2025.11.28来年4月、小学校に入学する近隣園児たちと2年生が一緒に遊びました。
11月28日金曜日、2・3校時、2年生の児童たちが小アリーナにおいて、近隣園の園児たちと自分たちで制作したおもちゃやゲームを使って楽しく遊びました。
本学園の2年生が、生活科の時間に作ったおもちゃ・ゲームを用いて、近隣園の年長の園児たちと交流を深めました。今日の交流で2年生は、自分たちの考えたおもちゃやゲームを園児たちが夢中になって遊んでくれている様子を目の当たりにして、とても満足げでした。2年生が、交流する園児たちが「どうしたら楽しんでくれるのか、喜んでくれるのか」を一生懸命に考え制作している成果だと思います。
インフルエンザの流行等で自分が通っていた子供園・保育園・幼稚園が今回のイベントに参加できなかったことを寂しがる児童もいましたが、皆、とても楽しそうに園児たちと遊んでいました。
きっと今日参加した年長の園児たちも、これまで以上に小学校に入学することを楽しみにしてくれるようになるのだと思います。本学園の児童にとっては、制作活動等を通して、想像力や協働性をはぐくむとともに、今回の交流を成功させたことから自己肯定感等を高めることができたと思います。また、参加してくれた園児たちにとっても、小学校進学への不安等を和らげたり、年上の児童たちとの交流から学んだりすることが多くあったと思います。
幼稚園、保育園と小学校が今のように連携を深めるようになっていった背景には、「小1プロブレム」という、新1年生が入学後の落ち着かない状況、立ち歩きなどの授業規律が成立しない状況が問題化されていったことにあります。そのような問題を回避するためには、園児が小学校についての園児なりの展望を入学前にもつことや、保育園・幼稚園等の就学前の教育・保育の実態等について小学校教員が理解を深めなければなりません。
本学園は、3校統合される前まで、その中の1校である杉並第四小学校に子供園が併設されており、そのことから杉並区内でも最も、幼保小交流が進んでいたエリアとなっていました。その伝統を引き継ぎ、これからも本学園の児童・生徒のため、地域にある子供園、幼稚園、保育園のため、幼保小(中)交流を継続・発展させていきたいと思います。
