2025.05.02今日は高円寺学園の5歳の誕生日です。―開園5周年記念集会―

5月2日金曜日、開園記念日である本日の1校時、大アリーナにおいて、中学部生徒会、小学部代表委員会主催の高円寺学園開園5周年記念集会(以下、「記念集会」)が行われました。
昨年の開園記念日には、私が高円寺学園の開園までの経緯、閉校した3校の先生、児童・生徒、卒業生、地域の方々との思い出などについて、記録や取材をもとにお話しさせていただきましたが、今年は実際に閉校に関わった校長先生、先生方に当時のお話を聞いたり、生徒会役員の生徒がインタビューをしたりするなど、「当事者の声」を聴く良い機会となりました。
小学部代表委員のエスコートにより、登壇した、当時の高円寺中学校長、初代学園長の橋本先生からは、高円寺中学校の標準服がセーラー服や学ランだったこと、現在のように生徒が連をつくり阿波おどりを体育祭や文化祭で披露していたこと、楠木がシンボルツリーだったこと、当時から杉四小、杉八小との交流が行われていたことについてのお話がありました。
杉並第四小学校の最後の校長先生だった高橋先生からは、高円寺学園ができるまでの経緯、高円寺中学校の校庭に大きな高円寺学園の建物が建設されていく様子や杉四小学校と高円寺学園の交流について、当時の写真をもとにご説明いただきました。シンボルツリーだった楠木を切る日には、氷川神社の宮司さんに来ていただいたことについてもお話いただきました。
杉並第八小学校の主幹教諭であった元副学園長の半田先生からは、児童数が少ないという特徴を生かし、児童たちをとても大切にした教育が行われていたこと、「ハッチ―」というマスコットキャラクターがいたことや当時の児童たちが、閉校の際、寂しい気持ちと前進したいという思いが入り混じっていたこと等についてお話かありました。
生徒会役員のインタビューに中で、3人の方からは、「学園がさらに高円寺のまちの良さを吸収して発展していってもらいたいこと。」「地域の方に信頼される学校になってもらいたいこと。」「皆が楽しい気持ちになれる素敵な学園にしてもらいたいこと。」などの思いが語られました。
生徒会長、代表委員の児童からは、お越しになられた先生方への御礼の言葉とともに、これまでの本学園の歴史・文化・伝統を踏まえ、自分たちでもっとすばらしい学園にしていきたいという熱い思いが全児童・生徒、教職員に伝えられました。
記念集会の企画・運営に始まり、講師の先生の誘導・案内から、司会進行、インタビュー、美術部員からのシンボルマーク等アンケート依頼、最初と最後の挨拶、代表児童・生徒の言葉まで、全て中学部生徒会、代表委員が中心となって行いました。皆さんのお陰で素晴らしい記念集会となりました。11月20日に行われる予定となっている記念式典等についても、児童と生徒が主役となるよう後押ししていきたいと思います。
心に残る素敵な開園5周年記念集会となりました。
追伸...今日の給食は開園記念日ということで、お赤飯でした。各学級に配られる給食通信「いただきます!」のメッセージをお知らせします。
学園長先生の検食用の給食には、お赤飯にゴマ塩で「5」が書かれ、抹茶ケーキにはホワイトチョコレートで「祝」の文字が書かれていました。栄養教諭、調理師さんのお気遣いです。各教室に配られた抹茶ケーキにも、「????・こ・う・え・ん・じ・が・く・え・ん 5・し・ゅ・う・ね・ん お・め・で・と・う・!」のメッセージが一文字ずつ書かれていたようです。
≪給食室より≫
「今日は、5周年のお祝いに合わせて、『お赤飯』を炊きました。昔から日本では、お祝いの時に『お赤飯』を食べる習慣があります。赤い豆は『ささげ』と言います。苦手な人もお祝いの気持ちで食べてください。デザートのケーキは、みなさんの好きな『抹茶のケーキ』です。みんなで5周年をお祝いしましょう。」