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2025.07.15中学部 セーフティ教室

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7月15日火曜日6校時、中学部全学年・学級の生徒たちを対象に、東京都ファミリーeルール事務局、教育企画担当の四方氏を講師として、「デジタル・シティズンシップ」の育成を目指したセーフティ教室を行いました。

今回の講演テーマは、「スマホ・SNSのスマートな使い方」でしたが、ほとんどの生徒たちが使っているスマートフォンが使い方によっては、犯罪に加担したり、人を傷つけたりすることに簡単に結びついてしまうことについて、生徒たちの現在の使用の仕方・状況等を踏まえたお話をしてくださいました。

私が心に残ったことは、SNSでの軽はずみな言動が、「名誉棄損罪」「侮辱罪」「脅迫罪」や「損害賠償」の対象になり得ることについて、改めて考えさせられました。
また、本学園でも時として、いじめ案件として対応する「SNSでの悪口等の書き込み」等についても、傍観者にならず、誰かが、悪口を投稿することは良くないことと当時者に気付かせる手立てであるということも心に留まりました。さらに、その悪口や嘘の情報を拡散すること恐ろしさについても改めて、肝に銘じることができました。本学園の児童・生徒に「情報モラルを含むデジタル・シティズンシップ教育」を進めることで「ネットいじめ」などを防いでいかなければなりません。

もう一つ、講師の先生のお話の中で「ネットは人の射幸心を刺激する」というお話が心に残りました。
射幸心とは、努力や苦労をすることなく、利益や成功だけを願う、偶然の利益を労せずに得ようとする心であり、ネットによるギャンブル依存症やガチャや課金ゲームに引き込ずりこむ、誰の心の中にも潜んでいる厄介な心です。この射幸心を抑制するためにも、デジタル技術、インターネットの利用について責任ある行動がとれる、正しい知識と理解、心をもって社会参加できるようにすることを目指すデジタル・シティズンシップ教育を進めていかなければなりません。

残念ながら一年に一度は、小学部でも中学部でも、SNSで人の悪口を書き込んだり、非難したりする書き込みをする事案が本学園でも発生しています。
そのような事を防止するためにも、夏休み前、いじめ防止強化週間、人権週間等でこの「ネットいじめ」については取り上げ、児童・生徒の心にデジタル・シティズンシップ、情報モラルの芽を育てて行きたいと思います。

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