさせる内容となっています。和田中学校のこの3年間の大きな進歩、生徒たちの成長を感じさせ、大いに期待がもてます。
職員室前の廊下には、これまでになかった候補者たちの「写真入りのポスター」が貼られ、選挙としてのリアリティがより高まるような工夫がされています。学校に来られましたら、ご覧いただきたいと思います。ここまでやっている学校は、そうそうないと思います。
学校が落ち着いている状況が保てている今こそ、生徒たちのもてる力を信頼し発揮してもらって、和田中学校を大きく変えるチャンスだと考えます。

2020年9月2日(水)
相澤です。よろしくお願いします。

昨日より、岡本希教諭の産休代替として着任しました相澤春花教諭です。
2年生と1年生の理科を受け持ち、所属学年は2学年となります。
生徒たちは、慣れ親しんだ岡本先生の次に来る先生はどんな人だろう、と期待と不安の入り混じった気持ちで迎えましたが、明るく礼儀正しい生徒に迎えられた相澤先生も安心して授業に入っていったので、お互いに順調な滑り出しのようです。
この授業では「物質の状態変化」に関する部分を行っていましたが、「物理変化」と「状態変化」という似通った言葉が出てくるため、それぞれどのような違いなのかがよくわからない生徒が、相澤先生に質問していました。一通り説明はしたものの、上手にはできていないことに気づいた相澤先生は「次の時間までに調べてから答えるね」と宿題としていました。教員が言葉を並べ立てて生徒の問いをごまかさず、真摯に向き合う姿勢があってこそ、生徒からの信頼を勝ち取ることができます。ひとつひとつの出来事を積み上げて、生徒に信頼される先生を相澤先生には目指してほしいです。